80年代 イタズラ番組の闇 (あらすじ)
1980年代、世のまさにバラエティ番組の全盛期。
なんせ当時は視聴率が40〜50%を記録するバラエティ番組が
日常的に存在していた時代だった。
まずなによりあの頃は規制が緩く、例えば「元祖どっきりカメラ」は
芸人ではなく、ガチで素人相手にイタズラをして
お茶の間に晒し者にして笑い、例え身体に多少ダメージを与えるものでも
さほど大事にはならなかった。
表現の幅が今とは比べ物にならないほど広かった事は間違いない。
どんなかたちであれ、素人はテレビに出演できただけでうれしい
ありがたい、という雰囲気。
逆に言うと、当時のテレビ局から見ると
素人のあんたを貴重なテレビに出してやってるんだぜ
いちいち文句言うなよ。という感じで
それほど当時のテレビ局は権力が強かったのだろう。
しかし…
中にはどう考えても、悪ふざけじゃ済まないレベルの
イタズラ番組が毎週土曜、深夜の時間帯に放映されていた。
そして当時の世代の人でさえ、この番組の存在を知るものは少ない。
なぜならこの番組は、本来すべての放送が終了している時間帯に
テレビ局に高額な投資をしている者にのみ与えられる
特別なチューナーを使わないと視聴できない
裕福層向けの特別番組だったからだ。
かく言う私も、その視聴者の一人だった
あの頃に見た映像はすべて録画している。
見返す度に、あの頃に感じた背徳と興奮
官能的でゾクゾクした思い出がよみがえる
残念ながら、みなさんにはその映像を見せることは出来ないが
その番組の内容とイタズラのターゲットになった者たちの様子を
私は映像を見返しながら、実況形式でお伝えしよう。