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それからは
○○
だった。
○○の中に何を入れようか。
ただ単に“大変”という文字を入れるには
あまりにも“大変すぎた”。
学校へ校長とともに帰ってみると
校内にはパトカーはじめ警察車両の群。
マスコミもチラホラと-----。
まだそのくらい。
これからドッと押し寄せてくるだろう。
二年前同様-----。
今回はもっと-----か。
何とか中へ校内へ入る。
「校長先生」顔を見るなり教頭が。
校長が帰ったことを知り
思わず外へ駆け出してきたのだ。
教員たちの動揺も隠せない。
「取り合えず中へ。
しかし殺人というのは本当かね」校長。
「はい。
くわしいことは司法解剖を待たなければ
わからないとの事ですが。
状況から見て
まず間違いないと」教頭。
「いったい誰が」別の教師もいる。
「まさか二年前の-----。
イヤ-----忘れてくれ。
軽はずみな事は」
校長は当庭の方を。
「二年前の関係者が続けてですか」教頭。
「証拠となるよううなものがあれば別だが-----
いまの段階では」校長。
「だったら他の生徒たちは大丈夫でしょうか」
季末もいる。
当庭の方を。
あいつら今日は欠席している。
「さっそく調べて-----
親御さんに確認を。
いや-----家にはいないか。
心当たりを捜してみます」
「ですがまだ峰月の方は-----。
事故かも」季末。
「とにかく安否確認を。
念のためです」校長。
職員室へ入った。