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ある中学校教師の殺人事件簿  作者: 維己起邦
72/77

55ー16





 福村に出てくる人で無しと同じだ。

 しかしキタナイ世の中では

私を犯罪者あつかいしかねないしね。

 そうなれば人生おしまいだよ。

 台無しだよ。

 そんな事許せるかね。

 そういう子たちを何人も見ているんだ

私は。

 私は教師になれてよかったよ。

 教師になったおかげでね。

 そのような犯罪に走らずにすんだしね。

 どこが犯罪なのかね。

 世の中が悪いのにね。

 わけもわからずに

私を犯罪者あつかいしているのにね。

 それは尽川君さえわかってくれれば。

 その希望があったからだよ。

 教師になって教育してあげれば必ず-----とね。

 私をそのような犯罪者にしたいのかね。

 いや-----。

 キタナイ-----人で無しの世の中の

哀れな犠牲者なんだよ。

 彼らは。

 そうだろう。

 人の気持ちのわからない世の中の。

 私はつくづく教師になって

よかったと思っているよ。

 今はね。

 君たちのおかげだよ。

 彼らは心を病んでいるんだよ。

 全く可哀想な子たちだ。

 早くそれを教えてあげないと

大変な事になるしね。

 全員成敗

となるしね。

 いかに優しい私でもね。

 そこまで腐っているとなればね。

 イヤ私が許しても

私の“心ある家来”が許さないだろうしね。

 福村でもそうだろう。

 そうなってもいいのかね。

 あの者たちを救いたくはないのかね。

 君たちは-----

救いたいだろう。

 ならば-----

どうすればいいかわかるね。

 それも教育なんだよ。

 その子たちにもね。

 福村の気持ちをわからせてあげればね。

 立派に立ち直るんだよ。

 自らの愚かさを認めてね。

 そうだろう。

 それを

そのようにしか取らない者もいる。

 人の気持ちだとね。

 そのせいでどんなに悔しい思いを。

 きみたちはそうなってはダメだよ。

 信用している。

 あの時のパシリは-----。

 パシリのクセに

今や大会社の社長だ。

重役だなどと。

 私の顔を見れば

私の顔など見たくもないと

言わんばかり。

 尽川君が君たちを見るようにね。

 私はタダの教師-----。

 そんな事許せるか。

 しかしどうしようもない。

 卒業してしまえばね。

 どうしようもないんだ。

 後悔ばかりだよ。

 あの時どうしてもっと

“教育”してあげておかなかったのかってね。

 トコトン懲らしめてあげていれば。

 逆らっても無駄だと

心の底から分からせておいてあげれば。

 そうしておけば今頃

私が社長に。

 学校でなら思う存分

教育してあげれたのに。

 あの時ならば。

 それを-----

あの当時の担任教師にダマされたせいで。

 “その程度で許してやれ。

 これでもう。

 そいつもわかってくれる。

 それ以上やれば警察ざたに”

