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歌会後。三人のガールズトーク。

歌会後、私は本当によく頑張ったと思った。

しかし、ご主人様は褒めてくれず逆に怒られた!何故だ?私は慣れない事を一生懸命に読んだのに。

私は今、ストレスが溜まっています。

だから、楓ちゃんと咲子さまに出会って愚痴を言おうと思います。

萩さんに二人に連絡を取って貰いました。その返事が昨日きました。

今日は私の家でもあるご主人さまの屋敷でガールズトークなるものをします。

めちゃめちゃ楽しみです。


「今日はお招きありがとう存じます。凛様」


「お姉さま。お招き有り難うございます。」


「二人とも元気だった?今日は楽しもうね!」


「それはそうと、今日は鷹明さまは?」


「そうですね。屋敷の中のひっそりしているような気が致します。」


「そうなんです!今日は屋敷の中のお手伝いさんと一緒に何処かに出かけてもらったのです。」


「エッ!凛さまがお願いされたのですか?」


「そうそう。だって、私達の話しを聞かれたらイヤだもん。」


「・・・・・・そうでございますわね。ホホホ・・・」


「さすが!お姉さまですこと。(ニコニコ)」


「ところでさ、あの後(歌会)どうだった?旦那さん達は。」


「そうでございますわね~~。康紀さまは変わりません。いつもあの様子でございますから。」


「友親さまは「楓。凛殿がそれほど好きなのか?」ですって!」


友親さんらしいわ。それに康紀さんも。


私は言う。

あのさ、私が咲子さまと康紀さん。楓さんと友親さんを見て思ったのよ。

二人とも、奥さんに惚れているわ。

なんだかんだと言っても、奥さん達の言う事を聞かないと怖い?みたいな。


「ホホホホ・・・」(咲子さま)


「イヤですわ~~~お姉さま~~~恥ずかしいですわ!」(楓さん)


ところで、お二人にお聞きしたいんだけど・・・

ねえ、咲子さまは康紀さんの何所が良かったの?


「そうですわね。康紀さまは、あのように真面目なお方でいらっしゃるから浮気など無理だと思いましたの。そして、わたくしの希望は「わたくしだけを愛して」下さらないといやでございます。

わたくしと康紀さまの婚儀は本当に大変だったのでございます。わたくし、康紀さまに攫われましたのよ。」


「はい?攫われたんですか?また、どうして。」


「お姉さま、この件は私もお手伝いをさせて頂きました。本当に康紀さまにとっては「命を賭けた恋」って言うのでしょうか。私、憧れました。」


「本当に楓さまにもお世話になりました。」


「ヘェ~~そんな事があったんだ。ロマンチックね~~」


「そうでございますね。本当にロマンチックな恋でございます。」


・・・・・なんで、咲子さまがロマンチックって言葉を知っているの?


「ねえ、咲子さま、聞くんだけど何故、ロマンチックって言葉知っているの?」


「・・・・・・」


「咲子さま、その、ろ・・ろま・・なんですか?その言葉は?」


「咲子さま、ごめんね!言いたくなかったらいいのよ。」


「凛さま、楓さま。また、お話しさせて頂きます。申し訳ございません。」


「いいのよ~~もう、咲子さま。暗くならないでよ~~」(凛。楓ちゃん)


気を取り直して。

「お姉さま。あの歌。最後の歌でございます。の・・・さん・・・・・ゆ・・こんな感じのでございます。」

「それはね。No thank youでしょう!これは「英語」って言って日本語ではないのよ。」


「では、月の言葉でございますか?」


「エッ!月の言葉・・・・」


「ホホホホ・・・・楓さま。そうですのよ。月の言葉でございます。」


「もう~~、咲子さままで・・・・」

エッ!何故?・・・咲子さま!英語が分かるんだ!なんで?この時代のお方でしょうが。不思議。

もしかしたら、私と同じ?・・・まさかねぇ~~


「楓ちゃん。は友親さんと、どうして結婚したの?」


「そうですわね。初め、私は友親さまの事は知らなかったのでございます。ある日、私は女房と寺参りに行った時、悪者に絡まれましたの。その時に助けて頂いたのでございます。そして屋敷まで送って下さったのでございます。友親さまはあの通り綺麗な方でございましょう、私は、からかわれていると思ったのでございます。でも、毎日毎日、文を下さるし、贈り物も。それはそれは沢山。

でも、あの方、宮中で女房様に人気もあって・・・私など。とあきらめておりました。

そして、お父様から見合い話しがあって。私はもう、友親さまの事を忘れよう。と思っていたのですが、あまりの友親さまからの何回も「会って下さい」との言葉。私、嫁ぐ前の良い思いでになると思い出会いました。それも友親さまの屋敷で。そして、友親さまが私を屋敷に返して頂けなくて・・・

気が付いてみますと婚儀が終わっておりました。・・・・恥ずかしゅうございます。」


「・・・・・楓ちゃん・・・それって「監禁」って言うのよ。」


「すごいね~~~!二人とも!咲子さまは攫われた。楓ちゃんは監禁。おの二人はいったい何なの!」


「ところで、凛さま。鷹明さまとはどうですの?」

「私もお聞きしたいですわ。」


「もう~二人とも~ 私と鷹明さんとはご主人様と下僕の関係?」


「でも、鷹明さまは凛さまをそんな目で見てはおられないと思います。


「私もそう思います。だって、あの鷹明さまですもん。女には冷たいと有名でしたのよ。それなのに、お姉さまだけには、あのように楽しそうにお話しをされますもの。ねぇ、咲子さま!」


「ええ。多分、私の勘でございますが、鷹明さまは凛さまの事を好きだと思います。」


「私もそう思います。お姉さま。」


そうなのかなぁ~~~でもあの意地悪な鷹明だしな・・・


「でもね、鷹明さん、私にはすご~~く意地悪なんだから。いつも怒ってばかり。それでも私の事が好きって信じられんわ!!」


「プッー!凛さまったらホホホ・・・・」


「ホホホホ・・・・ほんと。お姉さまは鈍感ですのね。」


「・・・鈍感・・・・この私がですか?」


「よく言いますでしょう!好きな子をいじめる。」


「・・・・・??・・・・」(凛)


そうなのかな?


「分かったわ!よく観察してみます。鷹明さんの事を。」



楓さま、凛さまって本当に鈍感といいましょうか。


咲子さま、私もそのように思います。


それにしても鷹明さまもお可哀そうに・・・・・・(咲子さま。楓ちゃん)



私達三人の呼び名決めでこの会が終わりました。


「咲子さま。私のこと凛さまって呼ばないで!凛でいいよ」


「では、わたくしの事も咲子さまとは呼ばないで頂けます?咲子で宜しいですわ。」


「いいえ、いいえ。咲子などと呼び捨てにはできません。康くんに叱られます。

じゃあ、咲ちゃんと呼ばせて頂きます。」


「では、わたくしは凛ちゃんと。」


「咲子さま、私も楓さまではなく、楓とお呼び下さいませ。


「楓とは、とても呼べませんわ。では、わたくしも楓ちゃんと。」


「私は咲さんとお呼びいたします。」

ガールズとークでした。


なんか、大した内容じゃなくてすみません(凛。咲子。楓)

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