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鬼ヶ島

作者: ちまちゃん

ゆっくり見てくださいね

鬼ヶ島では、角の出なかった子供の鬼を

桃の中に入れて川や海に流す習慣がある


母親の鬼にとっては悲しい別れの出来事だ


そしてこの子も角が生えなかったので

首にお気に入りのネックレスを付けて

桃の中に入れて山奥の川に流した


それから20年後


鬼ヶ島に道場破り的な桃太郎と名乗る者が

動物を家来にして鬼ヶ島にやってきた


鬼ヶ島は急に慌ただしくなった


「このならず者はなんだ?」


よーく見てみると首には見覚えのあるネックレスがあった


母親の鬼はこれは私の物だと気付いた


この桃太郎は、私の実の息子だ!


母親の鬼は、桃太郎に抱き付き

「ごめんよ、元気にしてたかい?」と聞いた


桃太郎は何の事か全く分からなかったが

話を聞いている内に内容が分かってきた


桃太郎は、老夫婦に川で拾われて育てられたと伝えた


それを聞いて母親の鬼には

「せっかくここまで来たのだからと

そのおじいさんとおばあさんに

このお土産を持って帰りなさい」と言い

桃太郎にたくさんの土産を渡した


そしてこれからはいつでもおいでよ!と

桃太郎に伝えて桃太郎を帰らした


桃太郎は家に帰ると育ての親の老夫婦に

事情を念入りに細かく話した


おじいさんとおばあさんは

「本当の母親に会えたんじゃな」と

深くうなづいていた


桃から子供が産まれる訳無いからなー


桃太郎は月1で鬼ヶ島に行くようになり

その度にお土産をもらうので

生活が豊かになっていきましたとさ


おしまい、おしまい




読んでいただきありがとうございました


またよかったら他のも読んでくださいね


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