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死ななき駒は打ち砕く!  作者: 中西かえで
本編
25/43

坂月之

フィリア,ルティーナはメラアを探していた,その地下はゴミが大量に捨てられている,


「この中から探すなんて骨が折れるね!」


「探そ,」


「先に見つけた方の勝ちね!」


「なんか不謹慎……,」


「いいのいいの,こっちの方が効率いいでしょ?」


「確かに……,」


二人は探していた,


「おーい!メラア!」


「呼んでも意味ないよ,死んでるから,」


「でも生きてたらどうするの?」


「それはオカルト……,」


ルティーナは中が赤い血に染まるビニール袋が見えた,


「ひっ!フィリア!」


「どうしたの?」


「たぶんこれ……,」


中身は全く見えない,


フィリアは更によく見ると,メラアの顔が血の隙間から見えた,胴体も一緒に入れてある大きな袋,


「メラアだ!」


「よし,これ持って外に出よ,」


「だね……,」


こんな酷いこと,可愛くて優しくて強いメラアを,ゴミのように捨てるなんて許せない!


ヒカリノと女は目に見えない瞬間移動の速度で,互いが互いに最速で戦っていた,ヒカリノは負けるどころか,拮抗していた,


結構強い,人間なのに,


「おい,能力なしと言ったはずだ,」


「へ?」


「サカツキから離れろ,能力だろ?」


「確かに!」


サカツキから出るのは,赤色人間だった,カチューシャをしており,首にはリボンを付けていた,まるでそれは,全ての皮膚が剥がれた人間のように恐ろしく不気味な物だった,


「これのが動きやすいけど,普段は可愛さファーストで何かに入ってるんだ,私たち神は,」


チャンス,これでサカツキを持ち帰れる,


「そうか,」


となると速くなってる?逃げ切れるか?いや,ここで私が逃げ切らないと全ては終わる,この世代では勝てない,詰まないよう次へ繋ぐことが仕事だ,


ヒカリノは瞬間移動でサカツキを手に取り,クイックターンをする,


あっそ,逃げるんだ,


ヒカリノは既に部屋へはいなかった,


折れてもいい,本気だ!躊躇うな!!


ヒカリノは嘗てないほどの力を足へ入れる,その瞬間,何もかもを追い越す勢いで扉の前まで到着し,すぐに扉を開いた,外の景色が見えるその瞬間,左足が千切れていた,片足で動き続ける,


地を踏んだ勢いで千切れるなんてのは考えられない,比にならない化け物だ,


「未來を託した!!全員死後に会おう,」


ヒカリノはサカツキを思い切り投げ飛ばす,


「させないよ,」


ヒカリノの横を女が通り過ぎる瞬間,ヒカリノはその足を思い切り掴んだ,


「私のセリフを奪うな,」


「私さ,本気で怒ったから!」


ヒカリノの右手を噛み砕き,飲み込んだ,


「手遅れだ,サカツキは既に終焉を出ている,」


「私を!私をバカに!」


「いいだろ?代償はこの私だ,等価交換と言うには足りないかもしれないが,我慢しろ,神だろ?」


こいつは許さない!!


エングラン待っていると,大きな音がした,立ち上がると,そこにはサカツキが倒れていた,


「ヒカリノ……お前はいないのか,」


サカツキが目を開いた,赤く大きな瞳,不気味なほどに,


「サカツキ,大丈夫か?」


「その声はエングランか?何が起きてる?」


その瞳が動く,


ヒカリノが掴んだ勝利への鍵,最強の能力者が今ここに帰っ……,


サカツキのポケットから転がってきたのは,ヒカリノが持っていったエキスだった,それと同時に,サカツキの太腿,その位置には血が見えた,


「血?」


サカツキの太腿には血文字が刻まれていた,


『カミ5人』


「ここまで,」


エキスを使わずに救えた?となると,神が既に動けるようしていた?


「エングラン,説明しろ,」


サカツキは立ち上がる,その背は低く,あの日とまるで変わっていなかった,


「月日は流れた,お前は神の地に囚われていた,さっき,ヒカリノが助けに行き,代わりに帰ってきたのがサカツキだ,」


「私を勝利条件と踏んだか,間違いじゃない,器用さで言えばヒカリノよりは遥かに上だ,もちろん破壊力はお前らに劣るがな,」


「昔はもっと物静かだっただろ?お前,」


「何か拘束されてたみたいで,色々溜まってんだ,そういうお前こそ,その顔は何かの冗談か?」


エングランは嬉しそうだった,


「詳細は後だ,帰るぞ,」


「いや,もう少し待つ,ヒカリノが帰ってきたら,出迎えがいなくなるだろ?」


ったく,こいつはいいやつだ,


「それもそうだ,」


そして全員が合流をした,入り口を出たところ,


「これがサカツキ!おお!最強!」


フィリアは喜んでいた,


「こんなガキ連中連れ回してんのか?」


「子供の才能は未來の希望だ,」


その瞬間,高い位置,その空から赤い化け物が覗いていた,ヒカリノの戦っていた神,


「化け物だな,」


エングランはそう言う,全員は見上げていた,


「そうですね……見たこともないオーラでございます,」


「エングランなら勝てるはずだよ,」


「無茶言え,あんな強さは……,」


サカツキは口を横に笑わせていた,


「最高だ,震えるほどのオーラ!」


空から何かを投げ捨てた,


「まかせて!」


フィリアが高く飛び,それをキャッチした,


「え……,いや……,」


ヒカリノの生首だった,


神はその場を去っていった,


「ヒカリノ……ヒカリノ……,」


「ヒカリノのやつ,あれを相手にサカツキを……,ほんとに,よくやってくれた,」


ヒカリノの髪は酷く乱れており,その目からは生気が消えていた,


「ヒカリノ……忘れないから!」


ルティーナもヒカリノへと寄る,


「私は神を倒す,必ず,」


エングランはネラーたちの前に立つ,


「今日で解散になる,」


「楽しかったよ,」


「なぜ解散なされるのですか?」


エングランは二人の頭に手を当てた,


「お前らはこの先で通用しない,もし次に会うとすれば,神に挑む試験へ挑むその時だ,オッドも楽しかった,」


「俺も,」


三人は先にその場を瞬間移動で去っていった,そしてサカツキはフィリアの手からヒカリノの顔を取った,


「っ……,」


サカツキはヒカリノの両目を閉じさせた,


「ゆっくり寝てろ,ここからは私が全てを片付ける,支配者を消し,囚われの世界とはお別れだ,」


サカツキはヒカリノの顔をフィリアへ渡すと同時に,ルティーナの手に持つ袋を開いた,


「メラア,懐かしい顔だ,」


サカツキがメラアの部位に次々手を当てると,触れたものから消えていく,


「何してるの?」


ルティーナは怯えた様子だった,


「再構築だ,」


サカツキはメラアを目の前に出した,メラアの身体は繋がっており,メラアは困惑していた,


「私は……殺されたわよね?」


メラアが振り向くと,そこにはサカツキがいた,


「サカツキじゃない!サカツキよ!なんでいるの?」


「ヒカリノだ,サカツキを単独で助けた,あいつは本物の化け物だ,」


「ヒカリノが,」


フィリアの手に目が向いた,


「ヒカリノ……?」


その後,エングラン,サカツキ,メラアの三人とは別れた,三人はその後,ルミアと合流し,ヒカリノの意思を継いでいた,

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