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死ななき駒は打ち砕く!  作者: 中西かえで
本編
13/43

終焉道

四人は洞窟の中に入る,


「えっ……,」


フィリアは声を出す,目の前には,白いカチューシャをし前髪を上げた透き通るような長い白髪をしており,天使と同じ白い目,背には天使の翼が生えていた,岩に座っていた,洞窟の中には細い川が通じている,


「子供,けれど天使よ,あれは,」


「よし!倒すよ!」


「フィリア……でも,子供だよ?」


ルティーナは少し引いていた,


「子供でも,あれは天使だよ?」


「落ち着け,子猫ちゃんの相手は慣れてる,」


アンリは近づいていく,


「危険だよ!」


アンリが目の前に立つと,少女はアンリの手に触れた,


女の子の手っ……だと!!


「アンリ,何か能力かもしれないわ!」


「いや,こいつに殺意はない,」


そりゃ敵なら殺意なんて隠してるわよ,


「お嬢ちゃんっ,オレに名前を訊かせろ,」  


少女は口を開いた,


「ベタ,」


「メタ?メタネタロールの話か?」


「ベタ,」


「そうか,それで話だが,ここで何をしてる?まず,天使なのか?」


ベタは頷く,


「アルファ知ってる?」


メラアも近づく,


「ええ,初月のことね,」


初月か,


「それの妹,」


間が開いた,


「「「「妹!!?」」」」


メラアはドラゴンを出した,


「アルファについて,色々知ってるのよね?アルファさえいなければ,あの戦いは勝ってた,やつさえいなければ!」


「それは知ってる,アルファはヤバい,いつも優しいけど,ほんとは怖い,」


少女の表情は無だった,


「見っけたで,おじょう,」


洞窟の奥から,肩辺りの銀髪を後ろへポニーテールにし,目にはサングラスを掛けた女が歩いてきた,緩く白い服を着ており,手には酒を持っていた,


「ベータ,はよ帰るで,」


四人は女を警戒していた,


「アルファきらい!帰らない!」


「そんな言われても,私に下された命令やから……せなら,ジュース飲ませたるで,」


ベタはフィリアの後ろに隠れた,


「えっ!私?」


「フィリア,こんな子供を本当に倒すのか?」


「ちょ、ズルいよ,こんなの,」


ベタはフィリアの服を掴みながら言った,


「助けて,ここから出たい,」


「出るのは立派な大天使なってから言われとるやろ,初月に,」


「アルファ死んじゃえ!あんなんきらい!」


女は溜息を吐いた,


「四月の言ってた黒炎ってのは,こいつか,」


「神をも恐怖へ誘いし黒炎を見せる!」


フィリアは黒炎を放つ,それと同時にフィリアがベタを抱え,全員が走り出す,


「なんや,構ってくれへんのか,」


黒炎を避けようとすると,氷の壁が周りに作られ逃げられなくなっていた,


「おもろいな,これ,」


片手で黒炎を受け止めるが,その手は焼けた,


「全てを貫くってのはほんとなんか,」


四人は走る,


「ベタ,あいつの能力は?」


フィリアは訊いた,


「幻覚,幻聴,今感じてるのが全部,それから先は偽物,」


「厄介ね,」


その瞬間,フィリアの周りから人が消える,


これは幻覚,けど,何も考えず,この長い一本道を進むだけ,


「おい,これは罠だ,前に進むと死ぬ,」


「真っ直ぐ進んでいけ,他に何も考えるな,」


「助け……いや,俺は置いてけ!奴が追ってきてる,」


何かが割れる音がする,


どれが……幻聴?真っ直ぐでいいんだよね?でも,アンリはほんとに残るの?どうしよう,


「止まったらダメ,全てアスアの幻聴,」


アスア?あいつの名前?


「先に行け,奴を始末してから行くぜ,子猫ちゃん,」


「アンリだ!」


先に行けって……迫ってきてる?いや,でも進まないと全員,アスアの能力にハマる,


「先行くよ!」


フィリアが先へ進み切ると,扉が閉まる,


終いや,これで施設からベタは出られへん,


アンリは一人,その通路で止まっていた,目の前にはアスアがおり,アンリは右手に氷剣を持っていた,


「〆だ,運が悪かったな,相手が俺とは,」


「なんや,私と一騎打ちしたかったんか?まあええわ,始末命令も何れ出るやろ?」


アンリは細い氷を蜘蛛の糸のよう,無数に張り巡らせていた,


幻聴や幻覚に惑わされず位置を把握できる,それで対等,勝てるかは別か,


一方四人は施設内にいた,


「やっぱアンリいない!」


「あいつが足止めをしなかったら私が行ってたわ,全員が背を見せる中で上手く連携も取れず,そのままやられるのは最も避けるべき展開よ,」


「ベタのせいでごめんね,」


「ベタ……,私たちに任せて!」


「けど,道案内はしてもらうわよ?ここが家なんでしょ?」


「違う,ここは会議の施設,けど,少しは分かる,」


フィリアはベタを地に置く,ベタは歩き出す,


「五階まである,ここ地下一階,地下も合わせて五階まである,」


「ねえベタ,」


「?」


「私たちは生贄を探しに來たんだけど,何階にいるとか分かる?」


ベタは頷く,


「最上階,でも会議中だけ,それまでは連れてきた人が持ってる,大天使の部屋は四階にあるから,デルタがもう部屋に生贄を置いてれば,そこにある,」


つまり地上三階,


ルティーナは言う,


「なら,危険な場所とかも把握した方がいい,」


「たしかに,ベタ,危険な場所とかある?」


「一階は何もない,二階は中天使が沢山いる,三階は色々ある,四階は部屋がある,五階は会議室,三角形の建物だから,上に行けばどんどん狭くなる,」


「色々がよく分からないけれど,二階さえ抜ければ隠れるのは容易ね,もし尻尾切りをするときがきたら,私が行くわ,」


「いや,私が行く!」


「ダメよ,生贄の檻を開けられるのは,おそらく貴方たち二人だけよ,それに鍵付き扉があるかもしれないし,私は論外よ,」

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