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宴会

アマテラス「これにて今回の会談は終了といたす。なんぞあるか?」

トール「特には無いですな」

インドラ「オラぁ達はまぁ、アマテラス様達と違ってぇ古い神扱いなもんで、そこらは気楽なもんですわぁ」

アマテラス「では、スサノオよ」

スサノオ「……はっ」

アマテラス「トール殿とインドラ殿を宴会場に案内せさせとらせよ」

スサノオ「……承知。では、こちらに」

トール「おお! ようやく飯が食えるのぉ!」

インドラ「オメは飯の事ばっかだなぁ」

トール「重要な事だろう?」


ドスドス……

移動中


インドラ「そんにしても、スサノオちゃん、ずっと縮みこまったまんまだったなぁ」

スサノオ「……やれやれだZE。あの状態の姉貴はマジでヤベーんだYO……。疲れたZE……」

トール「お主、アマテラス殿と肩を並べる『三貴神』の一柱ではなかったのか?」

スサノオ「昔はまぁそうだったんだがYO……。時代と共に信仰が変わって、今と昔じゃ力関係に差がついちまってYO……」

インドラ「オラぁみてぇなもんかぁ」

トール「だが、肩書は変わっておらんのだろう?」

スサノオ「そうだが、俺は普段は伊勢に居ねぇからYO……。高天原時代が懐かしいZE……」

インドラ「そんなもんかいなぁ」

トール「その時に色々とやらかしたんだよなぁ! わっはははは!」

スサノオ「むぅ……」

インドラ「そんなんで、こんあとの宴会は大丈夫なんかぁ?」

スサノオ「それについちゃ、大丈夫だZE。今回は宴会時は姉貴も普段の状態に戻る筈だからNA!」

インドラ「そうなんかぁ?」

トール「そう言えば、以前の時は、父上も来てたからなのか、メシ時でもずっとあのままであったな」

スサノオ「前はオーディン殿とずっと話し込んでいたしNA。今回は食う、飲むばかりのお前らだから、大丈夫だZE! ……多分」

インドラ「多分なんかいやぁ」

トール「我はどちらでも構わんがな」


ドスドス……

宴会場


スサノオ「着いたZE」

道真「おお、トール様、インドラ様、スサノオ様。お待ちしておりましたぞ」

トール「道真殿。お主が準備しておったのか! 中々に良き場所だな!」

インドラ「広い宴会場じゃねぇかぁ」

道真「ささ、こちらに」

トール「すまんのぉ」

インドラ「オメ、会談の場には居らねぇと思ったら、こっち居ったんかぁ」

道真「私めは、あの会談の場に入る事すら憚られる故……」

トール「お主、この国では『天神様』として祀られてるはずだが」

インドラ「オラ達とおんなじ、『雷神』でねぇか」

スサノオ「なんだかんだで、この国の神も、年功序列的な所もあるからNA! 神になって1000年程度の道真は、まぁ『若い神』なのSA」

インドラ「そんなもんかいやぁ」

道真「しばし、こちらでお待ち頂きたい。食事をトヨウケ様がご準備なさっておる故」

スサノオ「つっても、ハンバーガーだろGA」

道真「量が量だけに……」

インドラ「オラぁ、寿司もお願いしてたっけなぁ。はよ、酒飲みてぇなぁ」

トール「待ち遠しいのぉ!」


数分後


トヨウケ「火車さん、こちらに」

火車「フヒー……。ふにゃー。こんな量のバーガー運ぶの初めてだにゃー」

トヨウケ「結局は、沢山の店舗をはしごして購入する羽目になりましたね……」

