苺のタルトのコーヒーセット
テコテコ……
アマちゃん「久しぶりに来たけど、境内の配置がほんとにお伊勢さんにそっくりなんだよねぇ~」
テコテコ……
アマちゃん「川のお水もすっごく澄んでていいね~」
テコテコ……
アマちゃん「えーっと、この辺に……。あっ。あれかな?」
テコテコテコテコ……
アマちゃん「おっきな茅葺き屋根の立派な建物~。茅葺き屋根見るの久しぶりだな~。すっごくいいお出汁の匂いがする~」
店員「いらっしゃいませ。お食事でしょうか? 茶舎のご利用でしょうか?」
アマちゃん「茶舎で~す」
店員「はい。では、どうぞこちらへ」
アマちゃん「ほ~い」
数分後
店員「お待たせいたしました。こちら『苺のタルトのコーヒーセット』になります」
アマちゃん「わ~い。モグモグ……んー! おいし~。タルトに使われてる抹茶の苦みもちょうど良い~」
数分後
アマちゃん「ごちそ~さま~」
店員「ありがとうございました~」
アマちゃん「んじゃ帰ろ」
テコテコテコ……
伊勢
シュポン……
アマちゃん「ただいま~」
シナツヒコ「おう。お帰り。伊野天照皇大神宮はどうだった?」
アマちゃん「綺麗にしてたよ~」
シナツヒコ「そうか」
アマちゃん「これお土産~。九州のいろんな地酒が奉納してあったよ~」
シナツヒコ「サンキュー。……ところで、なんか良い出汁の匂いがするぞ……」
アマちゃん「え? あー、うん。ち、近くで、『十穀鍋』のスープを作ってたみたいだから~……」
シナツヒコ「ふーん。けど、それよりもコーヒーと甘い匂いが強いな。ん? イチゴと抹茶か?」
アマちゃん「うっ!」
シナツヒコ「……そういや、『十穀鍋』を作ってる『茅乃舎』って言うレストランがあったっけなぁ。最近じゃ出汁を通販してる……」
アマちゃん「ご飯は食べてないよっ!?」
シナツヒコ「そうだよなぁ。確かそのレストランは完全予約制だもんな……」
アマちゃん「そ、そうだよ~。だ、だから、ち、近くまで茅葺き屋根の建物を見に~……」
シナツヒコ「確か喫茶店も兼ねてたよな。そっちは予約なしで入れたっけな」
アマちゃん「ぐっ……!」
シナツヒコ「……伊野天照皇大神宮には御祭神として視察に行ったんだよな」
アマちゃん「うぅ…………」
シナツヒコ「……………」
アマちゃん「…………汗」
シナツヒコ「……はぁ。仕方ねぇな。トヨウケには黙っといてやるよ……」
アマちゃん「わーい! これ、追加のお土産(賄賂)の地酒だよ~!」
トヨウケ「なにが『わーい』なのですか?」
アマちゃん「ひゃ!」
シナツヒコ「これだよ。『飛鸞』だ」
トヨウケ「ああ。これは、長崎県平戸市のかなりフルーティな味のお酒ですね。確かにアマちゃんが好きそうです」
アマちゃん「う、うん。伊野天照皇大神宮に行ったら奉納してあって~」
トヨウケ「私にも少し頂けますか?」
アマちゃん「う、うん~。まだ他にも九州の地酒があるよ~」
シナツヒコ「どれも旨そうだな」




