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仲間と会いました。

色々と修正しました!これからもよろしくお願いします!!

私はとにかく頭を冷そうと外に出てみる・・・が、


「のわっ!!」


ドアを開けたら、目の前にはゴリラ・・・げふんげふん、私のグループの副官の黒見景虎がニコニコしながら立っていた。彼は、私が中1の時に親友に手を出してボコった元白桜一貫中の番長である。ちなみに私も、先日白桜一貫中を卒業したばかりだ。彼は、見た目はホントごつくて思いっきりゴリラなのだが、属性はイヌなのである・・・!!私は思った。


「こんちくしょう!これで、これでイヌなのか・・・・・!私のイヌ属性男子への憧れを返しやがれ!」


・・・と。しかも、一緒に動くようになってから気づいたのだが、コイツ、思いっ切りストーカー予備軍なのだ。・・・いや、尊敬されるのは普通に嬉しいと思うよ?けど、
















・・・けど!一日にメールを五十件以上送ったり、スケジュールを全部把握しているとばかりに私の行く先々に出没するってのはどうよ?



▪▪▪やり過ぎだろうが!どう考えても!ま、まあ私も、なんやかんやで信頼しているからいいが。


「どうしたの?景虎ぁ~。」


「いえ!番長!ご卒業おめでとうございます!!今年から一緒の校舎に通えますねッ!」


「あぁ、お前は4月から高二だっけ?」


「はいっ。番長に覚えてもらえるなんて、光栄です!!」


景虎にブンブン振っている尻尾が見えるのは気のせいだろうか?


「あっ、番長、他の四神の皆さんも会いたいとおっしゃていましたよ!!」


「あいつらか▪▪▪」


ここ関西は、四人の番長が治めている。


聖蘭中高一貫高番長、「紅蓮の火龍グレンノカリュウ」 紅夜 紋斗 ‘’朱雀‘’


柳城中高一貫校番長、「碧玉の賢鬼ヘキギョクノケンキ」 藍宮 水澄 ‘’青龍‘’


天原中高一貫校番長、「迅雷の夜叉ジンライノヤシャ」 桃火 天青 ‘’白虎‘’


そして、

白桜中高一貫校番長、「蘭麗の鬼姫ランレイノキキ」 緋桜風華 ‘’玄武‘’


この四人が、関西の四神と呼ばれている。私達は、比較的仲が良いとは思うのだが・・・うわあああ・・・嫌だ。

だって、だって・・・他の3人共色々とめんどくさいんだよォォォォ!!!


まず、紋斗は、ドMだ。真性の。何処にロープとロウソクとマッチと鞭を持参して鼻息荒くひとにせまる奴がいるのだ・・・!

「風華!!このロープで僕を縛って!!それから、それから!○✕□△☆!!!」と迫ってこられた時には、本気で蹴りを入れてしまった。まあ、目をキラキラさせてホント嬉しそうだったが。・・・本当にドン引きしたな。ありゃ。


次に水澄。彼はドSである。真性の。可愛い女の子をメス豚と言いながらどす黒い真っ黒な笑みを浮かべて踏みにじるのは、私は奴しか知らん。怖いのは、「水澄様に罵倒され踏みにじられよう同好会」があることだ。私が日本の行く先に不安を覚えた瞬間だった。


最後に天青。アイツは不幸な奴である。何故かいつも私達のじゃれ合い(という名の殺し合い)に巻き込まれたり、流れ弾に当たったり・・・とにかく不幸である。・・・グスン。一生君のことを忘れないよ。・・・まだ死んでないけど。・・・ゴホン。しかもアイツはオカン。将来いいお母さんになるんじゃないかな。うん。BL方面にいかないことを願う。割とマジで。


・・・このように、3人ともほんと面倒臭い。・・・やだなあ。まあ、しょうがない会いに行くか。じゃないと、(色々と)何をされるか分からん。前科があるからな!!あ・い・つ・ら・は・・・!!