火車「荷車がパンパンだにゃー。こりゃ、次の亡者を運ぶ時、バーガーの良い匂いがつきそうだにゃー……」

トヨウケ「お待ちいたしました」

道真「お疲れ様でございます」


トール「おお! あれは噂のネコ〇スではないか?」

インドラ「オラもそれは知ってるなぁ。けんど、中に乗れるっちゅーほどでかくないぞぉ」

スサノオ「せいぜい、上に乗るって程度だZE。トールはそれも無理そうだがNA。そしてあれはネコ〇スじゃなくて、火車ちゃんだZE」

トール「荷車に大量にあるのは、ハンバーガーか!」

インドラ「スサノオちゃんも乗ったら、あの猫ちゃんが潰れちゃうなぁ」

スサノオ「ほっそい、インドラなら、なんとか乗って運んでもらえるサイズだからNA」

インドラ「あんな可愛い猫ちゃんに乗る気はねぇなぁ。乗って潰しちまったら可哀そうだぁ」

スサノオ「ちなみに人間体に化けるとかなりの美人だZE」

トール「ほう。それは是非に見てみたいものだのぉ!」


火車「えーと。マクドロナルドロのバーガーは全部単品で、ビックリマックリ120個に、トリプルチーズバーガー50個に、てりやきバーガー30個、ベーコンサンドレタスが30個、チキンバーガーが20個、ハンバーガーが50個、タマゴチーズが2個。あと、別で天満寿屋のお寿司が3人前と、板屋のかけ蕎麦2杯と、不死家の苺のショートケーキが3つですにゃー。……こんな量、食べきれるんですかにゃ……」

トヨウケ「バーガーは余ったら、トールさんのお土産にでもしますので」

火車「あと、ちょいちょい、注文に偏りがあるようですがにゃ」

トヨウケ「バーガー類はほぼ全部が、トールさんとスサノオさんの分です。お寿司は、インドラさんと、私と道真さんの分で、お蕎麦はアマちゃんとシナ君の分で、ケーキはツクさんの分ですね」

火車「……ツクヨミ様、主食が無いですにゃ……」

トヨウケ「タマゴチーズだけは、私と道真さんの分なので。その分お寿司が余りますので、卵巻きなどをツクさんに渡します」

火車「……かけ蕎麦の二柱の方は、それでいいんですかにゃ……」

トヨウケ「お好きなので……。ところで火車さん、バーガーどれか持っていきますか?」

火車「いいんですかにゃ?」

トヨウケ「これだけあれば、一個や二個くらい、いいでしょう」

火車「そんじゃ、ビックリマックリ1個とチキンバーガー1個を貰いますにゃ」


テコテコテコ……

アマちゃん「わー! バーガーいっぱいだ~」

シナツヒコ「俺らは蕎麦だぞ」

アマちゃん「お蕎麦大好き~!」

トヨウケ「『いただきます』をしてからですからね」

アマちゃん「は~い」

インドラ「(コソコソ)なんか、戻っておられるぞぉ」

トール「(コソコソ)我はむしろ、あの状態の方が新鮮だ」

スサノオ「(コソコソ)良かったZE~。これで存分に飯が食える」

トヨウケ「では、アマちゃん。皆さんにも『いただきます』してください」

火車「そんじゃ、わっちは帰りますにゃー」

トヨウケ「あっ。火車さん、もう一つお頼みしたいことが……」

火車「ふにゃ?」


テコテコテコ……

アマちゃん「それじゃ~。みんな~。いっただきます~!」

一同「「「「いただきまーす」」」」

トール「ヒョイ、パク。モグモグ……。ふむ。これはうまい!」

スサノオ「ヒョイ、パク。モグモグ……。やっぱビックリマックリはうめぇZE!」

シナツヒコ(一口でビックリマックリ1個食べるのかよ……)

インドラ「ゴクゴク……。こらうめぇ酒だなぁ」

トヨウケ(一升瓶を一気ですか……)

