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-序章-
もう少し、平和な世界だったら、貴方たちとゆったり、暮らせたのだろう。
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例えば、私が死んだとして、世界は変わるのか。……否、変わるわけがない。
"死にたくない"、"死ねない"、"死にたい"。
いろいろな感情を持っている人が、この軍にはいる。
私の場合――運命を選べない。
死を覚悟して、日々をおくることは、誇り高きことなのだ。
そして今日もまた、"戦えない一般的市民"を護るため、国を護るために、軍人は戦う。
産まれながらに持っていると言われる、この力を手に――
このお話は、あくまでも私の別話のオリジナルキャラクターの軍パロディです。
ですから、いつかはこのキャラクターたちを使った本当のお話を書きたいと思います。
荏胡麻