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 044 言い訳? いやいや説明だから


取り敢えず速攻で陽菜にメッセージを返す

「話すのは飯食ってからで良いだろ? てか なぜにスマホ」

返信をしてスマホをしまうと直に陽菜から返信が来た

「ここじゃ話せないし!!! ご飯食べたら適当な理由付けてふたりで出掛けからね!!!」

うん やっぱり!の連打は悪い予感しかしない

ちらし寿司 味わえたら良いんだが


食堂に行くとおばさんの作ったちらし寿司にじいちゃんの特性熟成ハマチにヒラメにスズキがのせて盛り付けてあった

「味薄いからそのアジの漬けをのせて食べて 醤油の代わりに」

とおばさんが言い終わる前に菜々子ちゃんはアジの漬けとショウガの酢漬けをトッピングしていた


「今年はお魚が多いですね おじいさん」

「久しぶりに陽菜が帰ってくると聞いたから多めに魚を仕込んでたんじゃよ」

「俺もヒラメは久しぶり いつもはヒラメは金になるからって売ってたよね? じいちゃん」

「実は子供にはヒラメの淡白な旨味は分からんかな?と思ってた 大きくなったからもう分かるじゃろ?」

「分かれば良いけど 俺も陽菜もヒラメ食ったことないからな 回転寿司のエンガワはカレイだし」

「えっ? そうなの? カレイのエンガワとかあるんだ」

「ヒラメのエンガワとか高級食材じゃん カレイなら大きいからたくさん取れるし 知らなかったの? 陽菜」

「私も知らなかった 翔にーは物知りだね」

「菜々子ちゃんはここに来るまでお魚食べなかったんだから仕方ないかもね」

「もー なんで翔太は菜々子ちゃんの味方ばかりするのよ」

「年下には優しく接してるだけ」

「私も翔太より年下なんてすけど」

「だって陽菜はいつも同学年だから妹扱いしないでって言うし 俺は陽菜はレディとして扱ってるつもりだけど」

「レディ? ? ?」

急にツンツンしていた陽菜が顔を赤くして何やらボソボソと言い出した

余りに小声のために俺には聞こえないが


「はいはい タコとイカとお刺し身にお吸い物と酢の物も食べてね」

会話が落ち着いたらおばさんが料理を持ってきてくれた

陽菜も菜々子ちゃんも美味しそうに食べていた


「ごちそうさまでした」

僕たちさんにんが食べ終わるとおばさんが

「スイカも冷えてるけど食べる?」

と聞いてきた

菜々子ちゃんは

「私は4切れ食べる」

と元気良く返事をした

僕と陽菜は

「ちょっと買い忘れた物有るので自転車借りて良い? じいちゃん」

「おー 気をつけて行けよ 倉庫に置いてあるから 鍵は掛かってない」

「ありがとうございます お借りします おじいさん」

「なんじゃ? 陽菜も行くのか? 結構遠いぞ 気をつけてな」

「はーい 行ってきます」

俺と陽菜は自転車に乗って出掛けた


少し自転車を走らせ自販機の前で飲み物を買った

「で 話ってなんだよ 陽菜」

「なによ? あの菜々子ちゃんって 翔太へのあの娘の距離感おかしくない?」

「あれでも最初より引き離したんだぞ ひとりっ子だし同世代の親戚もいないから嬉しかったらしい」

「にしてもさぁ」

「まあ 俺も気をつけるけど・・・ 菜々子ちゃんはあんな感じかも」

「で 菜々子ちゃんは毎年翔太と同じ部屋で寝てたの?」

「おばさんも一緒だったし同じ部屋と言ってもフスマ一枚隔ててじいちゃんもいるし」

「取り敢えず言い訳を認めて上げよう 必要以上にベタベタしないでね」

「分かった 分かった で何を買いに行くんだっけ?」

「薄いゴム」

「薄いゴムゥ???」

「ウソに決まってるじゃん 動揺し過ぎよ 翔太 本当は歯磨き粉 私はあれじゃないと」

「了解 本当に少し遠いけど大丈夫か? 陽菜」

「私は中学の時はチャリ通だったから平気だよ 行くよ 翔太」

日差しの中を風のように陽菜が進んで行った

評価ブクマありがとうございます。

誤字脱字報告助かってます。

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