緊急会議
緊急会議マフィアメンバーの集まりです。
次からはこのメンバーが主要になって行きます
温かい目でご覧ください!
土曜の昼下がり。私の自宅にて緊急会議が開かれた
「緊張してきた・・・」
「しっかりしな。お嬢ちゃん」
西郷はあごの下に手を置いて伏せの状態でいる。しかっりしなといっておきながら西郷もいつもはぬれている鼻が乾いている
「うん・・・」
私は千羽の携帯を目の前に冷や汗をかいていた
「あらあら、そんなに緊張することないんじゃない?ボスはユーモアな人だし」
ズゴォー・・・
そう言い放った千羽はお父さんに用意していたコーラを飲み干した
「それ・・・お父さん」
「いいんだ!寿美代!お父さんは牛乳大好きだから!」
「お父さん・・・。」
父親先生(本当は私の父の赤坂先生)は西郷・・・いや、タロに用意していた牛乳を勢い欲飲み干した。
「違う・・・それタロ」
「つべこべ言うなよ。お嬢ちゃん、俺はメロンソーダ好きだぜ」
グラスに鼻を突っ込んでメロンソーダのアイスをほおばっている西郷が言った
「いや、それは私の・・・」
「いいじゃない。気にしないことも時には必要よ」
千羽は二歩位目を飲んでいた。しかもそれはタロのおじさんのだ
「それおじさんのために用意したコーヒー・・・」
おじさんのほうを見ると水道水をいつの間にか飲んでいた
「おじさん・・・」
どことなくおじさんの背中がさびしい
「いいから本題に入りなさいよ」
「わかってる・・・千羽ぁああ!」
「んー?」
そして最終的に千羽は自分に用意されていたソーダを飲んだ
「どれだけ飲むんだ!私の分がないんだけど!」
「硬いこと気にしないの」
「コレが硬いことですかぁ!?」
「あーうるさい。うるさい」
私は千羽に一蹴された後に席に座りなおし改めて携帯を見た。
「・・・」
今日は現ボスから出題された問題の答えを千羽の携帯を通してビデオ通話で答える日。
私の自宅には私と千羽と西郷とおじさんと父親先生で待機している。
父親先生は来ないほうがいいといったのだが、どこからか今日のことをかぎつけいえに乗り込んできた。ちょうどお母さんは実家に帰っており良いタイミングといえば良いタイミングだが・・・
「ぷはぁー!牛乳はいいな!」
当の本人は事の重大さを本当にわかっているのか、幸せそうな顔を浮かばせている。天然というか、ポジティブというか・・・最近の悩みの種である
「はぁー・・・」
悩みの種といえば部活にもなかなかいけていない。部活が最近や隅が多いのも私の予定が重なっているのも理由の一つだが、一番はやっぱり疑惑だろう。
家に私そっくりの人(私の双子の姉の千羽)が家に突然来て意味不明な砂時計(本当は爆弾)をおいていったなんていうことがおきたら・・・疑うだろう。
ましてや、『私には本当は双子の姉がいて砂時計はマフィアから支持されてもっていったもので実は爆弾でーす』なんていったらみんなを完全に巻き込むだろうし今よりもっとギクシャクするだろう。
考え物だ。
私はそんなことを考えてしょうがなく冷蔵庫から持ってきた麦茶をちびちび飲みながらため息をついた
「何ため息をついてるのよ」
千羽は妙な落ち着きぶりだ。さすがボス有力候補の一人だ。
「だってバスから!バスじゃなかった!ボス!から!・・・電話がかかって来るんだよ!」
「そうねー」
千羽は棒読みで答えた
「もう・・・」
私は若干涙目で麦茶についた水滴を触った。ひんやりとした麦茶まで私の手からは感覚が薄れていく
「・・・」
しばらくみんなが無言になったときだった
「おっはようございまーす!」
ガララ!
私のドアがあいたやいなやテーブルにお菓子が大量に置かれた
「うわっ!なにこれ!?」
「あら。しみチョコがあるじゃない!」
「姉さんの好きなお菓子は全部チェックしてありますから」
「さすが若頭ね」
「若頭・・・ってぇ!」
にっこり笑顔の黒瀬組現若頭、謎の転校生菊間が颯爽登場した・・・
あー頭が痛くなってきた・・・
次はいよいよ現ボスとのビデオ会話です!
お父さんの隠し事もカミングアウトしてしまいます。
次回もお時間がありましたらぜひ見てください!