 その言葉を信じたために。

 あの時もっと教育しておいてやれば。

 親の言ったとおりだったよ。

 今やらなければ一生後悔するとね。

 警察ざたになど-----。

 甘い先生がいれば-----。

 ここは○○法権だしね。

 しかし

大人になればどうしようもない。

 時折、

教え子になる

金持ち社長の子供たちをね。

 教育してあげるくらいしかね。

 方法がないわけだ。

 文科省も教育委員会もね。

 マスコミも。

 もっとがんばってね。

 早くキレイな世の中に

人の気持ちのわかる世の中にね。

 してくれなければね。

 今から教育してあげればね。

 社長や金持ち力のある者を

その子供をね。

 強請り《ゆすり》教育でね。

 人の気持ちのわかる

いい人間にしてあげれば

きっとキレイな世の中になる。

 それが教育の使命だ。

 必ずそうなる。

 そうしなければ 。

 それを信じて教師になったのにね。

 何をしているんだ。

 あの連中はね。

 彼らでダメなら私がね。

 直々に-----と。

 それでね

 教師生活三十有余年。

 三十有余年教育してあげたのに。

 それを私の人生を-----

どうしてくれる。

 私の今までの努力はどうなる。

 あのような子たちはね。

 尽川君のような子たちだよ。

 何人どんな方法でイジメようが

何人イジメ殺されようがね。

 全くわからないんだよ。

 懲らしめられているのがね。

 私に。

 愚かだからね。

 犯罪じゃあないんだ。

 懲らしめてあげているんだよ。

 そこまでやればもう

犯罪じゃあないんだよ。

 家来になるまで懲らしめてあげればね。

 ご主人様が

家来の金を取ろうが

こき使おうが

それは犯罪じゃあないだろう。

 家来になるまでやれば。

 いくら逆らっても無駄だと

心の底から分かるまで

教育できれば

もう犯罪じゃないんだよ。

 そこまで教育してあげれればね。

 そして

中学校の三年間があれば

それは可能なんだよ。

 そう思って教育してあげたのにね。

 それもわからない。

 愚かだからね。

 まあ三年では-----

少し無理があるかもね。

 もっと時間があれば。

 まあいいか。

 しかし君たちのおかげでね。

 今度こそは。

 感謝しているんだよ

私は。

 君たちにはね。

 君たちのような子にもね。

 こんなに感謝してあげているんだよ。

 本心からね。

 どこまで私は優しいんだ。

 君たちもわかってくれるね。

 私のやさしさを。

 今が一番大事な時だしね。

 私が本音を吐いたのも

心の内を明かしたのも

君たちならわかってくれる。

 そう信じての事だしね。

 その信頼を裏切ってはダメだよ。

 君たちは私の教育指導に

従っていればいいんだ。

 君たちだけでね。

 やればどうなるか

危なくてね。

 見てはいられないしね。

 もし

しくじりでもすれば

その責任をどう取るつもりだね。

 責任など 

取れるはずもないしね。

 君たちはしくじっても

死刑になるだけだが

この私はどうなるね。

 この私をこのまま朽ちはせて

いいはずはないしね。

 そんな事

許されるはずはないしね。

 君たちにしろ

悔やみきれないだろう。

 君たちが

死んだからといって

済む問題じゃあないだろう。

 そんな事になればね。

 君たちにしろ

一生悔やむことになるだろう。

 福村の家来のようにね。

 “あの時わたくしめが

もっとうまく-----

もっと上手くやっていれば

今頃福村様は天下を”

