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ハデスとペルセポネの聖地巡礼:前編

ペルセポネ「あなた、準備は出来ましたか?」

ハデス「う、うーん。ちょっと待って。やっぱりSDカードの予備をもう一枚持ってくるよ」

ペルセポネ「早くしてくださいな。もうククリさんが来ちゃいますよ」

ハデス「わかってるよ。急ぐから」

ペルセポネ「じゃあ、ケルちゃん。お留守番お願いね」

ケルベロス「ワオーン」

ペルセポネ「あんまりご飯を食べすぎないようにね。また太っちゃうわ」

クルベロス「クゥーン」

ハデス「持ってきたよ」

ククリ「来たで~!」

ペルセポネ「あっ、ククリさん。今回もまた宜しくお願い致します」

ハデス「お願いしますー」

ククリ「もう、準備はええか?」

ハデス「あっ、えぇーっと、ガスの元栓閉めたし、家中の窓の鍵は全部閉めたし、もう、忘れ物もないよね?」

ペルセポネ「えぇ。無いと思いますわ」

ハデス「じゃあ、ケルベロス、留守番宜しく。あんまりご飯を食べすぎないようにしなよ。また太っちゃうから」

ケルベロス「ワオォーン……」

ククリ「ほな、ええか?」

ハデス「お願いしますー」

ククリ「いくで~!」

シュパ……

ククリ「着いたで~!」

ペルセポネ「まぁ~。ここがフジサンなのですね」

ハデス「いきなりフジマウンテンの山頂ですか」

ククリ「そやで。ここで飲む酒は美味いで~! 今は閉山日でな、人間はようこーへんから、静かでええやろ! それとも樹海の方からがえかったかな? そっちに行くか?」

ペルセポネ「いえ、確かに普通の人間ならまず下から登ってくるのでしょうけど、これはこれで楽しいですわ」

ハデス「神しか出来ない日本巡りだよね~」

ククリ「ほんで、結局は、山梨と静岡にしたんやったか。なんや、漫画やったかアニメの舞台やったかの場所にいくんやろ? ワテその作品よう知らんけど。せやったら、あっちが山梨で、あっちが静岡やで。富士山はちょうどええ場所やろ」

ペルセポネ「おほほほほ~。お恥ずかしい……」

ハデス「結局、今回は『ゆる〇ャン△』で押し切られちゃった……」

ククリ「なんも恥ずかしがることないやん! ワテかて、映画の舞台とかは行きとーなるんやから! 『ローマの休日』とか観た時はイタリアに観光しに行ったしな、『冬〇ナ』観た時は韓国に行ったしな! 最近かて『チム〇ンドン』観て沖縄行ったんやで! ナッハッハッハ!」

ペルセポネ「そうなんですね~。おほほほほ……(ジャンルが違うけれど……)」

ハデス(『チム〇ンドン』ってなんだろう……?)

ククリ「ほな、富士山の周辺回るっちゅー事なら、あの姉妹に会わせとこか」

ペルセポネ「あの姉妹?」

ククリ「サクヤちゃーん! イワヒメちゃーん! ちょっと来てや~!」

サクヤ「おばちゃーん? ちょっと待っててー!」

ペルセポネ「……あの、ククリさん、サクヤさんとイワヒメさんと言ったら……」

ククリ「あんたらも知っとるか? ニニギっちゅー阿呆のとこに嫁がされた嫁ハンと、要らん言われて実家に戻された姉ハンや」

ハデス「あ、阿呆って……」

ククリ「オオヤマツミっちゅーおっちゃんの娘たちなんやけどな。そもそもオオヤマツミが色々な山を管轄しとるねん。ほんで、その娘の二人が手分けして、この富士山を管轄しとるねん。まぁここはオオヤマツミも来るけどな。普段はあの娘らが富士山を管轄しとるから、二人に声かけとけばええやろ思うてな」

ペルセポネ「お二人は……その、仲はよろしいのですか……?」

ククリ「仲はええで。ちょっとアマちゃんとこの姉妹に似とる感じや」

サクヤ「おっ? イケメン発見! 美女も発見! おばちゃんおひさ~。てかこの間も来てたっけ~。ウチ、スマホ見てたから気が付かなかったわ~」

ククリ「そやな! でも、あんたのオトンが来おったからええやろ! ほんで、イワヒメちゃんはどないした?」

イワヒメ「……居ます……」

ハデス&ペルセポネ「わっ!」

サクヤ「姉様、相変わらず存在感ない~。ウケる~!」

イワヒメ「…………どうも」

ククリ「ほな改めて紹介しとこか。こっちの背ぇ低い方がサクヤちゃんや。ほんで、あっちの大人しいんがイワヒメちゃんや」

サクヤ「背が低いは余計~。でもギリシャの黄泉の王様とお姫様だっけ? ヤダ~、イケメンに美女じゃん~。ウチがサクヤだよ~」

ペルセポネ(パリピ系女子……)

ハデス(ハイテンションVチューバー……)

ククリ「黄泉ちゃうで! 冥界やで! ほら、イワヒメちゃんも挨拶しぃや」

イワヒメ「……どうも。イワナガヒメです………」

ペルセポネ(クールビューティー!)

ハデス(髪の長い綾波〇イ!)

ペルセポネ「え、えーと、ペルセポネと申します。ハデスの妻です。お会いできて光栄ですわ」

ハデス「ど、どうも。ハデスです。ギリシャの冥界の王です」

サクヤ「ヤダ~、超丁寧~! なんか、神様って感じがしな~い! あっ、あの世の神様なんだっけ~。じゃあ普通の神様と違うんか~」

ハデス「あはは……どうも……」

イワヒメ「……冥界……? ………ケルベロス?」

ペルセポネ「え、ええ。ケルベロスなら家で番犬をしていますわ」

イワヒメ「……番犬……」

ククリ「この背ぇ低い妹ちゃんのサクヤちゃんが、富士の山頂付近を管轄にしとってな! ほんで、姉ちゃんのイワヒメちゃんがその下一帯を管轄しとるんや! せやから、この姉妹に話通しておけば、しばらくは安心して富士の周りを旅行できるで!」

サクヤ「え~、どこ行くの~? ウチが案内したげよっか~?」

ハデス「い、行くのは本栖湖と身延町と浜松と……」

サクヤ「ヤッダ~! 超シブーい。なんでそんなとこ行くの~?」

ペルセポネ「そ、それは……」

イワヒメ「…………本栖湖……身延町……浜松……富士山………。『ゆ〇キャン』?」

ペルセポネ(即バレ!?)

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