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サク◯ヒメ

アマちゃん「うーん……」

シナツヒコ「どうした? 唸って」

アマちゃん「お米作りがね。うまくいかないの」

シナツヒコ「……は?」

アマちゃん「沢山収穫したいんだけど、そうしようとすると、品質が落ちちゃうの……」

シナツヒコ「……ああ、うん。そうだな……。……は?」

アマちゃん「品質を上げようとしたら、どうしても収穫量が減っちゃうの……」

シナツヒコ「……いや、そうなんだが……。なんでアマ姉がそんな米農家みたいな事を気にしてんだよ……。トヨウケやウカノミタマとかなら分かるが……」

アマちゃん「そうじゃなくて。食事もちゃんとしたいけど、ちゃんと成長もさせたいの。でも両立できないの~」

シナツヒコ「……うん。そりゃ、どこの農家でも同じ悩みは抱えてるだろうが……。と言うか、そもそもアマ姉は、神田のトップだろうが。何でそんなことを……?」

アマちゃん「えっとね。ちゃんと手入れしないと、お米がうまく育たないの。神田では出来てた事とか、無かった事とかもあって困るの」

シナツヒコ「……いや、まぁ、人間の米作りは、神田より大変だろうが……。天候やら害虫やら……。神田の頃は、天気や風はアマ姉や俺らでどうにでもなったしなぁ」

アマちゃん「そうなの~! 特にね、害虫は直接取り除けないから、益虫を探して入れないといけないし、お米を干してる時にずっと雨降ると困るし~。神田の時は、あたしが照らせばよかったのに~」

シナツヒコ「ま、まぁ確かにそういう事は、人間の米作りじゃかなり大変だろうが……。だから量と質をどちらも両立させるのが難しいってのもあるんだろうが……」

アマちゃん「でも、両立させないと、うまく戦闘ができないの~!」

シナツヒコ「……戦闘?」

アマちゃん「だから、戦闘が簡単になるようにお米をちゃんと育てたいの」

シナツヒコ「……話が見えねぇ……。米作りと戦闘?」

アマちゃん「そうだよ?」

シナツヒコ「一体なんの話だよ……?」

アマちゃん「だからね。お米作り」

シナツヒコ「アマ姉が米作ってんのか?」

アマちゃん「そうだけど、そうじゃないよ?」

シナツヒコ「米作りがうまくいかないと、戦闘がなんで難しくなるんだ?」

アマちゃん「お米がパラメーターだからだよ?」

シナツヒコ「……それ、何の話だ?」

アマちゃん「だから、お米作り……」

シナツヒコ「どこで作ってるんだ?」

アマちゃん「ゲームの中だよ?」

シナツヒコ「…………」

アマちゃん「…………」

シナツヒコ「ゲームなら攻略サイトでも見に行けよ…………」

アマちゃん「米作りの再限度がリアルすぎて、農林水産省のホームページが一番の攻略サイトなんだって」

シナツヒコ「じゃあ、そこ見ろよ」

アマちゃん「むつかしくて、ややこしいだもん」

シナツヒコ「……まぁ、頑張れ」

アマちゃん「むつかしいよ~……」

シナツヒコ(何かと思ったじゃねぇか……)

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