とね。

 そう言って一生後悔することになる。

 そうだろう。

 君たちならそうなってくれるね。

 そうなってはいけないわけか。

 そうなっては私は社長に

なれなかったことになるしね。

 そうだろう。

 いわば

本心を明かしたのは

親心のようなものだよ。

 心の底から。

君たちのことを心配しての事なんだよ

 そうならないためにね。

 その事は君たちもわかってくれるね。

 信じているよ。

 福村の話を持ち出しているのも

君たちに福村の家来のようになって

欲しいからだよ。

 わかるね。

 あのような忠実な家来に

君たちがなってくれれば

きっとうまくいくよ。

 わかるね。

 要は“人の気持ち”だよ。

 福村を支えて支えていくわけだ。

 一方的にね。

 そして何の見返りも求めない。

 福村の家来が福村に

何かを求めたことなどないだろう。

 求めるとすれば

 天下を取ること。

 福村様がこのような暮らしを。

 そういうことだしね。

 だから福村は何もする必要はないんだよ。

 そうだろう。

 そんなことをすればそれこそ甘えてね。

 福村を利用しようとするものまで。

 家来が一方的に支える。

 それが“人”なんだよ。

 それをね。

 福村にまで支えさせようとする。

 そんな事をするから

 家来たちが甘えるんだよ。

 それこそ“人で無し”そのものだろう。

 そんなもの。

 子供の時からそうだったよ。

 下手にするとね。

 私がわかった振りでもすればね。

 この子供はもう大丈夫だと言ってね。

 家来たちはしてくれなくなる。

 これから

あれもこれもしてもらおうという時にね。

 してくれなくなる。

 これからが大事なのにね。

 私のために

私を立派にするために

してくれる。

 私を立派にするためにする。

 その喜びを

教えてあげようとしているのに

してくれなくなる。

 これからという時にね。

 それどころか

この私にだよ

 させようとする始末。

 それでは“人”じゃないだろう。

 福村は何もしなくていいんだよ。

 そういう立場の者に全部させればね。

 そうしないと

甘えてね。

 してくれない。

 それどころか私にさせようとまでする。

 考え違いをしてね。

 私をアゴでコキ使おうとする者まで

出てくる。

 人というものはどこまで

愚かなんだ。

 キタナイ生き物なんだ。

 “立場”というモノをわからずにね。

 君たちもそう思うだろう。

 そうなってはダメだよ。。

 君たちは。。

 そういう者にも教育は必要なんだよ

 だから私はね。

 子供の頃から出来てもしない。

 強請ユスリ教育でも言っているだろう。

 勉強などしなくてもいい。

 ただ教育してやれば

とね。

 そういう立場の者どもが

悟ってしてくれるまでね。

 私の-----人の気持ちをね-----

わからせてくれるまでジッと待っている。

 君たちのような子がね。

 うまく金持ちどもを社長を

その子たちをね。

 懲らしめて

私の気持ちをわからせてくれるのをね。

 温かく見守りながらね。

 そしてね。

 今まで待ったかいがあったよ。

 君たちが全てうまくやってくれた。

 これからもやってくれると信じている。

 私の信頼を裏切ってはダメだよ。

 そんな者は“人で無し”だよ。

 そうなれば私も-----このDVDをね。

 人の気持ちだよ。

 わかるね。

 このDVDは

言わば

私と君たちを

 つなぐ接着剤のようなものだよ。

  つなぎ止めておくためのね。

 そうなれば

私も安心してね。

 君たちを信頼できるわけだ。

 わかるね。

 君たちなら大丈夫と信じたいるんだが。

 もし万が一ね。

 キタナイ世の中に触れてね。

 そうなれば君たちはどうなる。

 そうだろう。

 もしこの者に裏切られれば。

 そういう不安から

荒れる子は荒れるんだしね。

 強請ゆすり教育では

そうなっているんだよ。

 私はね。 

 このDVDをね。

 撮った時にね。

 コレでわかってもらえる。

 コレで私は

夢がかなう。

 そう思ってね。

 喜んだモノだよ。

 コレを使ってね。

 君たちを指導すれば

きっと長年の夢がね。

 そのときの私の気持ちがわかるかね。

 その時の。

 福村にしても

こういうモノを手に入れれば

コレで天下を。

 あの者さえ

とばかりの喜ぶだろう。

 本当に偉い人間とは

そういうものだしね。

 福村でもそうだろう。

 必ずそうなるように

なっている。

 あの者さえしてくれれば。

 あの者はこうしてこらしめてあげれば

このようにすれば。

 それが接着剤になって。

 そうして立派になっていく。

 それが偉いんだよ。

 テレビの前のみんなも

世の中も

それで喜んだくれるだろう。

 これで福村様は天下を取れる

とね。

 逆に

世の中もテレビの前のみんなも

山賊や金持ち、力のある者どもを

懲らしめられるのに

 こういう弱みにつけ込めば

家来になるしかないのに。

 そうしないと。

 “どうして福村はあんな奴

懲らしめてやらないんだ。

 こうやって懲らしめてやれば

こういう弱みにつけ込めば”

