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死ななき駒は打ち砕く!  作者: 中西かえで
本編
39/43

世界崩壊

ルティーナは瞬間移動をしようとした瞬間、全ての分身が二つに切れた。アルテミスは少し慌てた様子で一体化をし、元へと戻った


「「は?何?」」


「大丈夫か?君」


長い茶髪の女と、それの横には長い銀髪の背高な女が立っていた


「誰だ?」


「僕はシフェリエ。そして、横のはシラユキ」


「私の扱いが雑この上ない」


僕?あの茶髪、まさか男か?


「「そうかそうか、アヌビスが死んだせいで初月の能力が解けたか。フュティールの生き残り」」


「ってことは、既に何人か死んでそうだね」


「エングランたちの言ってた……そうか、お前らがフュティールの生き残りか」


こいつ、ヒカリノの奴と似てるな。弟子か何かか?ったく、あの頃は取らない取らない言ってた癖に、私の眠っている間に


「「増えた増えた、玩具が増えた!」」


「黙ってろ化け物」


アルテミスの真下から巨大な氷が生え、それがアルテミスを突き刺した


「「人間が!!!」」


同じ氷。しかしアンリのと比較すると、透明度が高く、少し冷たさがない


「それで、現状を教えてほしい」


「不明だが、神は何人か──」


その言葉を途切りアルテミスが言う


「「この場と神の地以外は全て死んだ!」」


「何故話すんだ?僕たちに有利にはならないから?」


「「仲間の死亡報告くらいしてやらないとさ、ほら、絶望しながら死ねるじゃん?それに、有利も不利もない。神に勝つなんてそもそも不可能だから!」」


「刀の君、能力は?」


「全てを貫く刀だ」


シフェリエは笑みを浮かべた


「いいよ、なら済ませようか。僕たちで道をつくるから、切れ。いいね」


「任せろ。それは専門だ」


シフェリエは正面へ巨大な竜巻を横向きに放つ


「道を開く?ったく、私も落ちたもんだな」


シラユキはその殆ど透明な氷を四方八方から放つ。アルテミスは全ての氷を吸収した


「ざんねーん!能力無効使っちゃった!」


しかし、その竜巻は確実にダメージとなり、アルテミスの身体を貫いた


「「は?」」


「僕は風を操ってるだけ。別に能力で作った風じゃない」


「「舐めてくれたな!!」」


あれ?ルティーナがいない……


「不思議か?どこに隠れてるか、僕と戦いながら探してみてよ」


次々に風が襲いくる


「「死ね死ね死ね!!全員先に殺せば問題ない!!」」


シフェリエの身体は粉々に外れる。しかし、それを風の力で上手くくっつけた


「「ならお前が!!」」


シラユキの身体は外れなかった


「「なんで」」


「氷で繋がってるからな、私の身体ってのは昔から」


問題は、奴を確実に殺せる隙が必要


「「能力なんていい!私はね、素手が最も得意だからさ!こんな器用なもの捨ててやる!!」」


逆に僕らは素手だと弱い。シラユキも僕も 


その瞬間、ルティーナは首を切った  


「切断!」


「そのまま粉々にしてよ。そいつが死ぬ方法を考える」


「任せろ」


これで再生は追いつかない。しかし、何をすれば死ぬ?確実に消す……そうか


「何故か用意されている白炎を使おう。あれも黒炎と同じ、全てを消す力だ。その代わり、少し時間は掛かるが」


「まさか、こいつの撒いた白炎で……」


シフェリエは風を使い全てを白炎の中へ入れた


私が負ける?ここまでやったのに負ける?神なのに?なわけない!ゼウス!!何をしてる!!


和夜らは長く居すぎた。アヌビスは痺れを切らし、最悪を打ち砕くべくフィリアを最強に最強の能力を与えた。お前の我儘だけだ……全員、この神という立場に飽きていた。もっと早く、本来なら実行すべきだった


ゼウス……ほんとにいいの?私たち、ずっと楽しくやってたのに!!


オリジンを打ち砕かなければならないのは分かるだろ?全てをオリジンにする。確かに楽しかった日々だった。世界を創造し、人を創り、ルールの下で誰が和夜らに辿り着けるかと


そっか……私たちも途切れるんだ


さて、和夜はアヌビスから意思を継いだ。神が死せば、その神が創った物は全て消えてゆく。アルテミス、最後に残したい意思はあるか?


オリジンになったら……寂しいけど、いいや。なら、ルティーナもいいかな?認めるよ。これを私の傑作とする


分かった────みんなおつかれ

もし、果ての先があるのなら、そこで会おう


「さて、それで、二人は先にも同行して……」


ルティーナが振り向くと、二人の姿はなかった。白炎も消えており、ルティーナは何か取り残された感覚だった。その後、何者かにより空間移動すると、そこにはフィリアとゼウスがいた

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