ハードボイルドの犬ってさ・・・
今回は、犬と私のコントみたいな会話が続きます(汗)
大目に見てください・・・
オレンジ色の桜の花びらが私の頭の上を通過していると同じく、ハードボイルドな犬・・・のけも頭の上を通過していった
「あの・・・すいません。ちょっと・・・そのぉ」
犬?に失礼がないように、靴ヒモを直すフリをして、制服に口を当て、心の中で精一杯
『犬がしゃべるかぁアアアアアアアアアアアア!』
と叫んだ。
(はぁはぁ・・・叫んだ・・・)
結構な消費量が心臓をめぐっている中、気配がまた横にしたので目だけを横にすると
「いい夕日だな。世界がまるでとまっているようだぜ。」
ハスキー犬が・・・足を土手に投げ出して、いつのまにかサングラスをかけて、遠い目で・・・夕日を眺めている
「うぅ・・・ゴホン!ごほ!すいません・・・」
鼻をかむフリをして心の中で
『だからなんで犬がしゃべってるんだよ!!!しかも、何でサングラス!?なんで普通に座ってんの!?なに渋い言葉並べるの!?』
なんだかモウ、泣きそうだ
「おい、おい、夏風邪はやっかいだからな。ごぼうを温めてスープにして飲むと、いいらしいぜ」
「ごほ!またすいません」
『豆知識ありがとうございます!!!!!早速試します・・・ってなるかぁ!!』
ある程度心で突っ込むと、落ち着きはしないが、呼吸ができるようになったので改めて異様な光景をみた
飼い主は何をしてるんだろう?銀のひげをオレンジに染めて細い目で夕日を見つめては、カメラで撮っている。レトロなカメラだ。モウ売ってはいないんじゃないかっていうレトロなカメラだ。
「お嬢ちゃんがこんなところで何してるんだ。モウ夕方だぜ?」
何より一番おかしいのは、あきらかにコノ犬だ。
何で人間っぽく座って、人間みたいにコレが普通です。見たいな感じでしゃべっているのだろうか?
「あ、あの」
声をかけてみる。まずコレが一番肝心だ
「なんだ?お嬢ちゃん?」
少し、お嬢ちゃんに困ったので
「お嬢ちゃんじゃなくて、あ・・・」
名前を言う前に
「しっ!お嬢ちゃんの名前は知っているぜ。だがあえていわないのさ。俺はこっちのほうが気に入っているんでね」
ハードボイルドだぁ・・・
「は、はい。それで、あなたのお名前は?」
なんだか犬に向かって{お名前は?}なんて・・・ばかげている気もする
「俺か?俺は、マフィア黒瀬組ボス。西郷だ」
なっ!!!!
激震が走った。マフィアのボスが犬ぅ!?しかも名前が西郷ってぇ!?まてまて、おちつけ・・・うん、そうだ。マフィアは別世界だもの。そうだよ、コンなのはありえる世界なんだ
「ところでだが、お嬢ちゃん。俺はマフィアではちぃと顔が知れた奴なんだ。」
そらな。認識されてるもん。いいんだよこれで
「おっと!間違えたぜ。認識されてんのは、主人のコックだ。カメラで夕日を撮っているやつだぜ。銀のひげがいかしてるだろ」
認識されてないの!?
「あの、西郷さん。何でしゃべったりしてるのにコックさんデ知られているんですか?」
「俺は犬だからな。犬がしゃべったらおかしいだろ」
自覚アリ!?
「俺がコックの声をしてるんだ。腹話術みたいなかんじだな」
犬が人を!?普通逆じゃない!?
「そういうわけさ。それで本題に入る」
本題か・・・
「俺をもらってくれねぇか」
・・・・・・・
「は?」
泣いてもいいですか神様。と心でつぶやいた
なんだか変な展開ですけど、読んでいってください。
お願いします!