道真「えーと、こちらの卵巻きと、あと何をお渡しすればよいでしょうか……?」

トヨウケ「アマエビがあれば、出来れば頂けると……」

道真「承知仕りました」

トヨウケ「それじゃ、これを――」

火車「わかりましたにゃ」

トール「ヒョイ、パク……モグモグ、ヒョイ、パク、モグモグ……。ゴキュゴキュ……」

道真「トール様は、食べ方も飲み方も豪快でございますなぁ」

トール「うまいぞ! やはり国ごとに味が違うのぉ! いや~、来て良かった! ヒョイ、パク、モグモグ……」

インドラ「そがいな勢いで、バーガー食うヤツは初めて見たなぁ。ゴクゴクゴク……」

トール「そう言うお主は、既に五本もの瓶の酒を飲んでるではないか!」

インドラ「こらうめぇだぁ。ゴッキュ、ゴッキュ……」

道真「お、恐ろしい勢いでバーガーと酒が無くなっていきますな……」

トヨウケ「酒に関しては常に大量にありますし、バーガーもこれを見越して大量に注文してましたので」

アマちゃん「ポケー……」

シナツヒコ「ズゾー……。モグモグ……。アマ姉、どうした?」

アマちゃん「……あの人たち、だれ?」

シナツヒコ「ブホッ! そこから!?」

トヨウケ「……これは……」

シナツヒコ「本来の『アマテラスオオミカミ』状態の記憶は、俺らの預かり知らない所で選定してるらしいが……」

トヨウケ「……お出迎えをした所すらも覚えていないのですか……?」

シナツヒコ「……多分……。かーちゃんに聞いた話じゃ、アマ姉は、自分に日頃は関係しない所から記憶を削っていくらしいが……」

トヨウケ「トールさんも、インドラさんも、世界的に名の知れた神々なんですが……」

シナツヒコ「本来の『アマテラスオオミカミ』が、『普段は必要ない』と判断したんだろうな……」

トヨウケ「……それは……色々と気の毒に……」

アマちゃん「……ポケー……。ムッキムキで赤いお髭で、よく食べる人……。かっこいい~……」

トール「ヒョイ、パク、モグモグ……。ヒョイ、パク、モグモグ……」

道真「……おお! あの山のようにあったバーガーが、どんどん減っていく……」

トール「モグモグ、ゴクゴク……。プハーッ! それでは! ここらで我の一発芸でもどうだ?」

スサノオ「モグモグ……。OHー! みせろみせろ!」

インドラ「また、アレかいなぁ?」

トール「では! 美女になる一発芸! ふぬー!」

ポワポワ……

トール(フレイヤ)「フレイヤとお呼び下さいな」

トヨウケ「凄い美女!」

アマちゃん「綺麗~」

スサノオ「HAHAHA! なんで花嫁衣装なんだYO!」

インドラ「オラぁ、もう見飽きてるよぉ……。ゴッキュゴッキュ……プハー」

道真「これは、あの有名な変装ですな」

シナツヒコ「前にも見たな……」

トール(フレイヤ)「どうですか? これなら、ツクヨミ様にも負けない美しさ……。あら?」

インドラ「ツクヨミさんには負けるけぇ!」

トール(フレイヤ)「ツクヨミ様はどちらに……?」

シナツヒコ「あー、ツク姉は、今はここに居ないっす」

トール(フレイヤ)「あら? どちらに?」

トヨウケ「ツクさんは、チーズの匂いが苦手なので、自分の宮にお帰りになられました」

トール(フレイヤ)「あらあら?」

インドラ「……オメがハンバーガーなんか大量に頼むからぁ」


月讀宮


火車「ふにゃー。不死家のショートケーキと、お寿司の卵とアマエビですにゃー」

ツクヨミ「ありがとう。……ところで火車さん」

火車「ふにゃ?」

ツクヨミ「体から、凄いバーガーの匂いがするわ……」

火車「……ふにゃー。こりゃ、黄泉に帰る前に、銭湯にでも寄った方が良さそうですにゃー……」

ツクヨミ「荷車も洗った方が良さそうだけれど……」

火車「難しいですにゃー……。ガソスタで洗車とか無理ですしにゃー……」

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