夜食
トヨウケ「アマちゃん……」
アマちゃん「……はい」
トヨウケ「わかっていますよね?」
アマちゃん「……はい」
トヨウケ「いくら近くにコンビニが出来たからって」
アマちゃん「……ふぁい」
トヨウケ「昨日の夜に寝る前にお菓子をこっそり買ってきて食べましたね!?」
アマちゃん「……うー……食べました……」
トヨウケ「今日と明日のおやつは抜きにします!」
アマちゃん「ごめんなさいいぃぃぃ!」
シナツヒコ(また正座させられてる……)
トヨウケ「いいですか? 主祭神たるもの、規則正しい生活が大事なのです! 寝る前にこっそりお菓子を食べるなんてダメです! しかもそれが『ス◯ッカーズ』とか言語道断です!」
アマちゃん「でもでも! 期間限定で昨日までだった製品なの~! どうしても食べてみたかったの~~~!」
トヨウケ「そうならそうと、先に仰ってください! ちゃんと言ってくれれば、それ相応の三食にした上でおやつとして出しました!」
アマちゃん「昨日思い出したんだもん~~~!」
トヨウケ「なら、今日言って下さればいいでしょ! 昨日直ぐ食べずに!」
アマちゃん「どんな味か気になって仕方なかったんだもん~~~!」
トヨウケ「……アマちゃん……。口答えするのですか……!?」
アマちゃん「……ひぃい! ごべんなざい……」
トヨウケ「まったく! とにかく! 今日と明日はおやつ抜きです! ご飯もカロリー低めのメニューにします!」
アマちゃん「……はい。……うぅ、ご飯が薄味になっちゃった……」
シナツヒコ「しーらね」
その夜 外宮
トヨウケ「……と、アマちゃんに叱った手前ですが……」
ゴソゴソ
トヨウケ「私も買っちゃったんですよね……。期間限定『ス◯ッカーズ』……。とは言え、夕飯後に食べるといけませんね。……まぁ、賞味期限はまだ持ちますし、おやつ抜きを解禁した後に、食べるとしましょうか」
ゴソゴソ←『ス◯ッカーズ』を見つからないよう隠してる
トヨウケ「……しかし、お夕飯をカロリー低めにしたので、少々小腹がすいてしまいました……。アマちゃんを叱った手前、少々バツが悪いですが……。確かこの棚の奥に……」
ゴソゴソ
トヨウケ「これも期間限定の味……。麺王『熊本とんこつ世紀末味』。こんな時の為にこっそり買って閉まっておいたもの……。くっ、しかし、叱った後だとやはりちょっと悪い気が……。ああ、でも――」
コポポポポ
トヨウケ「この誘惑には抗えない……。人間とはなんて罪な物を作ってしまうのか……」
5分後
トヨウケ「チュルル……。おいちい……」
その頃 本宮
シナツヒコ「トヨウケの所から良い匂いがする……。麺王『熊本とんこつ世紀末味』か……。…………気づかなかったことにしとくか……」




