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 017 血の繋がってない兄妹?


「そう言えば母さんの方のじーちゃんとばーちゃんは元気なのかな? 全く連絡来ないし」

「どっちも元気だよ 私は毎年お年玉もらってる」

「えっ? 俺はどっちのじーちゃんとばーちゃんからもお年玉もらってないんたが」

「お母さんの方のおじいちゃん達は渡せないかもね 離婚してる間は」

「でも陽菜はもらってたんだろ?」

「そりゃ私は血が繋がってるし」

「はっ? ? ? 俺は血が繋がってないの?」


陽菜はしまったって顔をして固まった

なんで母さんの方のじーちゃん達と俺は血が繋がってないの?

って俺は母さんと血が繋がってないってこと?

それなら母さんが俺を引き取らなかったことも納得がいく

そりゃ他人だもんな

って俺と陽菜も血が繋がってないってこと?

この目の前にいる美少女が? 

イケない 緊張してきた 気づいてないフリをしないと


「そう言えば母さんの方のじーちゃんの家にも全然行ってないな ちっちゃい頃に花火大会に行ったのが最後かな?」

「・・・そうだね あっちの花火大会は川原に屋台が出てたね」

何とか普通の話に戻せなたかな?

「てか 高校生も゙夏休みの課題あるんだな」

「中学校の友達の高校は補習とか課外とか登校しないとイケないところもあるみたいだよ」

「それなら課題で済めば御の字か」

「私達は半分頑張れば半分は写せるし」

「確かに でもおんなじところで間違えまくったら写してるのバレそう」

「そこはテキトーに答えをズラして書かないとだね」

無事に血の繋がってない云々の話はうやむやに出来たかも?

とは言え壁1枚隣に血の繋がってない美少女が寝てるとかヤバ過ぎる

今夜から眠れるのかな?

てか 朝には事故で見えちゃったけど危険を避ける服買ってきてもらって良かったよ

血の繋がってない兄妹と知った後にあんなことあったら俺は兄で居続けることが出来るんだろうか自信ない


「どうしたの?翔太 ご飯おかわりする?」

色々と考えながらご飯を食べていたからお茶碗が空いてたのに気づいてなかった

陽菜に呼ばれて慌てておかわりをお願いする


「はい ってなんだか新婚さんみたいだね」

「ゲホッ ゲホッ」

「なにしてんの? ご飯吹き出さないでね」

今までは軽く交わせてた言葉に異常に反応してしまう

無理矢理落ち着いた雰囲気を出しながらなんとか夕ご飯を食べ終わった

同時に洗濯物が出来たアラームが鳴った

「ちょっと洗濯物干してくる」

と言うと俺は食器を流しに持っていき逃げるように洗濯物を持って洗濯物を干しに行った


洗濯物を干していると母さんが帰ってきたのが分かった

母さんに血の繋がりのことを聞くべき?

知らないフリをしていた方が良い?

取り敢えずは陽菜とふたりきりで変に意識しまくりの俺的には母さんが帰ってきたことは良いことだよな?

てか本当にオヤジは何も俺に話してくれないんだな

俺的には血の繋がっているオヤジより血が繋がってなくても母さんの方が信用出来てたりする


洗濯物を干し終えてリビングに戻ると母さんがご飯を食べていた

「翔太 お母さんが花火大会に行くなら浴衣を買っておいでって」

「翔太も陽菜と一緒に選んでおいで 今年は久し振りに母さん戻ると花火見に行こう」

「お母さん知ってる? 今の浴衣は上下に分かれてて帯も締めなくてもパチンと止めれるんだって」

「上下に分かれた浴衣って浴衣柄の服だよね? 時代も変わったのね」

「それを言うのはお年寄りだよ お母さん」


僕は楽しそうに話してる陽菜と母さんをぼんやりと見ていた

評価ブクマありがとうございます。

誤字脱字報告助かってます。

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