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033 宝石みたいなフルーツ飴


「今度は良い笑顔だよ」

古屋の一言で俺も笑えて吹石さんとのプリクラも良い映りだった


「サンキュー 古屋」

「じゃあ 今度は俺と倉持さんを笑わせてくれよ」

「いや それは無茶振りだし 元々古屋は笑ってただろ」

「そうだった 忘れてたよ」

古屋の言葉に倉持さんも吹石さんも笑っていた


「愛美も翔太君と会心のプリクラ撮ったしどうする?」

「私は花火始まる前に屋台回りたい」

「この古屋 おふたりの執事として働きますよ」

「おふたりじゃなく澪の執事としてでしょ?」

「古屋なら執事としてより間違えてお手紙食べそう」

「それは黒やぎさん? 白やぎさん?」

「良く分かってツッコめたね 愛美」

とガヤガヤと話ながら屋台の方へ向かった


「私は焼きそば」

「澪は焼きそば好きだよね 私はたこ焼き」

「愛美のたこ焼きも定番」

「あそこにかき氷とかフルーツ飴も有るみたいですよ お嬢様」

「イチゴにフドウにマスカットか ちっちゃいのに高っ」

「取り敢えず少しお腹にたまる物を食べてたからデザートかな」

「そうだね」

「でもフルーツ飴って赤に紫に緑って宝石みたいじゃない?愛美」

「本当にキレイだよね」

「宝石とか言われたらこの執事古屋が買わないわけには」

「じゃあ古屋君は私に買って 翔太君は愛美に買って上げて」

「ちょっと澪」

「分かりました お嬢様」

「翔太君まで」

「こんなのはノッた方が楽しいんだよ 先に焼きそばとたこ焼き食べてからだけど」


花火の場所取りをする前に食べ物と飲み物を買う人が増えたのか乗り物に乗ってた人が流れてきたのか屋台のお客さんが増えてきた

「はぐれないように手を繋いで 古屋君」

倉持さんが古屋と手を繋いだ

「俺たちも繋ぐ?」

吹石さんは無言で俺の方に手を伸ばしてきた

プリクラの時とかくっついて来るのに手を伸ばすのに恥ずかしそうなのは反則級に吹石さんを意識してしまう


取り敢えず焼きそば2つにたこ焼き2つと唐揚げにフライドポテトと飲み物を買って屋台の近くのベンチに座り食べ始めた

「やっぱり焼きそば美味しい てか味より雰囲気で美味しい気がする」

倉持さんの言葉にみんなで納得する


食べ終わると倉持さんと吹石さんはフルーツ飴を食べるかどうか迷ってる

古屋が

「迷ってるなら食べる一択 そっちの方が後々後悔しないから」

と言うと倉持さんはイチゴ飴を吹石さんはマスカット飴を食べるそうだ

俺がお金を渡すと古屋が買いに走った

なんとなくゴーカートの後ろの花火が見やすそうな高いところを見ると少しずつ人が増えていた

吹石さんは俺の視線の先を見たのか

「古屋くんが戻って来たらあそこに行こうか?」

と言った

ほぼ同時に俺のスマホが鳴った

評価ブクマありがとうございます。

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