相談をしてみました。
今日は、私の友達でもある咲子さまと楓さまが私とお喋りをされに屋敷に訪問されます。
私は一つ悩みがあります。その悩みを友達に相談してみようかと思っております。
「ご機嫌いかがですか?凛さま。」
「お姉さま。お元気ですか?」
「まぁ、いらっしゃいませ。」
「お姉さま。今日は今、流行っている絵巻物を持って参りましたの。皆様で見ましょう!」
「わたくしはコレ!今、流行のお菓子でございます。皆様で頂きましょう!」
「お二人とも。有り難うございます。私は嬉しく思います。」
そうなのです。咲子さまと楓さまが達が私を気遣って下さっていると思います。多分ですが。
そして、今流行りの絵巻物は「竹取物語」・・・・・これって・・・・確か昔に読んだ記憶がある??
お姉さまは今日も、変なのでございます。以前と違って大人しいのでございます。
でも、お姉さまはこの絵巻物を見ていらっしゃる目がイキイキしているので嬉しく思います。
やはり。お姉さまも女でございますね。「恋物語」に夢をお持ちなのですわ。
今日の凛ちゃんも同じでございました。以前でしたら、「やたら」とわたくし達の事を聞きたがっておいでだったのに。このような大人しい凛ちゃんは何だか不気味な感じが致します。
「お姉さま。どうでございますか?鷹明様との生活は?楓は聞きたいのです。」
「・・・・・そうですね~何時もと変わりませんけれど。ただ、旦那さまは私とあまり話されることが苦手のようで私が話しても後が続きません。どうしてなのでしょうか?それに私達は相思相愛で結ばれた。と萩さんは言っていたのですが、このようなものなのですか??」
「・・・・・相思相愛ですか・・・・・」(楓)
「咲子さまのご主人様の康紀さまはどうですか?咲子さまとよく話されていますか?」
「そ、そうですね。康紀さまもお帰りが遅い時がございますから・・・・でも、凛さま、夫婦それぞれではありませんか?わたくしは、そう思います。だから、相思相愛の結びでも凛さまと鷹明さま御夫婦はそれで良いのではないでしょうか。」
「お、お姉さま。私もそのように思います。」
「さぁ、お姉さま。このお話しですが、この姫は・・・・・・・・・・・・・・」
「如何されたのですか?楓さま。この"竹取物語"は月からお姫様が我らが住む世界に降臨なされて月へ帰られる話しでございます。そして、」
「咲子さま!!!!」(私は咲子さまに目線でダメですわよ。この話しは)
「そ、そ、そうでございましたわね!ホホホホ・・・・・」
「・・・・・何ですか?お二人で。でも、私はこの話しを知っているような気がするのですが。三人の貴族の男の方が月の姫様を取り合いする話しではなかったですか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・!」(咲子&楓)
「・・・・凛さま!思い出されてのでございますか?」
「何を?」
「・・・・いいえ。」
「あの~。咲子さまと楓さまにお聞きしたいのですが、皆さんは旦那様と同じお布団で休まれておられるのですか?」
「プッー!!・・・・失礼いたしました。」
「・・・・・咲子さま。どうしたのです。お茶を吹かれて!」
「楓さまは友親さまとご一緒ですか?」
「はい。・・・・・恥ずかしゅうございます。(真っ赤)・・・・」
「では、咲子さまは?」
「・・・・・はい。一緒でございますが、凛さま?何故ですの。」
「萩さんに聞かれたものですから。"北の方様。鷹明様とご一緒に休まれておいでですものね。ホホホ・・"・・・このように言われたものですから。皆さんはどうなかな?と思いまして。」
「あの、私は別なのです。皆さん、ご一緒に休まれている。・・・どうしてなのでしょう?鷹明さまはもう、私の事が嫌いになられたのでしょうか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(咲子&楓)
「そんな事はございませんわ。鷹明さまは友親さまに何時も、凛が。凛は。とお姉さまの事を連語されておいでです。」
「そ、そうですわ。康紀さまにだって、凛。凛。と鷹明さまは申されておられます。凛さま、そう御心配されなくても宜しいのでは。」
「でも、私は鷹明さまの北の方なのに・・・・」
「凛さま、お寂しいのでございますね。・・・分かりましたわ!わたくしから鷹明さまにお話をさせて頂きます。」
「私も鷹明さまに・・・・・・やっぱり私には無理でございます。とても、とても言えませんわ。」
(皆さん。それ程までに私のことを心配して頂いて嬉しいですわ。でも、このような大事な事は私から直接、旦那さまに話さないといけませんわね。きっと!)
「皆さま。有り難うございます。でも、この事は私から鷹明さまに話したいと思います。」
「・・・・・・そ、そう、そうでございますわね・・・・」
「鷹明さま・・・・お話しがございます。」
「凛か。話しがあると申すのか?」
「はい。・・・・・・・旦那さま。私達はどうして一緒に寝ないのですか?咲子さまも楓さまも旦那さま方とご一緒に休まれます。どうしてなのでしょうか?」
「・・・・・・・・・・・凛。・・・俺と一緒に休みたいのか?」
「はい!!」
ハァ~~!!・・・誰が、凛にそんな事を教えたのだ~~~~!!




