第二次
ヒカリノ,エングラン,ネラー,ティア,そして巨漢は国を歩きながら会話をしていた,
「改んで,俺の仲間だ,左から,ネラー,ティア,オッド,ネラーの能力は触れた者の能力を少しの間使えなくする,ティアは猫になる,そしてオッドはコネクト,説明は少し長くなるから後だ,」
「そうか,とりあえず,ここで,」
ヒカリノはアパートの一室,自宅の鍵を開けた,エングランたちもヒカリノの後ろから,着いてきている,中にはルティーナとベタが寝ており,隣にフィリアが置いてあった,
目薬か,さて,試すか,そもそも神が真実のレシピを教えたかすら怪しいからな,
ヒカリノはフィリアの目に水滴を垂らそうとした,
「まで,やっぱり俺にさせてくれ,」
「好きにしろ,」
エングランにエキスを渡す,
「ルティーナ,お前も見てろ,」
起きてるのバレてた,
ルティーナは目を開け,その場に座る,フィリアは元に戻っていた,
「フィリア!」
「ルティーナ?」
「フィリア!」
「ルティーナ!」
「フィリア!」
ルティーナは泣きそうだった,
「ルティーナ……この下り飽きた!」
「分かった!」
フィリアは何か頭に力を入れてた,
「おかしい……やっぱり,先が見えない,」
エングランはルティーナへ近づく,
「ヒカリノから色々訊いたぞ,それは収縮というやつだ,一度覚醒をし元へ戻ると,使えていた前世の能力もまとめて消えてしまう,覚醒を使いこなせたとしても,上手く制御できる能力は俺でも三つくらいだ,特に攻撃系能力は制御が難しくて,俺は触れてないんだがな,そんな不安に思わなくてもいい,」
「エングラン……,エングラン!」
「どうした,」
フィリアはエングランを抱きしめた,
「王様だよね,貴方が,」
「俺が王……,まさか,フィリア……お前が姫なのか?俺をどう作った?」
「描いた,能力で描いたんだよ!」
本物だ,姫だ,一の世界で……,
少女は泣いていた,
『痛いよ!助けてよ!』
『なら,私の能力を使用します!これは──,』
「私からの呪いみたいなもんですよ,俺の回復能力を現世まで引き継いでいたのか,」
「貴方のだったんだ,やっぱり!」
「フュテュールの一つ目はフィリア姫だ,」
その後,ヒカリノの部屋を後にしようとした,
「待って!どこ行くの?エングラン,それに,ヒカリノまで,なんでいるの?」
エングランは立ち止まらず,扉を閉めた,
「久々の再会があれで良かったのか?」
「気にしないでくれ,長くいると離れなくなる,それより,初月が終焉にいない今が倒すチャンスになるだろ?」
「もちろんだ,この先,地上にいてくれる保証はないからな,もちろん初月を避け終焉に行けるなら,それがベストだけどな,」
ヒカリノたちは国を出る,その跡をフィリアとルティーナはつけていた,草の中に紛れている,
「ベタは置いてきたけど大丈夫かな?」
「大丈夫だと思う,ベタは強いから,」
しばらく進むと,ヒカリノが立ち止まった,
「フィリアとルティーナか,」
げ,なんでバレたの?
二人は草から出た,
「私でも分かったよ,ヒカリノは嘘が下手,表情にすごい出てたから!行くんでしょ?あの場所に,」
ヒカリノは木刀を構えた,
「二人で私に傷を一つつける,それが同行を許す最低条件だ,」
「邪険にしよって話じゃなくてな,考えてみれば,一つ目の任務を手伝うくらいはさせてやってもいいが──,」
「ダメだ,一つもやらせない,私は荷物を見てるほどに余裕があるとは思わない,」
ヒカリノは全く違う,怖く真面目な顔をしていた,
「いいよ,傷一つ,約束だよ,」
「フィリア……ほんとにやるの?たぶん無理だと思う,だって,あんな強かった……,」
「強い?私たちも強くなってるよ,今は分からない……だよね?ヒカリノ,」
フィリアは黒炎を身体に纏わせた,
「弱音言っちゃった,だよね,私たちも強くなってる,」
ルティーナは刀を取り出した,
「フィリアって子は分かんないけど,ルティーナは見込みがない,僕は一回近くでやったけど,実戦であんなに震えてたら勝てる試合も逃すだけ,」
「下がろう,ヒカリノは危険だ,そして,あいつらの話すよう,成長とやらを見よう,ネラーも少し楽しみにしてるんだろ?」
「もちろん,」
四人は距離を離す,広いその地にて,国を小さく背景に,夜中の戦いが始まった,
「焼き尽くす!」
フィリアは巨大な黒炎をヒカリノへ放つ,
「ルティーナ!」
「あれね!」
ルティーナは黒炎を追うように走る,
ルティーナを隠して不意を突く,貫通の二段構え!
黒炎が消えると同時,ルティーナは刀を持つ方,右手首が掴まれていた,
黒炎を回ってきたの?うそ……,
なんであんな場所に,ここで打ったらルティーナにも当たる,
ルティーナは掴まれる痛みで刀を地へ落とした,
「フィリア!」
「頼るな,すぐ無理と悟らず,新しい手を考えろ,それに身体も弱々しい,まー,短期間で変わるもんじゃないがな,」
フィリアは片手に黒炎を纏い,ヒカリノに殴り掛かる,
「お前らの弱点は,遅すぎる,ただ貫通してるだけの能力で勝てるほど甘くない,」
フィリアを思い切り投げ飛ばすと同時に,左手で刀に手を伸ばすルティーナを地へ叩きつけた,地には巨大な穴が作られた,
「エングランさま,よろしいのですか?仮に合格したとしても,ボロボロになった二人を連れていけばお荷物になるではないかと,」
ティアはそう訊く,
「問題ない,結局危険な仕事はやらせない,もしヒカリノが何か狂ってさせようとしたら,俺があいつを殴る,」
フィリアは立ち上がると,黒炎を何発も飛ばす,
こんなの当たるわけない,それにルティーナは大丈夫?どうしよう,何か一発逆転をしないと,
ヒカリノは既にフィリアの後ろにいた,
「目で追うのは難しい,気配で感じろ,」
「分かったよ!気配ね!」
ルティーナは起き上がる,
何か策を考えないと,傷の一つもつけれない,
「行くぞーーー!!!!」
普段物静かなルティーナが,そう叫ぶと,フィリアとヒカリノの視線を寄せた,ルティーナは思い切り地を踏み込んだ,
瞬間移動!!
大きく前へ転んだ,すると,痛そうに足を押さえ始めた,
ええ……ルティーナのやつ捻ったのか……,ったく,仕方ないな,
「フィリア,とりあえず,ここまでだ,」
「ルティーナ!大丈夫?」
フィリアとヒカリノはルティーナの元へ駆けつけた,
「ルティーナ!何が合ったの!?」
「瞬間移動……したかった,」
「ルティーナ……,」
「あの身体の脆さでは不可能だが,チャレンジする心は大切だ,偉いな,ルティーナ,」
ヒカリノはルティーナの足に触ると,靴を脱がせた,
「ルティーナ,ヒールを極めるぞ,ヒールってのはな,思い切り治るよう意識を──,」
「悪いなヒカリノ,ルティーナには俺の能力が付与されている,」
「おまえの能力が?そうか,なら仕方ないな,ルティーナは守る意識をし,バリアを習得しろ,」




