歌会後 おまけ
それは、女三人でガールズトークをした夜、ターくんと会話をしていたのです。
「凛、皆での会話はどうだったのだ?」
「ターくんこそ、数日前、男三人で話してたでしょう!」
「・・・・・・」(お互い無言)
きっと、私達の事は良い話しはナシだったんだ~~
無言になりおって。きっと、良い話ではないのだな。
「ねえ、きっと私の事ばかり話してたんだ~~!」
「何も!おまえはよく頑張った!って皆、話してたぞ。」
「ウソー!絶対ウソ。」
「何故、そう思う?」
「だってー!歌は下手だし。でも、咲ちゃんと楓ちゃんとは仲良くなれたよ~。」
「咲ちゃん?・・・もしかしたら咲子殿のことか!」
「そうそう!そして、咲ちゃんと楓ちゃんの結婚のなりそめも聞けたし。満足、満足」
「おまえなぁ~~!」
「それにしても・・・・康くんって思いかけたら一途だったのね!友くんってさ、大胆だわ。
私の世界だったら友くんは犯罪者よ。この世界でよかったね~~~」
「・・・・・・・・」
「ターくん!何か喋ってよ!」
「凛・・・そのターくんと呼ぶのは止めてくれ!俺は恥ずかしい!」
「ターくんって呼ばれるのイヤだったの~~~知らなかったわ」
「馬鹿か!おまえは! おまえと話していると疲れる!」
「ねえ、ターくん。ターくんは私のこと、好きなの?」
「ハァー!!誰がおまえの事を好きだって!馬鹿か!」
「馬鹿、馬鹿って言うな~~!馬鹿って言うターくんが馬鹿なんだから!」
「おまえと話していると・・・・俺はおまえの馬鹿が移ったようだ。」
「ひっどい~~~~!!」
この二人・・・・お互い様のように思います。
お互い様だって!俺は普通だ!
私も普通だわよ!




