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これからも

なんとも長かったシリーズもの…終わらした一心で書いてます…。

次からシリーズにするときは10校生くらいで考えようと思います…。

そんな反省中の青空鴉です。

菊間がお菓子を大量にもてきたところで、テーブルが大きく振動しだした。

「え?何?」

慌てる私をよそに、千羽は落ち着いた声でお菓子の山からパソコンを取り出す。

「お待ちかねの、ボスと対面よ」

「え、もう!?」

予定していた時刻とはだいぶ違う。一時間も早いのだ。

「ボスはルーズだから。」

そう千羽はいうと、ソーダを飲み干した。西郷もみを乗り出しながら、パソコンを鼻でつつく。

「早く、開けるんだお嬢ちゃん。」

「心の準備をさして…」

私は胸に手を置いて深呼吸した。

今までの思い出が浮かんでは消えていく。なんだか走馬灯を見ているような気がして余計に気分が悪くなった。

なにせ、今回の私の答えで、父と友人、それからここに集まってくれている仲間の運命が決まってしまうのだ。

なんで私なんかがこんな目になんていう弱音はもうゴミ箱に捨てた。

私は赤坂先生の娘。

ならこんな運命も受け入れなくちゃいけない。

娘は父を支えるものだから。

友人たちの時計も、とめなくては。


私は決心新たに、パソコンを開いた。

そこにはビデオ通話が浮かぶ。

今更だが、仮にも凄まじい数の部下を持つボスが、ビデオ通話でいいのだろうか。なんだか、不安になるんだが…。それに赤坂先生うつっちゃダメなんじゃ…。私ははっと、後ろを振り向いて赤坂先生に隠れるように言おうと思ったのだが、そんな私をよそに当の本人は

「押しちゃうぞー」

ポチ

「ええええええ!?」

こんな調子だ。

勝手にスイッチ押して自分の首を絞めて馬鹿じゃないだろうか。いや、バカだった。

「なんでスイッチ入れてんの!!!」

「いれないほうがよかったのか!?」

「そうに決まってるでしょ!赤坂先生が写ったら意味ないでしょうがぁ!」

「あ、そうか。じゃ、ちょっと帰るわ。」

「もう遅いわ!!」

そんなやり取りをしていると、ビデオ通話の相手、ボスは妙に甲高い声で言い放った。

「うるさーい!こっちは大切なお知らせがあるの!」

完璧にお凝らしてしまった。しょっぱなから。

血の気がひいていくのがわかった。

なんでいつも思い通りにいかないの…。

私がもんもんとしていると、ボスはさらに言葉を紡ぐ。

「おい!赤坂の娘!答えはわかったか!」

「え、あ、はい!」

不意打ちを位私はバランスを崩す。心の準備なんか全然できなかった…。

「答えは…」

「まだ言うな!誰が言っていいといった!」

「すいません…」

しかも怒られた。もう絶望的だ。私の頭の中には多くの部下に追われている自分お姿が目に浮かぶ。なんだってこんな目に…ゴミ箱から弱音を拾い戻した時だった。

「気が変わってな!友人たちに配った砂時計は回収した!あと、赤坂にはお咎めなしだ!異論あるか?」

「な…」

頭がフリーズ。なんていった?

「それは、本当ですか?」

赤坂先生がボスに問いかける。姿晒しちゃったよ…

「あぁ!そのかわり、おもいついたんだ!聞いてくれ!」

嫌な予感がよぎる。最近嫌な予感あたりっぱなしだからまさかとは思うけど…

「おまえら赤坂親子がマフィアをし切れ!以上!」

ブチ


「え」


これに驚かなかった奴はいない。驚きすぎて声が出ないもの続出。驚きすぎて叫んで店を追い出されたやつ全員。


なんだかよくわからないが、目の前が真っ白になっているのは分かって。

「どうしよう…?」

力なく赤坂先生に聞いてみると、先生は

「しょうがない、親子パワーで頑張るぞ!!」

「はぁ?」

なんだか嬉しそうに拳を突き上げた。

それに続かんとばかりに、みんなが手伝うと、言い出してきて、私はてんやわんや。

でもちょっぴり嬉しかったりして。

そうやって私の普通じゃありえない中学時代は過ぎていった。

え?今はどうしてるかって?それは、


「そろそろお時間です。ボス。」

「うん。すぐいくよ」


今も元気にマフィアやってます!

やっと終わりましたぁあああああ!

長かった…。無理やり感が否めないですが、そこはご愛嬌で。

ここまで読んでくださったかた、おりましたら、本当にありがとうございました!

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