 そう言ってくれるだろう。

 心のキレイなものならば

そう言ってくれて当然なんだよ。

 しかし勘違いしてはダメだよ。

 君たちがやれば

そうはならないわけだよ。

 福村がやれば

必ずそうなる。 

 世の中もわかってくれる。

 私・だ・か・ら・そうなるんだよ。

 みんなもそれが偉いとわかってくれるしね。

 偉い人間とは

そういうものなんだよ。

 それが立場なんだよ。

 だから

君たち、そう取ってくれたまえよ。

 決してゆすりたかりなどとは

取ってはダメだよ。

 そんな風に取る者がいるから

教育にならないんだしね。

 そうしないとね。

 人の気持ちを

先生の気持ちを

わかってくれないんだしね。

 福村と家来たちを

しっかりとむすびつけるには

それしかないわけだしね。

 だから教育なんだよ。

 これは。

 それをそう取られれば-----

盗人、ゆすりたかりあつかいされれば

私も-----考えざるを得ないだろう。

 このDVDを使ってね。

 君たちを懲らしめざるを得ないしね。

 そんな事をすれば

成敗-----という事になるしね。

 君たちは必要だしね。

 そんな事はしたくないしね。

 まあこのDVDがなければ

キレてね。

 犯罪にでも。

 いや

そんなことをしてもね。

 キタナイ世の中では

見捨てられてね。

 人生台無しにされるのがオチだしね。

 君たちは-----

この私を見捨てたりはしないね。

 そんな事をすれば-----。

 まあいい。

 だから私はね。

 いままでね

もどかしい思いをしながら

甘い教師を装ってね

君たちを指導してきたわけだが

全くもどかしい限りだったよ。

 こうすればきっとあの子たちは

私の気持ちを分かってくれる。

 このように教育指導してあげれば

きっと 。

 そう思って

やんわり教えてあげているのにね

全く理解していない。

 それで尽川君の子供もね。

 あんなことにね。

 しかしよかったよ。

 このDVDさえあればね。

 もう何の心配もないわけだ。

 思う存分

君たちを教育指導してあげられる。

 いや

何も君たちを

信用していなかったわけじゃあ

ないんだよ。

 君たちなら私を見捨てるということは

なかっただろう。

 なんて私は優しいんだろうね。

 何にしろ君たちは必要だ。

 それでだよ。

 わかるね。

 必要なければ

役に立たなければ

かまわないんだがね。

 だからね。

 役に立ってくれたまえよ」

 校長はニコリと。

 いつもの温和なあの笑みを。

 「イヤ。

 必要ない

という事はないわけだ。

 必要のない子と言うのは

いないわけだ。

 椰田君たちの

例もあるしね。

 そういう形ででも

役に立ってくれればね。

 この子はどうすれば-----

私の役に-----。

 それを教え導くのも

教育指導するのも教師の役割だしね。

 とにかくどうすれば

私の役に立ってくれるのかだよ。

 このDVDを使えば

尽川君も

無実という事になるしね。

 そうなれば君たちも困るだろう。

 この私を

社長に出来なくなってね。

 そんな事になれば

どう責任を取るつもりだね。

 そうだろう。

 福村の家来なら切腹ものだよ。

 私はなんて優しいんだ。

 そんな子は

懲らしめられて当然なんだがね。

 そういう“人で無し”の子はね。

 それともう一つ。

 このDVD。

 私に何かあればね

わかるね。

 公表される事になっているんだよ。

 そうなればどうなるか。

 いくら君たちでも

そのくらいの分別はあるね。

 そういうことだよ」

 校長は

いつもの慈悲深い温かい笑顔で

そう言った。

 福村が家来を見るような優しい目で。

 「それで校長。

 汚職の件を尽川が吐いた後

どうするつもりですか」虹口。

 「もちろん-----

それさえわかればね。

 それで尽川君にわかってもらえるんだし。

 私の気持ちを。

 そうなれば尽川君が犯人ではね。

 彼が会社をクビにでもなれば

元も子もないしね」校長。

 いつもの優しそうな目で虹口たちを。

 「それでどうやって尽川の無実を」

 「イヤ。

 イザとなればこのDVDがあるしね。

 しかしそうなれば君たちがね。

 困る事になるし

どうするか。

 だから-----そうなりたくなければ

君たちで何か考えてね。

 尽川君を助けてあげたまえ。

 私もね。

 君たちを失うのはね。

 もしまた尽川君がね。

 悪心でも起こせばね。

 その時は

君たちがいた方がいいしね。

 そういう事だ。

 だから信用している。

 君たちならやれる。

 わかったね」

 校長はニコリと微笑んだ。

 「まあ-----

それで何も思いつかなければ

私が何か知恵を

貸してあげられると思うよ。

 心配しなくて大丈夫だ」

 校長は自信たっぷりに。

 「校長の言う“人の気持ち”とは

そういうことだったんですか」当庭。

 「そうだよ。

 君たちさえ、尽川君さえ

私のためにしてくれればね。

 どんなに良いか。

 私の家来になってね。

 私の気持ちをわかってね。

 それ以外

何があるんだね。

 今が私の気持ちをわかる-----

その時なんだよ。

 君たちならやれる。

 そうなれば私は社長に。

 そのために教師に。

 それをわからせてあげるのが

“教育”だろう。

 そうじゃないのかね。

 学校でそう教わらなかったかね。

 いや-----そう教えなかったかね」

 当庭と虹口は。

 「私を立派にするために

してくれていたんじゃあ

なかったのですか。

 私はそう信じて」当庭。

 「それで

あの者さえ

家来になってしてくれれば

こうやって懲らしめてやれば

きっとわかってくれると

 言ってくれていたのでは」虹口も。

 「マサカ。

 どうしてこの私が-----

君たちのためになど。

 君たちは大変な“考え違い”を

していたわけだよ。

 反省したまえよ。

 それはこの私を君たちと同列に

考えていたということだろう。

 それを教育の場では

“奴隷扱いする”というんだしね。

 今からでも遅くはない。

 自らの立場をわかってね。

 私はなんて優しいんだ。

 君たちのような考えの子でもね。

 許してあげようとね

するんだしね。

 君たちヒョットしてこの私を

今まで福村の家来のように。

 そんな事はないよね。

 もしそうなら

手討てうちモノだしね。

 私はなんて優しいんだろう。

 そう思ってね。

 心を入れ替えてね。

 まあいい。

 とにかく

そうでも言わないと。

 君たちこそふさわしい-----とでもね。

 君たちのような子は

私のためにしないだろう。

 それでそう言っていたわけだよ。

 福村もそうだろう。

 荒くれどもを立ち直らせるため

村人を助けるためと言ってね。

 彼らのためだと言ってね。

 ダマしてね。

 金持ち商人どもを懲らしめさせるだろう。

 あれと同じだよ。

 それも教育なんだよ。

 そのようにダマせばね。

 村人も荒くれ者どももね。

 福村の知恵にね。

 感服してね。

 ダマしたなんて決して取らないしね。

 君たちもそう取ってはダメだよ。

 どうだ。

 わかったかね。

 私はここが違うんだ。

 君たちとは。

 私の知恵に感服しただろう。

 “人の心”を持っていればね。

 このお方はとても

我々の及ぶところではない

と悟ってね。。

 家来になってくれるんだろう

 信じているよ」

 校長はこれで。

 これだけ本心を明かし説得すれば

 わかってくれたと

確信を持ったかのように

満足の笑みを浮かべた。



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