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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

意地悪姉のレッテルを貼られて家を追い出された令嬢は、実はとても優れた魔法使いでした。

作者:光子


メルランディア子爵家には、意地悪な姉がいる。

妹の可愛さに嫉妬し、後妻の娘である妹に家族の邪魔者と罵倒を浴びせ、妹の持ち物を壊し、食事を捨て、見えないところで暴力を振るう意地悪な姉《リネット=メルランディア》。

意地悪な姉に虐められながらも、健気に姉を慕う、可哀想な妹の《ウル》。

ある日、意地悪な姉はついに一線を越え、妹を階段から突き落とした。

幸い、命に別状はなく、足を捻った程度だったが、これを見た両親は、流石にこのままにしておくわけにはいかないと、姉を勘当し、修道院に送る決意をした。

こうして、メルランディア子爵家からは意地悪な姉がいなくなり、平和が訪れた。

意地悪な姉に虐められていた可哀想な妹ウルは、長年片思いし、実は両想いだった姉の婚約者である《クリフ》様と婚約を結び直し、優しい両親に祝福されて幸せに暮らしました、とさ。

 めでたしめでたし。


――――これが、私の、意地悪な姉リネットの物語。
妹のウルに婚約者を奪われ、家を追い出され、修道院で残りの生涯を終える。

か弱い妹を階段から突き落とすような酷い姉に相応しい結末だと、誰もが思うのでしょう。


 私は妹を虐めたことなんて、一度も無いのにね。


修道院では、誰の邪魔にならないように息を殺して暮らそう。
どれだけ頑張っても、どうせ誰も私を見てくれない、信じてくれない、好きになってくれないんだから――――

そう思っていたのに。

「俺の婚約者になって下さい、リネット」

学生時代のクラスメイトだった《アレン=フォン=バレット》からの突然の告白。アレンはこの国の第三皇子であり、帝国騎士団の魔法使いだった。


私はこれから、私を信じて好きになってくれた人達と幸せになります。
手放したことを後悔しても遅いから。



不定期更新。
誤字脱字報告いつも感謝しています。ありがとうございます。
この作品は私の考えた世界の話です。魔法あり。設定ゆるゆるです。よろしくお願いします。
アルファポリス様でも掲載しています。
1話 プロローグ
2025/04/11 00:01
2話 意地悪な姉
2025/04/11 00:01
3話 可哀想な妹
2025/04/11 00:02
8話 ラロッカ宮
2025/04/11 00:03
11話 実践試験
2025/04/11 17:01
12話 憧れの帝国騎士団
2025/04/12 00:01
16話 初任務
2025/04/13 23:01
18話 魔法
2025/04/14 22:16
20話 婚約発表
2025/04/15 17:01
23話 ウルと再会
2025/04/18 08:00
24話 ウルの騒動その一
2025/04/19 23:01
25話 ウルの騒動その二
2025/04/20 08:06
28話 ウルの騒動その三
2025/04/23 12:01
29話 残念な展開
2025/04/24 08:03
30話 意地悪な妹
2025/04/25 13:12
32話 クリフ様来襲
2025/04/27 08:01
33話 クリフ様来襲②
2025/04/27 23:07
34話 行方不明のご令嬢
2025/04/28 13:01
35話 ルルラシカ公爵
2025/04/29 12:05
37話 魔女
2025/05/01 16:11
39話 呪い
2025/05/03 11:24
41話 混沌の魔女
2025/05/05 08:02
45話 望まぬ来訪者
2025/05/09 13:14
46話 望まぬ来訪者②
2025/05/10 08:01
47話 再びのウルの再来
2025/05/11 21:05
48話 魔女見習い
2025/05/13 06:23
49話 婚活
2025/05/14 11:01
50話 嘘つきウル
2025/05/15 07:15
51話 奪われた嘘
2025/05/16 21:26
52話 暴露
2025/05/17 08:01
番外編55話 過去
2025/07/06 00:11
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