11月14日に見た夢。
ある室内で紙が順番に配られた。
紙には歌の歌詞が書かれている。
俺の手元にも最後に紙が配られた。
音楽が流れ始めると、配られた歌詞を見ながら、皆、蚊の鳴くような声で歌を歌い始めた。
それを聞いていたお偉方が、その小さな歌声に、表情を少し曇らせる。
俺は少し声量を上げた。
歌の中盤になると、お偉さん方の誰かが両足を軍隊にように規則正しいリズムでいちにっ、いちにっと動かし始めた。
皆それを見て、同じように歌を歌いながら、両足をリズムよく、上げ下げする。
歌が終わると、もう解散してもいいとのことで、皆蜘蛛の子が散るように、部屋の中から出て行った。
まだ昼までは時間が随分と余っていたので、俺は自宅に帰り、英語の試験に備えて勉強しようと考えた。今度は絶対に良い点が取りたいと思ったからだ。
自宅に帰る途中、女優の篠原涼⚪️さんが交通量の多い道路の道端を歩いているのが見えた。
俺はふとこの道は、遠回りだと気づき引き返すことにした。
いつの間にか俺は一瞬だけ篠原涼⚪️さんになった。
俺は車からの、好奇な視線に晒され、嫌だなあと思った。
来た道を引き返していると、一軒の平屋建ての家があった。
あ、あの家は!
見覚えのある家だった。
家の前に行くと、家の窓が空いていて、中には見覚えのある少年がいた。
「久しぶり!覚えてる?」
俺は少年に聞いた。
少年は満面の笑みを浮かべながら、大きく頷いた後、ある物を指差した。
それは俺が昔、少年にあげた緑色のバランスボールだった。だがその横を見ると。
「あ、バランスボールが増えている!」
俺があげたバランスボールの横には新たに同じ緑色の一回りサイズが大きいバランスボールがあった。
俺が少年に勧めたバランスボールを少年は、今度は自分の父親と母親に勧めたらしく、その後、父親がバランスボールにはまり、新しいバランスボールを買ったらしい。
自宅に到着し、ニュースを見ていると、先ほどの少年の家がテレビに映った。
女の声のナレーターがこの家は世界最古の木造建築だと言い、年代別の建物の変容の歴史を写真付きで、紹介していた。
俺はさっき行った少年の家が世界最古の木造建築だということを、母親に伝えると、母親は「さっき聞いた」と言った。




