ソーだね
アマちゃん「ねえ、シナっちー。ウチと北欧の神様たちって交流あったよね?」
シナツヒコ「急にどうした。ああ。ギリシャの神さん達のように、北欧ともちゃんとあるだろうが。何度か会ってるだろ? あんまり頻繁には会ったりはしないが……」
アマちゃん「……会いたい」
シナツヒコ「……マジで急にどうした。そして誰と会いたい?」
アマちゃん「ソー! マイ〇ィ・ソーに会いたい!」
シナツヒコ「…………昨日M〇Uを観たな?」
アマちゃん「違うよ? 先週から◯ーベルシリーズを観てたんだよ?」
シナツヒコ「昨日は?」
アマちゃん「エン〇ゲーム」
シナツヒコ「違わねぇじゃねぇか……」
アマちゃん「M〇Uって何?」
シナツヒコ「それらのシリーズの映画の制作元だよ!」
アマちゃん「ふーん。そんなことより、会いたいよ~」
シナツヒコ「さっきも言ったが、前にも何度か会ってるぞ」
アマちゃん「全然覚えてないよ~。いつの話~?」
シナツヒコ「確か最後に会ったのは30年くらい前だよ。そん時は、オーディンさんまで来たじゃねぇか」
アマちゃん「ソーだっけ?」
シナツヒコ「そうだよ。そん時にトールさんも来たぞ」
アマちゃん「ねーねー、もう一回呼んでよ~」
シナツヒコ「呼ぶ前に確認だが、北欧の雷神と会いたいんだよな?」
アマちゃん「ソーだよ?」
シナツヒコ「どういう容姿か、分かるか?」
アマちゃん「ムッキムキで、格好良い!」
シナツヒコ「……それは合ってるが……」
アマちゃん「ソーだもんね」
シナツヒコ「トールさんを呼ぶんだったら、タケミカヅチ経由で来てもらうのが手っ取り早いか……。いや、スサノオ兄とも仲良かったな……」
アマちゃん「ソーだよね?」
シナツヒコ「言っとくが、そんなポンポン呼べる相手じゃないんだぞ。まぁ、そろそろ外交しないといけない時期ではあるが」
アマちゃん「ソーなんだよ」
シナツヒコ「まぁ、あのおっちゃん、日本食好きだし、見た目に反してかなり気が良いから、喜んできてくれるだろうが……」
アマちゃん「ソーだね~」
シナツヒコ「とは言え、今直ぐに呼べるわけじゃないぞ。こっちだって色々準備も必要だしな」
アマちゃん「ソーか~」
夕刻
シナツヒコ「かくかくしかじかで、トールさんを呼ぼうと思うんだが」
トヨウケ「まったく、アマちゃんはもう……。ただ、確かに北欧の神々ともそろそろ会談をしないといけない時期ですね」
シナツヒコ「まぁ、アマ姉の動機は不純だが、とりあえず、トールさんだけにでも来てもらって、まぁ会談して、もてなして帰ってもらえばいいだろ」
トヨウケ「うーん。前にいらっしゃった時は、お寿司を20人前頼んだんでしたね……。今回もお寿司で良いのでしょうか?」
シナツヒコ「こっちの神で最近交流した神が居るかもしれねぇから、まずそれを調べてからだな。そん時に寿司で良いのかも聞いてみようぜ」
トヨウケ「そうですねぇ。確か前の時は、お寿司20人前じゃ足りなくて、その後、お蕎麦を10杯と、何故か日本のカレーを食べたいと言う事で、大鍋でカレーも作ったのも完食されてましたしねぇ」
シナツヒコ「今だと前と違ってウーバーイーツがあるから、まぁ前よりは楽だろ」
トヨウケ「ウーバーで頼めるものだと良いのですが……」
シナツヒコ「とりあえず、聞いてみるよ」
トヨウケ「お願いします」
次の日
シナツヒコ「おう、トヨウケ。意外なところからトールさんの情報が聞けたぜ。ついでに来れるかどうかも聞けた」
トヨウケ「あら、早いですね。どなたから聞けたのですか?」
シナツヒコ「なんと、道真が最近会ってたよ。そん時にトレインも交換したんだってさ」
トヨウケ「あの方(道真)、トレインやってたんですね……。一番、ITに疎そうでしたが……」
シナツヒコ「前に道真が伊勢に来た時に、伊勢の神々がIT対応しまくってるのに衝撃を受けて、帰りにスマホ買ったらしい……」
トヨウケ「ああ。あの時もウーバーで頼んだお寿司でしたね。しかしトールさんと道真さんが知り合いだとは……」
シナツヒコ「考えてみれば、確かに雷神同士だったわな」
トヨウケ「確かに」
シナツヒコ「で、最近、インドでの神界会議に、タケミカヅチの代わりに道真が行った時に知り合ったそうだ」
トヨウケ「ああ、ヴィシュヌさん主催の会議がありましたね。道真さんが行ったんですか」
シナツヒコ「まぁ、面倒ごとを押し付けられた感じかもしれんが……」
トヨウケ「……かもしれませんね……。で、トールさんはどうだと?」
シナツヒコ「是非来日したいとさ。前々からまた来たいと思ってたらしいが、言っていいものかどうか迷ってたらしい」
トヨウケ「なるほど……。で、お食事に関しては?」
シナツヒコ「それも聞けた。なんと、『マクドロナルドロ』が良いそうだ……」
トヨウケ「なんでまた……。楽でいいですが……」
シナツヒコ「なんか各国のを食べ比べをしてるんだと」
トヨウケ「……なるほど?」




