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016 『バルバトス伯爵家』

ここらへんは、ホントに要修正ですね……二章書き終えたら取り掛かります。


 いつものように騒いでいる3人組を、これまたいつものように横にいる少女と眺める。


(全く最近の若者は賑やかだね、おばさんついていけないよ。まあ肉体年齢は同じなんだけどね)


 と心の中でくだらないことを考えていると、「集合~!!」と先生らしき声が聞こえてくる。おそらく注意事項の確認だろう。この前学院でも聞いたから大丈夫だが、一応行った方がよさそうだ。


 私は隣で乾いた笑いをこぼしている少女に向かって呼びかける。


「アル、担任の先生が呼んでるみたいだから行こうか」

「あ!そ、そうですね!行きましょう!」


 彼女は《アル・クロムフォード》。入学所に初日に結果的に助けることになったあの子だ。あの時は謎の反応に困惑したが、今はあのような言動をする気配はなく小動物のような子だなという印象が強い。嘘です今でも脳裏に焼き付けられてます。


(落ち着け、あれはそう夢だったんだ。うん)


 忘れた方がいいことはあると自分に言い聞かせる。


 取り敢えず担任の元に集まっているであろうクラスのメンバーと合流するために、未だに騒いでる3人組を回収し先ほど声が聞こえてきたほうへ移動する。


 途中でまたカーラが私にまた飛びつこうとしたのを事前に察知し、カーラを締め落とす一幕があったが割愛する。リーファ、それは一応君のこ主人だぞ?大丈夫?解雇されたりしない?


 そんなこんなで少し遅めについてしまったわけだが、今は出席を確認しているみたいなので間に合ったといっていいだろう。


 私達のことが見えたのだろう、担任はこちらを一瞥したあとすぐに目線を別の方向にそらした。そして出席の確認が終わり先生からの話が始まる。


 見た感じどうやらグループごとに分かれているようなので、私たちはクラスの集団の隅のほうを陣取り先生の話を聞くことにする。まあ聞いてるのは私だけだが。


「カーラ達も聞いたら?この前も言ってた内容だけどさ」

「わたくしは覚えているので大丈夫ですわ」

「…で、本当は?」

「アリスをずっと凝視していたので全く聞いておりませんわ!!」

「………はぁ」

「ため息の溜めが長いですわ!?」


 この私の中で絶賛好感度が急降下しているおバカな子は《カーラ・バルバトス》。そう、間引きをするときに毎回お世話になる。あのバルバトス伯爵家だ。


 バルバトス伯爵家は先祖代々王国の剣として活躍している由緒ある家系なのだが、一族のほとんどが文官ではなく武官として仕えているらしく、しかおなんでも物理的なパワーで解決しようという節があるらしい。力こそパワーって言ってそうと思ったよ。


 更にバルバトス伯爵家にはある特性があった。それは、女の子が極端に少ないという特性だ。  


 その影響でカーラは物凄く家の者に可愛がられており、そのバルバトス伯爵家の脳筋な思考が刷り込まれており、基本は普通なお嬢様なのだがときたまに頭のネジが外れるということになっている。


(結構力強いから、抜けるのに苦労するんだよね……)



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