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異世界転移3

ミルクを飲みながらこの世界について老人に聞いた。


ここリンカ村はエグリス王国という大きな国の辺境にある小さな村らしい。

老人と女の子はこの村で農作業をしているそうだ。

エグリス・・・これも聞いたことがあるな?


「そうそう、まだ名前を名乗っていなかったな」

「わしの名はグラム、この子はユーリじゃ」

「ユーリだよ。よろしくね!」


「私はキャルル、この2人に助けられてここに住まわせてもらってるの」

「おれは中島孝雄、よろしくお願いします」


軽く自己紹介などを済ませた後、孝雄は今後の行動について話を聞いてみる。

「とりあえずこの手紙とか、ここに来た理由が分からないな」

キャルルが頷く。

「そうね。その事は色々調べてみたけどこの村では情報は得られそうにないわね」

キャルルは5日前にはここに居たらしい。情報収集もその間にやっていたのだろう。

自分の知らない土地に着いてここまで行動派でいられるとは恐れ入る。


「情報が欲しいのなら王都へ行ってみてはどうかね?」

悩んでいる2人を見てグラムが提案する。

「情報なら王都が1番集まるし、なにより人が多く往来するからのう」

「そうだよ。本がいっぱいあっておもしろかったよ!また行ってみたいなー!」

ユーリがなんとも楽しそうに話すので少し微笑ましく、心が落ち着いていく。


「そうだな、とりあえず王都へ向かおう」

「それじゃあ私と一緒に行かない?」

キャルルが腕を組み「孝雄君も手紙の事気になるでしょ?一緒に行動したほうが効率良いもの」

半ば強引に話を進めてきたが、孝雄としてもそうしたほうが良いと思っていた。

「そうだな、じゃあ一緒に王都まで行こう」

「決まりね!早速準備してくるから!」

キャルルは意気揚々と立ち上がると直ぐに家の奥へ走っていった。


キャルルの用意が済んだところでグラムの家を出る。

「すいません。お世話になりました」

孝雄とキャルルがお辞儀する。

「なになに、気にする事はない」

「また遊びに来てねー」

手を振る2人を後にし王都へ向かう事にした。



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