不良ってウザい
初めてちゃんとしたものを書きました!少し変になるとは思いますが、どうか見ていただけると幸いです。
今日もまた…意味のない1日が過ぎていく…。
だらしない日々、毎日遅刻ばかりの朝…その時は、誰も俺のことなど気にもしない。学校でもだ…。
俺の知り合いなんか数少なく、俺を不良だと思い込んでいる。別に俺は大して他の奴に何て思われようが構わないがもし自分がやってねえ事を噂とかにされると腹が立つ。ああ…人間というものは、時には残酷だ。俺は……こんな世界は嫌いだ。
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俺は学校にへと着くと、まず自分の机に鞄を置く。よくつるんでいる隣の席のやつを見るが…空席だった。あいつは俺より遅刻してくる時間が遅い。まぁ…適当に時間を潰しておくか…。
「おい、上本」
…俺は窓の外を見つめていると、不意に後ろから声が聞こえた。声は聞いたことがある…俺の悪い友達…とでも言うべきか…知り合いに今はしておく。
「あん?どうした?」
「今日さ、授業サボるけどお前も来る?」
「何時間目だよ?」
「一時間目から四時間目まで。5と6は出ようぜ」
何だ?5時間目と6時間目には何かあんのかよ?
それは置いておくとして…さてどうしようか?隣の席の原田 一馬はまだだしな…けど、少しくらいの暇つぶしにはなるだろう。
「分かった。俺も行く」
「おー分かった、じゃあ行こうぜ上本」
「ああ」
俺は立ち上がりこの悪仲間のメンバーの後ろぐらいにへと行き歩く。前のリーダー的存在のやつらは、うるさく喋っている。やっぱ行かなきゃ良かったか…?
でも授業はサボれるしな……行くか。
「おい、道開けろよー?」
「じゃねえとボコるぜー?」
俺たちは廊下に出ると直ぐにリーダー的存在の風早と関谷は廊下にいる奴らにそう言う。
俺はそれを横目にへと見ながら無言のままで歩いていた。
「おい!駿!」
…ふと、名前を呼ばれた気がした。
多分この声は…
「一馬?」
…俺の隣の席の一番よくつるんでいる奴、原田一馬だった。
「よぉ!駿!風早と関谷達も!」
一馬は今来たのだろう…笑顔でこっちに来た。
こいつとは親友とは言っていいぐらいの仲だ。
風早や関谷達とはもっと仲がいい。
「来たじゃん原田ー!お前もサボる?」
「サボろうぜ原田ー?」
お前らいちいち声がでけえんだよ…もっと小さくならないのか?耳が痛くなるじゃん…。
「サボるの?駿も?」
「ん?ああ…まあ一応な」
俺は答えた時にはもう廊下の端っこにいた。
…俺までこのうるさい奴らと一緒にはされたくない。俺はできるだけ静かにいたいんだ。
「ふぅんそっか。じゃあ俺もサボるわ!」
「さすが悪友の原田!分かってる!」
「それほどでもな!」
「褒めてねえよ!」
だからその大笑い止めろって…ほら、お前達のグループの何人か引いてるだろ…。やっぱり教室にいた方が良かったな…俺はやっぱりこの空気には無理だ。
俺が教室にへと一人で戻ろうとすると……誰かとぶつかった。
ドスン!!
「あ…ごめん!」
いてて……
「誰だよ…?ぶつかる時はもっと優しく……」
俺は一発きつく言おうかと思ったが、止めた……まぁ、女だしな…急には可哀想だろう…。
「ごめんね?急いでてさぁ………って、あんた有名な不良じゃない…」
「おいんだよその可哀想な目を見たような顔は…!ってかウザいぞお前」
俺はさっき打ってしまった頭をさすりながらそいつを、微妙に睨みつけた。それによく分からないツッコミも入れてしまったしな…。
「はぁ?あんた何かにウザいとか言われたくないわよ。バカじゃないの?」
「あん?何だとお前…」
「だってさ?不良って…ほとんど弱いのって知ってる?」
…俺はそれで、頭に血が上った。
こいつ…何も分かってねえくせに偉そうな事言ってんじゃねえよ…!
俺はそいつの胸ぐらに手を掴んでさっきより睨みつけた。女だとしても容赦しないってぐらいに。
それでこいつも少しはビビったのか、目を逸らす。
「名前は?」
「んなのあんたに言っても仕方ないでしょうが…」
「そうだけどよ…いちおう聞いてんだ。俺は上本駿」
「……秋山明日菜」
秋山は聞こえないくらいの小声で言い、また目を逸らす。っていうか……こいつ肩が震えてあがる…。
こんなに別に怖くないしみたいな顔してんのに…そりゃ女だから当たり前か……。
俺は少し安心させるために胸ぐらを掴むのを止めた。
「…悪いな、怖がらせてしまって。…で、秋山…お前何も分かってねえくせに偉そうな口叩いてんじゃねえよ」
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