身元調査
ある日、人生に落ちぶれた少年、葛井荘司と猫のシャニーが公園で出会った。
その2人は突然2人で1つの身体であるエニューオーという存在になってしまった。
エニューオーにはそれぞれ特殊な能力があり...。
この物語は、そんな動物と人間の絆を描いた異能力バトルである。
「てな感じで荘司君達がその警察からのスパイじゃないか調べるために!私の友人のところに連れていくね〜。」
しばらく歩いて居酒屋の路地裏へと来た。
「本当にここなんですか?」
「まぁ見といてって!」
そう言うと獣瀬は大きな声で言った。
「おーい改儒〜。来たぞー。」
すると氷の階段のようなものができ、建物の小窓へと登れるようになった。
「ここが彼の部屋だよ。」
氷をのぼり中に入ると暗い部屋で何かの機械の音が鳴り響いて、地面には沢山の紙やUSBが落ちていた。
また、部屋は狭く屋根裏に住み着いている感じだった。
「よっ!改儒!」
「今日は何しん来たぁ?」
パソコンで何かをしている人がいた。
きっと、彼が獣瀬の友人だろう。
「仕事してたらエニューオーに成り立ての人いたから連れてきた!」
「おーん、マジか」
「紹介するね。彼が私の友達!白改儒君です!!」
パチパチパチ。
改儒は独特な喋り方をしていた。
「あ〜、ども〜」
「てことで今から、荘司君とシャニー君の身元調査するね。改儒の隣に居といて〜。」
改儒はパソコンで荘司達を調べ始めた。
待ってる間は
「改儒〜これ食ってもいい?」
「よく見ろ、そりゃ賞味期限切れてりゃ。」
「えぇー!?なんでこんなの置いてるの!改儒〜!!」
「ん...んん!!忙しくて食ええん無いんこともあるんだよ!」
「わぁ、それは大変だ。」
なんて会話が続いた。
数分後、改儒は結果を言った。
「んー、荘司君の方はわかるんじゃけど...シャニー君は身元情報なんも無い...。」
獣瀬は驚いた顔で言った。
「えぇぇ!?そんなぁぁ!?」
そして、改儒の耳元にコソッと何かを言って次の言葉を言った。
「今回は特別対応ということで!スパイではないということで!!」
「ホントにそんな適当でいいんですか!?殺されるんでしょ!!??」
「まぁ、多分大丈夫〜!私がいるから、安心して!あと、シャニー君優しいし」
「こっちの方で、周りには一応改ざんデータばらまいとっけど気をつうけろよー?」
シャニーは優しいという言葉で少し照れていた。