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アマちゃんの頼み事

ウズメ「アマちゃんさん、居らっしゃいますか?」

アマちゃん「ウズメちゃん、いらっしゃーい」

ウズメ「頼まれていたもの、出来ましたよ」

アマちゃん「ほんとー? どこ?」

ウズメ「アマちゃんさんのスマートフォンに送信しておきました」

アマちゃん「やたー! 流石ウズメちゃん! えーと……わー! 可愛いー」

ツクヨミ「あら、ウズメさん。珍しいですね。どうされたんですか?」

ウズメ「アマちゃんさんに頼まれていたものが出来たもので」

ツクヨミ「姉さんったら……。ウズメさんは近年凄くお忙しいのよ。ごめんなさいね。何頼んだのか知らないけれど」

ウズメ「ちょうど良い機会でした。近年の参拝者が同じ理由で参っていくのですが、わたくしもどう言う物かよく分かっておりませんでした。アマちゃんさんから頼まれたのは体験してみるのに非常に良かったのです」

ツクヨミ「へぇ。それで、何を頼んだのかしら?」

アマちゃん「へへへ~。あたしのトレインスタンプ~」

ツクヨミ「へぇ。姉さんのトレインのスタンプね。どう言う感じの?」

ウズメ「可愛い感じで、かつ普段使いができ、色々な場面で使える物が良いとの事でした。ですので、思い切って、アニメ調にしたアマちゃんさんスタンプを作成してみたのです」

ツクヨミ「なるほどねー。あら、可愛いわ。流石ウズメさんですねぇ」

ウズメ「文字とのバランス、OKや了解などの文字を合わせても見やすいデザインなど、学べることは多々ありました。最近はこういうのが流行っているのですねぇ」

ツクヨミ「確かに……、これを自作するのは難しそうねぇ。姉さんじゃまず無理ね」

アマちゃん「ね、良いでしょ。自分じゃ作れないもん。ウズメちゃんもちょうど作ってみたいって言ってたの聞こえたから、頼んでみたの」

ツクヨミ「相変わらず、そう言う時だけ地獄耳ねぇ」

アマちゃん「へへー、こういう感じのとか~」

ツクヨミ「あら、送ってくれたのね。OKスタンプね。可愛いわ」

アマちゃん「こういうのとか~」

ツクヨミ「こっちはションボリしたスタンプね。これで返されると許してしまいそうになるわね」

ウズメ「ええ。そういった、受け取った側も悪い印象を薄くしつつ、良い印象は更に良くする、と言うようにするにはどうすればいいのかと言ったことは、中々に興味深いものでした」

ツクヨミ「……いいわね」

ウズメ「良ろしければ、ツクヨミさんの分もお作りしましょうか?」

ツクヨミ「いいのかしら? ウズメさんもお忙しいでしょう?」

ウズメ「否定はしませんが、一セット作っただけでは、まだまだ分からない事もございますので、体験がてらに、と言う事でしたら問題ございません」

ツクヨミ「あら、それならお願いしようかしら」

ウズメ「ええ、承りました。ところで、どのような感じに致しましょう? アマちゃんさんのスタンプはアニメ調に致しましたが……」

ツクヨミ「そうですねぇ。同じようなのも欲しい気もするけれど、それだとウズメさんの体験に支障が出そうね。姉さんと少し違った方が良いですよねぇ」

ウズメ「否定は致しませんが、同じテイストでも問題御座いませんよ。題材が変われば、同じテイストでも何か違いなどを感じることはできますので」

ツクヨミ「あら。じゃあ、姉さんのスタンプより、もう少し崩した感じ、とかどうですか?」

ウズメ「承りました。ツクヨミさんならきっと可愛くなると思います」

ツクヨミ「……あら? ところで姉さんのが初体験、と言う事は、ご自身や旦那さんの分を作ったりは……」

ウズメ「しておりません。わたくしの方は、いまいちこうしたい、と言う方向性が見えてこないのと、夫の場合は作るなら日本画風が合うかと思ったからなのですが、その場合の労力に見合ったものになるとは思えませんでしたので……」

ツクヨミ「旦那さんが、日本画風のトレインスタンプで、OK、とか返信してきたら……」

ウズメ「スマートフォンを床に投げてしまうかもしれません。夫にはトレインスタンプは似合いません」

アマちゃん「うーん、確かに似合わないかも……」

ウズメ「ええ。全くもって似合いません。絵文字でもスマートフォンを投げてしまいそうになるので」

ツクヨミ「……まぁそういう理由なら、私のスタンプ作成でいくらでも実験してもらって構わないですよ」

ウズメ「ええ、助かります。では、そろそろ戻ります」

アマちゃん「ウズメちゃん、ありがとー」

ツクヨミ「無理はしなくて良いですから」

ウズメ「ええ。それでは」

ツクヨミ「にしても、可愛いわね。このスタンプ」

アマちゃん「いいでしょいいでしょ~。ツーちゃんのも楽しみだねぇ~」

ツクヨミ「ええ、楽しみだわ」

アマちゃん「えいや!」

ツクヨミ「誰に送ったの?」

アマちゃん「えへへ~」


その頃 黄泉


イザナミ「あら、可愛いスタンプ。作ってもらったのね~。いいわねいいわね」


その頃 出雲


オオクニヌシ「……なんだろうか、このスタンプ……。『ヒャッハー』と書かれているが……」

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