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魔術師の燐  作者: 兎魔叶
序章
1/1

第一話 2150年の東京

初めましてィ

兎魔叶っていいまさァ


あ、これでトマトと読むでィ


残酷なとこが多い小説になりますが

呼んでくれると嬉しいです!

ハァ、ハァ、ハァ。

深夜の街の中で荒い息遣いが響く。

2150年の東京。

ネオンは深夜といえど煌々と輝く。


一昨日。

東京、いや日本である大ニュースが報道された。

政府がある組織の中の者や組織に関与した者、全員を捕えろというものだ。

昨日から組織狩りが行われ、多くの人が捕えられた。


そして、今日。

東京の路地でハァ、ハァと息をする少年。


少しの光で映し出される少年の姿は異様だった。

右手からはポタポタと血が垂れ、左足は血で赤く染まっている。

頬にも切り傷があり、そこから血が出ている。

少年のうすい黄緑の長髪も血がはね、赤くなっている。

そして目は血と同じ鮮血の赤。


少年は息を整えるとその場に蹲る。

傷が痛むのか時々、体をピクリと震わせるがそれ以外は全く動かない。


それから少し経った時。

少年の居るすぐ近くで断末魔のような叫び声が響いた。

女性の声だろうか・・・。

その後、バチという電気音がした。


絶叫が辺りを包む。


少年はビクッと震えた。

少年は咄嗟に耳をふさぐ。

それでも絶叫は耳の中に入って来る。

少年は目をギュッと瞑った。


しばらくして絶叫が鳴りやんだ。

少年は目を開けると音を立てずにそっと覗いた。

そこからは倒れた女性と政府が組織狩りに出した人達が見えた。

少年はそこから目を外すとまた蹲った。


何分経っただろう・・・。

辺りは静まり返っていた。


だがそれを何人ものの足音がぶち壊した。

足音は少年の方へドンドン近づく。

少年は立ち上がろうとするが左足に激痛が走る。


「あぅ・・・」


少年はつい声を上げてしまった。

それを聞きつけた人が駆け足でこちらへ近づいてくる。

少年は左足に負担がかからないよう立ち上がると壁に手を当て歩き始めた。

だが歩くのと走るのとでは走る方が速い。


「動くな」


2、3m進んだところで後ろから冷たい声がかけられた。

それでも少年は右足を前に出す。

だが、体に熱いものが走った。


「うぁ・・・」


少年はその場に倒れこむ。

体は自由がきかない。

かなりの高い電圧が体を走ったのだろう。


周りの一人が少年を抱えると車輪付きの牢の中へと入って行った。

牢の中には木の柱が立っている。

少年は何をされるかを察し体を動かそうとするが体は動いてくれない。


人々は少年の体を柱へ縛り付けていく。

手を、腹を、足を縄できつく、固く縛る。


「あっ・・・あぅ・・・うぁ・・・」


その痛みに少年は声を上げた。

だがその悲鳴には耳を傾けず作業を進める。


(こいつら心がないのかよ・・・)


少年は心の中で叫んだ。

だがだんだんと意識が遠くなっていく。

人々は牢を出ると牢に鍵をかけた。


ガチャン!


鉄の音が辺りに響いた。

その後、少年は意識を手放した。



はい、しょっぱなからエライことに・・・・


もう自分でもわけがわからない!!


多分、どんどん残酷に・・・・


感想お願いします、はい。

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