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猫の名。

時は平成233年。夏。

ある日、人生に途方も暮れた少年。葛井荘司(くずいそうし)17歳が公園に立ち寄ると、そこには猫がいた。

その猫を見つめていると、急に猫が誰かに襲われ、首を斬られた。

数秒後、いつの間にか猫と荘司(そうし)は互いに言葉を理解できる様になっていた。

___公園だと人目が多く、猫と話していると不審なため、場所を家へと移した。

荘司(そうし)の家。

それは一般的な家では無い。

人通りのない静かな細道の先。

そこには森があり、川がある。

荘司はその川付近に段ボールで家を作って暮らしている。


「ご...ごめんな!家がこんな貧乏で...。てか、家っても言えねぇぐらいだな...」


「あぁ、いえ!全然大丈夫です!僕のすみかなんかに比べたらもう贅沢ですよ...!」


猫と人間。

家の大きさは圧倒的に違う...。

猫があたりに興味を持っている。

その時、荘司が話しかける。


「なぁ、あの...。猫って呼ぶのはさ?ちょっとわかりづらいじゃん?だから...名前、決めてもいいか?」


「あ、はい!な、名前ですね!名前呼びなんて久々ですよ〜」


1人と1匹で名前を決め始める。


「いや〜俺も猫飼ってみたかったんだよなぁー。」


「飼うって〜...。それ猫に言うセリフですか...。」


「あ〜すまんすまん!本音が出ちまった!」


「じゃあ決めましょうか!」


「そうだな!」


__数時間後。

1人と1匹が悩みに悩んだ結果...。


「じゃー、言葉も理解できて『天才』だし!ノルウェー語で『シャニー』とかはどうだ!?」


「シャニーですか...!!いいですね!」


「じゃあ決定で大丈夫か?」


「はい!」


猫の名前はシャニーとなった。

シャニーの名前が決まった時の笑顔は全世界が癒される様なとても優しい笑顔だった。


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