兎に角、渋々靴を履いて、外に出ようとした時、

 


プルルルルル・・・



電話の音が聞こえる。


「「・・・?」」


相手に心当たりがない私は、げげんに思いながら電話に出る。


「は~い。こちら緋桜~。何のよう・・・「ね、姉さん!!」・・・あり?景?」


景とは私の血の繋がらない義弟である。ちなみに同い年である。


「おうおうどうしたの~?もしかして私の事が恋しくなっ「んなことどうでもいいから!!姉さん!早く 帰ってきて!!」・・・あ、そう。どうでもいいのね・・・」


まさかの可愛い弟(でも同い年)からの攻撃に、私は、5000ダメージを受けた!!

・・・・・じゃなくて、


「??何で?」


景がこんなに慌てているのなんて、何時ぶりなのだろうか。








・・・・・あ、ヤヴァイ。なんかすっげ~嫌な予感がする。

「姉さん!!母さんが・・・・・・・・








































































母さんが帰ってきた!!」


・・・あ、詰んだ。


「・・・え?帰ってきた?」


「うん。」


「あのお母さんが・・・??」


「うん。」


「地獄の閻魔様も裸足で尻尾巻いて逃げ出すような、阿修羅様(お母様)が・・・・・?」


「・・・・・姉さん、それ、母さんに聞かれたら、殺られるよ・・・。」


「私の耳が可笑しくなったのかも!!うん。・・・・・耳鼻科行ってくる。」


「姉さん。現実を見ましょう。姉さんの耳はいたって正常です。」


 え・・・・・ということは、あのヒトが帰ってきたと・・・・・!!








イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!

何でだぁぁぁぁぁぁ!!

今頃、父さんとキャッハウフフのバカンスをタチヒ辺りでしてんのじゃねーのかよ!!表現方法が古い?・・・そんなの気にすんな!こちとら混乱しとんじゃい!!!とりあえず、


「ゴ、ゴホゴホ!!け、景、お姉ちゃんは、急病にかかったようなんだ!今から病院に行くから、家には、帰れないからな!!」


「・・・・・姉さん、一目で分かる嘘は止めましょう。」


「うっさい!兎に角、私は帰らないかんな!!つ~か、帰れるかい!そんな阿修羅様がいる家なんかに!」


「姉さん!!僕らを見捨てるの!?」


「景も本音出てるじゃん!!っていうか、そんなにヤバいの!?どんな状況になってんだよ!!大丈夫な の!?大丈夫なの家は~~~~!?」


「だって・・・!あっ「ガチャ・・・HellO~!風ちゃん元気~?」」















































・・・・・あ、阿修羅様キタ~~~~~~!!!


「お、お、お久しぶりですね!!母上!」


「本当に久しぶりね~。どお?風ちゃん、最近、怪我とかしてない?病気とか罹ってない?」


「お、お陰様で!(母さんたちがいなくて、修行もなかったから)大きな怪我も無く、病気も罹ってませ ん!」


「もお、風ちゃんったら~、久しぶりだから緊張してるのね~。」


「(久しぶりだから緊張してんじゃね~んだよ!!死への恐怖に怯えてんだよ!!)・・・あ、アハハ」


「折角だから、家に帰ってきなさいよ。大切な話があるの。・・・ね?」


「はぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!了解しました!隊長ぉ~~!!」


私は電話に向かって敬礼しながら心の中で滂沱の涙を流した。



電話を切った私はずっと玄関で待っていた景虎に手を合わす。


「すまん!!これから急いで家に帰らないといけなくなったの!!みんなにゴメンっていっといて!」


「は、はあ・・・頑張ってください。大変ですねぇ~風華様。」


「うっさいやい!!・・・あっ、景虎!!」


何か嫌な予感がして景虎を呼び止める。・・・何か、ホント嫌な予感がするな~。帰ってこれないような・・・


「もし、私が帰ってこれなくなったら、景虎が皆を纏めろよ!」


「番長・・・ここは日本ですよ?」


「うっさいやい!!分かってるよ!でも、本当にそん時は頼む!!」


「はいはい。」


 私は、家に帰るための準備を始めた。













はい。ヤンキー仲間出て来ました。風華が言ってた通り 、色々と変な奴らです。しかも、苗字から分かるように全員華族。・・・おい、大丈夫か。ほんと強烈ですね。この時点で乙女ゲーム要素0なのは私の気のせいでしょうか・・・。あっ、ちゃんと出てきますよ!?・・・いつか。

さて、次回からは、やっと乙女ゲームの本編に入ります!!

これからもよろしくお願いします!

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