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秘密を知ってしまいました。

私がこの世界へ来てから三ヶ月が経ちました。ホント、早いものです。

私が失恋の痛手はまだ治っていません。時折、思い出す。そして、今頃みんなどうしてるのかなぁ~~?

私は家族とは疎開になっているから私自身、寂しいと感じたことはないんだけど。

今になって彼の事が思い出されて。悲しいと思うよりやっぱり「腹が立つ」ってほうが大きい!

きっとカワイクないんだ!私は。友達からは相談ばかり受けるし。私の性格を知ってる友達は決まって「ウソー!あんたでもそんなこと思うんだ~~」とまるで私は悩み無しって思われている。

私も年頃の乙女。って言える歳でもないけれど。

「・・・はぁーー・・」とため息ばかり。でもさ、過去のことをウダウダ言っても仕方がないし。

「前進あるのみ」って感じ。


柱にもたれながら私は過去の思い出にふけっている時、目の端に何やら黒っぽい物が。

「今の何??」と好奇心旺盛な私はもちろん見に行くでしょう!

そしたらさ、鷹くんが何かと話しているのよ。私は行儀が悪いと思いつつ会話が聞きたいから傍に寄るでしょうよ。男の人らしい感じはしたんだけど鷹くんの背中ではっきり見えない。

チラホラとは見たんだけど・・・イケメンでした。その人。

「凛」と鷹くんに呼ばれた。「クソ!ばれたか!!」心の声で突っ込みたくなりかけたわよ。

多分、前から気づいていたのよね~~きっと。

そこで私は「今、出会いましたわ」と言う顔で鷹くんの傍へ行ったのよ。

すると、珍しく鷹くんはその人を紹介してくれたの。そのイケメンさんは私の顔を見て無表情。

「こら!人がニコって愛想笑いしてんのに笑えよ~~~」と口から出そうな言葉を飲み込みました。


鷹くん曰く「この者は『令』私の妖だ。」

「令」「妖」・・・なんですか?それって。

そして続きがあるのよ鷹くんは言うのには「この事は屋敷の者はみな知らない。知っているのは凛と萩だけだ。決して口外しないように。いいな!」

なんだか聞いてはいけない事を聞いてしまったようです。

これって・・・鷹くんの秘密ですか!?

思わず私の顔はニヤけてしまっています。


良いこと聞いたわ~~~~


私のお口はチャックします。


やっと、ご主人様の秘密までたどりつけました。

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