襲撃
ある日、人生に落ちぶれた少年、葛井荘司と猫のシャニーが公園で出会った。
その2人は突然2人で1つの身体であるエニューオーという存在になってしまった。
エニューオーにはそれぞれ特殊な能力があり...。
この物語は、そんな動物と人間の絆を描いた異能力バトルである。
獣瀬の家はオシャレで綺麗な家だった。
「ようこそ〜!!」
「わぁ!す、凄い...高そうな絵画や椅子!!」
まるで博物館のようだった。
「まぁ、今日はもう夜も遅いから寝よっか。」
獣瀬がそう言うと、いきなり大きな音がした。
「ヌロー。」
「ヴォォオン!!」
獣瀬はラステラの姿へと変わっていた。
さっきの音はラステラが放った矢から出ている炎の音だったようだ。
「おいおい何だ?こんないい夜に...。お邪魔するなら玄関から入ってこいよ?」
ラステラはそう言った。
荘司の目線の先には、サメのような奴が下半身を壁にめり込ませながら炎で負傷していた。
「お久しぶりです。鈴獣瀬。いつもは貴方...ですが、本日は別件でしてね。貴方ではなく葛井荘司がお目当てですので攻撃をおやめください...。」
ラステラの姿のまま、獣瀬が言った。
「その荘司を守ってんだよ。」
「ならば話は別です。」
サメのような奴がまた壁へ潜り込み部屋中を移動する。
「ドュゥゥン!!」
行き良いよく壁から飛び出し、荘司に襲いかかる。
「はっ!?」
「グウィィィン!!」
荘司は自分の"物と物をくっつける能力"で壁とサメのような奴をくっつけて距離を取った。
「おっと、突然襲うのは失礼でしたね。私は三軍へ所属している、名前は韓 碕崎です。そして、こちらのサメが同位体のサロンへ...。」
荘司の能力の効果が切れ、また襲いかかって来る。
「危ねぇ!荘司!!」
ラステラが矢を放ち助けてくれた。