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死ななき駒は打ち砕く!  作者: 中西かえで
本編
16/43

百之力

間が開いた,


「はい,私はフィリアやルティーナの味方側です,こうして大天使に勝てる人材を待つ,勝てない人材は追い返し息絶えないようする,力を過信している人に限り,早く死にます,」


「ルミアはなんで,それをしてるの?」


ルミアはその服から銃を取り出した,


「帰ってください,貴方には希望を感じています,黒炎と言うものを聞いたとき,確信しました,大天使を殺すのは貴方と,なので,今無駄死にさせるわけにはいきません,」


「分かった,私は死なない,これでいいでしょ?」


ルミアは歩き,フィリアの横を通り扉の横に立つ,


「恐怖を与えます,ここを通り扉を越えられたら,信じましょう,無理ならば,それまでです,」


「分かった,」


フィリアは恐怖の範囲へ足を踏み入れた,その瞬間に襲いかかる恐怖は凄まじい物だった,


なんで……足が動かないの?動いて!


「バリアを得る,そして脳をリラックスさせ,恐怖を感じさせない,これを可能にすれば,私やアルファ相手にも臆せず動けます,」


バリア,守る意識をする,脳をリラックスさせて恐怖を感じないようにする……,なんで力が入っちゃうの?


フィリアは全身が震えていた,


能力が出ない,でも,私は行く,力を信じる!


フィリアは両手を強く握り,胸に巨大なる力を込めた,心底から溢れる黒炎を,今その身体に纏った,


黒炎の痛み,これで恐怖を超える!


能力を出せた?成長ですね,


「しかし惜しいです,痛みで誤魔化そうと,その痛みに並ぶ恐怖は残ります,どうしますか?」


「見ててよ!超えるから!」


フィリアは黒炎を更に強く燃やす,天井や床も焼けてきており,しかし火事にはならない材質だった,そのときだった,フィリアの頭に男の声が響く,


『姫,俺は──,』


「呪い,幾つも前の世界,」


「何を言って……,」


フィリアは片手にペンを持っていた,身体の動くまま,フィリアは黒炎を止め,地に絵を描く,ニコニコと笑う,下手な王様の絵だった,


「よう!俺は王様だぜ!」


「王様……,」


「なんですか?その絵,」


「全ての原点,彼の名前は王様!私の描いた王様!なんで忘れてたんだろう……,」


その瞬間,フィリアは強く頭を抑え苦しみだす,


「大丈夫ですか!」


「頭が……痛い!なんで!」


フィリアはその場に倒れた,


ルミアはその王様の絵をただ見ていた,


「お姫さま大丈夫か?今行くからな!」


その絵は立ち上がる,まるで実在してるよう,人の肌のように立体に作られた,その下手な絵は,


なんですか……これは,


王様がフィリアの頭に触れた,


「よーし!助けるぞ!」


少し間が空く,ルミアはポカンと見ていた,


「あれ?おかしいな?俺の能力が効果ない!お姫さま大丈夫かな?」


少しすると,フィリアは目を覚ます,


「全てを思い出した!」


「えっと……,」


「ルミア!聞いて!私の全て!」


「私ですか……えっと、構いませんが……,」


フィリアの口は笑っていた,


「ここは百の世界,私は九十九回死んだ,そして,一つずつ世界を進んで,この百の世界に辿り着いた,王様はエングランだ!」


「エングラン?会ったのですか?彼と,」


「え?知ってるの?」


フィリアは少し驚いた様子,


「フュテュールというチームのリーダーに当たる人物でした,私も属していた一人です,今は仲間を取り戻すべく,こう隠れていますが,」


「エングランの……仲間?」


エングランはいる!王様はいる!


『お姫さま大丈夫か?今行くからな!』


「もういいよ,私は王様に会う!」


「何を言っているのですか?」


フィリアの身体からは黒くこの世の者であり、それを超える凄まじいオーラが溢れていた,


「共通の深く眠っていた想い!王様!」


なんですか?この化け物は,


「どうした?ルミア,」


デルタが上の階から降りてきた,


「っておい,あの日散々に煽ってくれた女じゃねえかよ,そんで,なんだこれ,」


「デルタさま,あれは危険です,」


「問題はねえ,」


デルタは目から熱風を放つ,


「なんだ,これ,バリアが硬すぎて俺の攻撃が通りやしねえ,」


フィリアはまるで別人であり,不気味に笑っていた,


「いい,俺が始末する,」


デルタは翼を広げた,


「ひよっこが随分と成長したもんだ,しかし残念だが,相手が悪い,」


デルタは歩き近づく,


「私の百の意思,百の能力,百の力,全てを破壊する!黒炎!!」


フィリアが消えると,その瞬間,黒炎を構えたフィリアが目の前にいた,デルタは翼で正面を守りつつ,思い切り踏み込み下がろうとするが,身体の動きが鈍く,加えて鎖で足が縛られていた,


超能力と鎖,そして踏み込んですらいない,つまり能力として使った瞬間移動,


「なんだこれ……おかしいだろ!」


フィリアがデルタの全身を酷く焼いた,その瞬間,フィリアは倒れる,デルタは酷く焦げており,死ぬ寸前だった,


「ルミ……ア,医務室に……,」


「いえ,すいません,死んでください,」


「は……?」

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