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ヤンデレではいけませんか、ご主人様?  作者: 終焉の焔
第1章 猫のちストーカーのちヤンデレメイド
9/17

ストーカーのいる日常ーextra

過去回想ですので短めです。

次現在い戻ってそのまた次あたりに回想を挟むと思います。


文字数が少ないのはいかんせん時間がないのからです。


前話訂正で生徒たちの呟きの所が生徒会長様ではなくて違う方になっていたのを訂正しました。

因みにその違う方は後ほど登場します。

「ご主人様!……もう……どこに行ったんですか…」


パーティーの雑踏の中で、私はため息を吐いた。


お義父様から、目を離さずに一緒に居てやってくれと言われていたのに。

でも、あれ程元気なら大丈夫だろう。


私はとぼとぼと、雑踏の中でご主人様を探し歩く。


人混みの中、砂地に落とした、コンタクトでも拾うように、ただあてもなく彷徨う。


ーーーーーーーーーーーーー


いつの間にか奈央とはぐれてしまった。


それは、悲しくないはずなのに、堪らなく悲しかった。


今思えば、どうとでもなかっただろうが、その時の心境は、親とはぐれた子供状態だっただろう。


その時、俺は人前である事に憚らず、大声で泣いた。

周りの大人などは。そんな俺に見向きもせずにただ、はしたない笑い声を響かせているだけであった。


そんな中で、彼女は俺に手を差し伸べた。


「君、大丈夫?」


と。腰まである黒髪は大人っぽい美しさを持ちながら、その容姿は自分と同じまだ子供だった


「君、名前は?」

「……びゃ…白蘭(びゃくらん)(めぐむ)…」

「へぇ…白蘭会長の……じゃあ私の一個違いだね」


少女は少し考えるようにしてから言う。

そのあどけなさ残る笑顔は相手が子供であるというのに、何故か母性のようなものすら感じ、安らぎを覚えた。


「そうなの?」

「うん。小学校一年生でしょ?」

「うん」

「じゃあ、きっと仲良くできるよ!私の名前はーー」


記憶に靄がかかったように、少女の名前は聞き取れない。

ただ、分かったことは少女が包容力のある優しい少女であったという事とーー






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