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聖夜のイタズラ  作者: 結愛
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8/8

幕開け

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「なぁシロ。あの子、生贄(いけにえ)にして良かったのか?」

「なんのことかなぁ、クロ。俺はただ、遊びたいだけだよ」

「お前のそういうとこ。直した方がいいぞ」

「とか言って、クロも好きだろ?」


 彼らは再び、スカイツリーの頂上にて会話をしていた。


 顔は笑みを湛え、これから起こることに嬉々と胸を踊らせている。その笑みは最早、死神と何ら変わらない。


「血の契約·········。彼女、クリスマス終わったら俺たちの部下になるのか」

「楽しみだねぇ。ほんっと、楽しみだよぉ。絶望に染まるか、狂ってしまうか。はたまた、なにも知らずにのうのうと生きるか。いや、人としては死んでるか。·······これだから、仲間探しは退屈しないねぇ」


 笑いを噛み殺しながら、眼前に広がる夜景を見下し、シロは両手を広げた。


 ――血の契約。

 彼らサンタクロースが、今まで絶えなかったのは、この契約を、呪いともいえるこれを人間にしていたからである。

 クリスマスにしか現れない彼らは、繁殖しない。故に、仕事の見返りとして、人間を同類にしてしまう。このようにできあがったサンタクロースは混血とされ、生前の記憶が消える。時に記憶が戻ったりするが、どちらにせよ最早、人間ですらなくなる。しかし、そのことすら気付かないので、彼らからしてみればなかなか滑稽(こっけい)な話だ。


 そんな相棒の行動に、クロは気持ちを同調させる。(なだ)めていたクロも、決して例外ではない。ブラックサンタの純血は、思考そのものが常識を外れていた。


 二人して笑みを深め、高らかに述べる。


 まだまだ、クリスマスは始まったばかり。お楽しみは、これからだ。


「人間は美しい。だからこそ、狂い舞うのが綺麗だ」

「クロもそうなんじゃないか。さぁ、まだまだ行こうか。この聖夜に」





「「人を暗闇へ導こう」」


読んでいただきありがとうございました!

第一部分の前書きにも記しましたが、この話は一日で仕上げたものです。かなり乱文になっていると思います。

なにかありましたら、感想の方にお願いします。



では、皆さん良いクリスマスを!

ブラックサンタに攫われないように、お気をつけくださいませ


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