人対神
ネラー、オッド、ティアの三人は地下通路を渡っていた
地下から確実に近づく。そして僕の能力で相手の能力を使えなくし、オッドのコネクトで動きを自由にさせず、ティアが破壊をする
「しかし、世界の頂点にいるってのは、実感するのが難しい話だね」
「その通りです。しかし私たちが──」
「いるね、何か」
その地下に響く足音、正面から歩いてきていたのは、ヒカリノだった
「何かの冗談か?生きてたってこと?」
「みたいですね。しかし警戒を怠ってはなりません。彼女がヒカリノ様でない可能性もあります」
そう声を小さく話す
「よ!見ての通り、終焉から抜け出せなくてな。今から神の間へ行くってなら、私も一緒に行くぞ?」
「ヒカリノ、少しいいか?」
「?」
ネラーはヒカリノの片手を握った。その瞬間、何かに襲われたような顔。その体内に流れている液体は人間の物でなく、気持ちの悪い何かだった
「お前、誰だ」
「コネクト!!」
ネラーが気を取られていると、その心臓に手が刺さっていた。オッドは身体を連動させ止めようとしたが、その勢いはオッドの力で止められなかった
「ネラー!」
ティアは手を地につくと、耳と尾が生えた。瞬間移動をし、その爪で思い切り飛び掛かるが、身体が空中で止まった
「なに……えっ────────────」
首が背につくほど折れ、そこからは何本もの骨を折りながら丸め、全体が巻かれた。念力の能力による行為になる
俺だけ……残った。明らかに神
ヒカリノの姿が変わると、その日ヒカリノを殺した、赤い化け物だった
「他の神は固くてさ、能力に制限つけて人間と遊んでさ、本気でやらなくて何が面白いのか分かんないよね。こっちの姿じゃないと力出にくいけど、ビジュが悪いよね」
この姿になったら、オーラの桁が変わった。これは俺の専門分野。俺がやる
オッドは思い切り殴りかかる
「最高火力だ!!」
既に心臓が手によって突き刺されていた。その心臓を抜き取ると、かぶりつき、二口ほどで飲み込んだ
「ほんと嫌い、この見た目。早くヒカリノに戻ろ。あの強くて可愛い身体が心地いいんだから」
クロノスは溜息を吐いた
アヌビスに続いて、アルテミスも……和夜は前から言い聞かせてたが、奴らは訊く器じゃない
エングランは背後からデストロイを纏い殴るが、瞬間移動で軽く避けられる。しかしエングランは余裕だった
「罠がある」
クロノスの上半身が消えていた
破壊を設置しておいたが、神もこれは回避不可能だったか
エングランは既にデストロイを構えており、その下半身も思い切り殴り消そうとした瞬間、下半身が消えた
瞬間移動……いや、空間移動か
「和夜には届かない」
「そうだな」
俺だけならな
その瞬間、真後ろから全身が鉄の男、モレリーヌが現れた。同時に紫の髪をした女もおり、モレリーヌは思い切り拳を振るう
「随分とレベルの低い仲間なこと」
「なら倒してみろ」
クロノスは消え、その瞬間、その鉄の心臓に穴を開けていた
「避けれないか」
その鉄が再生し、その手が挟まる
「罠は警戒するものだ」
エングランは後ろにおり、既に構えていた
「断罪だ!」
殴る風に乗せ、デストロイを放つ
勝てるなら越したことはない。これで、ネラーたちが成功させてくれれば、一気に追い風になる
エングランは破壊で空間を包んだ
空間移動は、出口を遠隔で用意する必要がある。しかし出口を用意しようとすれば、その遠隔操作で動かす見えない出口は、破壊の檻により消滅する。逃げ場はない
「これが死の景色か……最高に良い」
エングランはモレリーヌごと、全てを破壊する。同時に空間全体を破壊が多い、自分も消滅をする。こうしなければ、逃げ場が生まれる。その破壊すらも破壊で消され、破壊が消えると全てが消えていた。一人、紫髪の女は残された
「通用しない……えっと、ワタシの能力……」
女はエングランから、神相手に洗脳が通用するのか試すよう言われていた。その頃、ルミアとメラアの二人は神の地へと到着していた
「ほんと、何もないわね?」
「生物を維持しておく余裕がないという証拠です。さて、機械を使ってから入りましょう」
「ええ、そうね」
さっきから煩いわね。色んな場所で戦闘が起こっている。その分、神の間は手薄のはずよ
「設置を終えました」
終焉全体に振動が起こる
「なら入るわよ」




