016 陽菜からの一言とは?
陽菜がシャワーを゙浴びてる間
俺の頭の中には陽菜の水着姿がエンドレスリピートされている。
特にショートパンツを゙脱ぐ時から背中を向けた場面。
ってあの水着って庇ってる面積は下着だよね?
いくら兄妹と言えど警戒なさ過ぎじゃない?と思った。
そんな僕の気持ちも知らず少しすると陽菜は着替えてリビングにきた
「新しい服も洗濯してね 翔太」
「裏返しで洗えば良い? ネットに入れる?」
「一応裏返しでネットに入れて洗って。 あっ 下着と水着は私が洗う。」
「分かった。 で 今日の夕ご飯は?」
「炊き込みご飯に鳥の照り焼きに小松菜の煮浸しにかき玉汁の予定。 ちょっと待っててね。」
陽菜はエプロンを゙してキッチンに向う。
僕はその後ろ姿はさっきの水着の後ろ姿を゙思い出させる。
僕はプルプルと首を振った。
「どうしたの?」
「ううん 何でもない 俺もシャワー浴びてから洗濯しようかな」
「うん 汗流しておいでよ 今日も荷物運ぶのに付き合ってくれてありがとうね」
キッチンの奥から陽菜の笑顔に見送られるってここは天国ですか?
ってその屈託のない笑顔を゙見ると水着姿を゙思い出した僕は色んな欲の固まりだなぁどうしたの実感する
シャワーを゙終え洗濯機を仕掛けるとキッチンに向う
と言っても俺に手伝えることはない
「今日の炊き込みご飯のポイントは親鶏とゴボウと舞茸を使うこと 親鶏のかお肉は固いけど良く出汁が出るんだよ」
「親鶏とか買ったことなかった ゴボウは分かる 鶏ごぼうのおにぎりは良く買った」
「翔太は昔から炊き込みご飯好きだよね 良くおかわりしてた」
「そうだっけ? 良く覚えてるな」
「まぁ なんとなくね で かき玉汁のポイントは先にお汁に少しとろみを付けてゆっくりと全体をかき混ぜながら卵を入れることがな」
「本当に料理上手くなったな 聞いてるだけで美味しそう」
「食べても美味しいんだから もう食べる? もう少ししてからにする?」
「そこはご飯にする?オフロにする?それとも私?じゃないのか?」
「シャワー浴びてるし妹に相手になに言ってんの?」
と言いながらも陽菜は怒った感じではない
とは言えちょっとデリカシーに掛けたかもと思い陽菜に謝った
炊き込みご飯と照り焼きは完成したようだ
ご飯にはまだ少し早いからリビングのテープに向かい合い話をする
「水着も買ったし今年はおじいちゃんの家に遊びに来行かないとね」
「そうだな 花火の日に行けたら良いな」
「って翔太は水着あるの?」
「水着もないが花火見る時は浴衣じゃねーの? 浴衣もないが」
「私も浴衣ないや お母さんが帰ってきたら相談だね」
「久々だからみんなで行きたいけどな じーちゃんもばーちゃんも喜ぶだろうし」
「おじいちゃんのか作ったスイカもトマトもキュウリも゙美味しいし あれ? 今年の花火大会いつだっけ?」
「確か7月の終わりだったから うん 来週の土曜日だ」
「早く計画立てないとね おじいちゃんとおばあちゃん元気かな?」
「俺はたまーに電話で話すぞ 陽菜には電話来ないの?」
「そう言えば声も聞いてない気がする」
「そうなんだ じーちゃんは陽菜に優しかったから電話してるかと思ってた」
「まぁ 今年は会いに行くから あっ ご飯出来たよ 食べるでしょ?」
「ありがたくいただきます 運ぶのは手伝える」
「それじゃ これお願い」
それからテーブルにご飯とおかずを゙並べて向かい合ってたわいもない話をしながら食べた
陽菜からその一言を聞くまでは・・・
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