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ある中学校教師の殺人事件簿  作者: 維己起邦
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 深夜。

 光対中学校校長の野里は

今日も遅い帰宅だった。

 ここ十数日

気の休まる時はなかった。

 教え子たちが次々と。

 そして-----

元教え子の-----

尽川君は。

 真犯人は誰なのか。

 マサカ-----あの子が。

 あのような子だったとは。

 しかしどうする。

 これ以上

罪を-----

重ねさせたくは。

 自宅は電車を乗り継ぎ-----

中学から駅までは

暗い道が続いている。

 この時間になると

人どうりも-----ない。

 野里は急ぎ足で----- 。

 マサカ----- あの子たち。

 物陰から黒い影が-----。

 二つだ。

 「君たち

 マサカ。

 そんな事をすれば」

 一人の影が

 手に持った鉄製の棒で。

 長さは五十センチはあろうか。

 野里の頭を-----

正面から。

 野里は手で頭部をかばおうと。

 しかし-----

男?は-----影は

容赦なく何度も野里を-----。

 野里は逃げようと。

 その後ろから

後頭部を-----。

 野里は倒れた。

 男たちは野里のカバンから。

 カバンごと-----

奪い去り

野里を人目に付かないように

路の脇へ。

 走り去って行った。

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