二人の自分?!
今回は、話しがまじめにおかしくなります。
ですが、温かい目で見ていただけると、嬉しいです・・・
第2音楽準備室の窓は露のせいでもあり、私の頭の中と同じように曇っていた
「な、な、なにいいだすのさ?!突然!?」
私は何とかフリーズした頭を元に戻していった
マイマイは悲しい目をしていった
「寿美代・・・寿美代のお父さんのことは知ってるし、私達は誰にも言ってないよ?」
みんなうなずいてくれた
「そうだよっ!本当は言いたいことを我慢する苦しみがわかるか!サカス!」
寺屋はうずうずしていた
マイマイは寺屋をなだめると
「・・・寿美代、私達はできるだけだけど、隠し事はしないようにしている。だから、あなただって隠し事しないでよ?ね?」
「そうだぞ、赤坂」
みんな私を食い入るように見た・・・でも
「私は何も・・・な、なにも隠してないよ!・・・うん」
(隠し事はある・・・だけど、この件の隠し事はしてない!」
「寿美代!」
「だいたい!!本当に私だった?!違うかもしれないよ?」
大町は壁に寄りかかっていたのを起こしていい始めた
「あの日は、俺が部活から帰った後のことだった・・・」
大町はポツリポツリと語り始めた
大町の帰り道にて
「雨降ってるなぁ・・・はぁ・・・」
雨はずっと降りきしっていて、かさにけたたましく打ちつけていた
「・・・早く帰ろうと・・・ん?」
大町の家の前に、ある一人の人影がたたずんでいた
(誰だろう?・・・ま、いいや)
大町は家に入ろうとした・・・すると
『君、東高間中学校演劇部の、大町栄太君よね?』
(え・・・)
それは脳に直接届くような、鋭く、冷たい女性の声だった
「・・・な、なんですか?」
(何で俺の名前を知っているんだろう?)
女性は、雨にぬれている肩の少ししたまで下がった髪を揺らしながら微笑んでいった
『私のこと知らない?・・・残念だわ』
(こういう場合は警察か・・・)
大町は家の玄関のほうに回りながらいった
「俺・・・急いでるんで・・・では」
走り去ろうとしたすると
ガタ
「な・・・」
大町の前に黒いかさが落ちてきた
驚いて後ろを振り返ると
『逃げないでよ?ただ話を聞いてくれるだけでいいのよ』
笑っていった・・・その顔は
「赤・・・坂?」
赤坂そっくりだった
『よくわかったわね!嬉しいわ♪それじゃぁもう一つ』
女性は、信じられないほど早く、いや俺が遅いのかもしれないが、とにかく早く俺のそばに来て耳元でささやいた
『私は赤坂寿美代・・・で、・・・マフィアのボスなの。コレからよろしくね♪』
ところどころだが、雨の音で聞こえなかったが、重要な部分は聞き取れた
「なにいって・・・」
『大町君の部屋に砂時計置いといたから・・・友達にも会ってくるから、情報交換と架してみてね♪』
女性はそういうと、かさも刺さずに雨の中に消えていった・・・
今
(信じられない・・・何が起きているんだろう?)
するとマイマイが
「私達全員おんなじ様なことがあったの・・・わかるわよね?」
(だから、真実を話してってことか・・・いや、だから!知らないって!)
「どういうことか説明するよな?」
「いや、でも、本当に・・・」
「ここまで証拠がそろってるのに白を切るつもり~?サカスけじめつけないと!」
「いや、だから!」
「寿美代!」
思いっきり、の大声でいおうとした
「だから!・・・」
そのとき
ガラッ!!
準備室のドアが勢いよくあいて、そこから・・・菊間が現れた
「みんなぁー!もう発声始めるって部長がぁ・・・ん?」
みんなが空気を読めよ・・・ッ人言う顔で菊間を見つめていた
「・・・え、なんかごめんっ!お取り込み中でした?すいませんっ!」
菊間はすまないといって手を合わせて帰り際でいった
『・・・そういえば、赤坂って、マフィアに似てるよな!(笑)・・・なぁ?』
最後の一言は、みんなの心をつかんでしまったらしい
みんなは無言で準備室を出て行った
(私の人生は波乱しかないのかぁーーー!)
またもや、波乱が出てしまった・・・
部室が見える電信柱の近く
電信柱の近くにあの女性が立っていた
『あららら・・・ずいぶん攻められちゃったのねぇ・・・しょうがないわね、私がじきじきあってあげようかしら?』
クスリ・・・と女性は笑った。
なんだか、難しい感じになってしまいましたが、次回は寿美代と謎の女性との一騎打ちです♪お楽しみに・・・してくれたら嬉しいです。