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また明日

是非みてください

「ねぇ…」

…声が聞こえる。

…誰かは分からなくて、けど、聞いた事があるような声。誰?誰なんだ?

「ちょっと…!」

ああ…俺を少しでも心配してくれているのか?お前は…いや、お前みたいな奴が…心配するはずねえか…

「上本!ねえ!上本ってば!」

「聞こえてるっての…」

俺はだるい体を押し上げ目をゆっくりと開ける。

…予想通りに秋山明日菜がいて俺が辺りを見渡すと…ここは教室だろうか……って当たり前か、ここで寝てたもんな…

「……何でお前ここにいんの?」

「はぁ?あんたの教室の前を通ったら一人だけあんたが寝てたからよ。感謝しなさいよ?このままだったら閉じ込められはしないけど時間がただ過ぎていくだけだったから」

なるほどな…こいつわざわざ来てくれたのか…。

しかも寝起きの悪い俺を起こすまで。

…多分こいつからしての俺の印象は最悪だろう。

じゃなかったらこんな顔しねえ。

「そうだな…悪い」

俺はそれだけを言ってから、机の横にあった鞄を取って歩く。

「待ちなさいよ」

「あん?んだよ」

俺はさっさとお前の所から消えたいんだよ…さっさと用件を言え。

「礼は?」

…………………ああ、それかよ。

それを言わせるためにいちいち待たせたのかよ…馬鹿かよ…。どんだけプライドが高いんだ。

と言っても…何も言わなかったら帰らしてくれなさそうだしな…けどこいつに礼も言いたくない。

「ただ起こしてくれただけなんだから別に言わなくてもいいだろ」

「馬鹿じゃん、起こしてくれた人にも普通ありがとうって言うでしょうが」

「あん?誰が馬鹿だって?」

……こんな事で怒る俺もガキだな。しょうもねえ。

しかも秋山は前はビビってたのに今は全然だ。

「…あんたさ、そんな事して疲れないの?」

「お前に言われたきゃねえよ。お前が俺の何かを知ってるとかでも言うのか?」

「そんなの誰も言ってないじゃん」

「言ってるようなもんなんだよ」

「そんなん言われたって私知らないし!」

「……だったら口出しすんな」

…流石にこいつも分かったのか、何も言い返してこない。…目は超悔しそうにしているとすぐに分かった。こいつ…どれだけプライドが高いんだ。と言っても別に俺は悪くない。他人の事に首を突っ込んだ奴が悪いだろう……これが俺の思考だった。だからこのまま放っておけばいい。…これが俺の出した結論だ。

「…じゃあな」

俺は教室に居た秋山一人を放っておき一人で学校を出る。…すると知らない間に雨が降っていた。

…やべ、傘持ってきてねえよ…。仕方ねえ、誰かのを奪うか…。

俺は早歩きで近くにあった傘を取り、開いて俺は学校を出てゆっくりと歩く。

…そういえば秋山…傘持ってきてんのか?まぁ…誰かに貸してもらう……っていう時間でもないな。

とにかく大丈夫だろうと思い…俺はコンビニへと行った。




「ヤバイな…雷まで鳴ってるじゃねえか…!」

俺がコンビニに着いた時には…もう服はびしょ濡れだった…ったく、傘の意味がねえ…。

とにかく傘なしまでは濡れてないから良しとしよう…と言っても、雷がすごいな…秋山いけてんのか?

「……弁当…買うか」

弁当売り場に行くと、この豪雨のせいか、いつもよりうれ残っている。

……何にするか…

…俺がしばらく弁当を見つめていると…その間にコンビニの扉が開き…そこにはびしょ濡れの女子が立っていた。

今日で二個書きました!また暇な時になど見てくれると嬉しいです!

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