最終決戦へ
「ここはなんだ……?」
「ルティーナ!私も分からないけど、この部屋から物凄いオーラが放たれてた」
二人はゼウスの方を見ていた
「二人ともようこそ。この部屋へ招く、その為のオーラだ」
「あなたは誰?」
「名はゼウスだ。今、天地万物の中で残している物はお前たち二人と、この地……そして、さっき向かった……いや、あれらは既に死しているか」
「何を言ってるの?」
「その棺桶へ入るといい。それがオリジンへの道だ。オリジンとは原点。原点を打ち砕いてくれ」
アヌビスの想い、アルテミスの想い……さてと、お前らの創造物が今、最終決戦へ向かうぞ!クロノスから預けられた時空という想いも勿論使わせてもらう
「そもそも、お前は敵か?ゼウス」
「いいや、和夜は敵でも味方でもない。二人には、和夜という……誰にも殺せない、概念のような和夜を殺すべく、全ての原点へ行き、この天地万物をも超える何かを破壊してくれ。和夜を終わらせてみよ」
「だが、お前が死ねば世界は消える」
「既に消した。今残ってるのは、この神の地だけだ。他の世界も何もかも消した」
「勝手に作って勝手に壊すなんて、何考えてるの?それに、オリジンを破壊するって、自殺するようなものじゃん!」
「それで正しい。和夜はお前らが行かないと言えば、和夜以外の全てを崩壊させ、一人何もない空間……いや、それが空間なのかも分からない。そこを彷徨うだけ」
「フィリア、判断はお前に任せる」
「行くけど……」
「早いな?判断が」
「そりゃ見たいしさ、オリジンってやつ?」
「分かった。なら着いてく」
ゼウスは巨大な光を二人の身体へと入れた
「なにこれ?」
「和夜の力の全てだ。それがないと、空間の生まれる前……空間のない世界では生きられないはずだ」
「ありがとう」
「和夜らのセリフだ」
和夜が存在したときには既に空間があった。この空間とは何か、何故存在してるのか……そんな謎を見に行こうとはしなかった。いや、誰も怖くて行けなかった
「幻妖への片道。何も分からない、帰れない場所……健闘を祈る」
二人は棺桶へと入る




