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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約2年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

硫黄と火

作者:忠腹 丹子
 地球の各地に楽園が創られて久しい世界。楽園を築き、住民を導き支配するモノは己を神と自称し、思い思いの箱庭で、外界から遮断された幸福な世界を維持し続けている。
 住民全員が幸せであると笑顔で答えられる場所。神によって苦痛が生じる事象の全てが排除され、老いも病も死すらも超越し、不安を知らず、多幸感しか知らぬモノ達の楽園。
 そして楽園の神々は協力する事で、天命を全うする寸前であった地球の寿命を、無理矢理延命させる事に成功する。

 代償として、楽園以外の地球の土地は荒廃してしまう。楽園の住民を除く動植物は息絶え、川や海は枯れ果てた。だが、自分が住む楽園以外を認知していない住民にとって、その代償は無いも同然であった。園での生活は変わらないのだから。

 しかしある時から荒野から化物が現れ、箱庭を破壊しようとし始める。神は圧倒的な力で住民に知られる前に化物を退け、対化物の武力として楽園守護騎士団を創り出す。そうして神の敵対者と名付けられた怪物と、楽園側の戦いが始まって100年余り。常に圧倒的優勢を保っていた神は油断と慢心により、中世の貴族が余暇に狩りを行う様に、戦いをその程度の認識にするに至る。

 そんな中、奴らが現れた。単体で楽園守護騎士団や神と渡り合い、数多の神の敵対者を統率する埒外の存在が世界中の楽園を攻撃し始め、幾つもの楽園を滅亡させた。楽園側はその個体群を奈落の王と呼ぶようになり、2つの勢力の大戦が幕を下ろす。
1
2022/11/15 21:00
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2022/11/20 21:00
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