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混乱・・・です・・・

なんとか2話目も書きました、また読んでくれたりしてくれると嬉しいです。では読みにくいでしょうがお願いします

 桜が風に吹かれて散っているころ、私の心の中でも何かが壊れていた・・・

 理由は明白にわかった、『自分の父親が自分が通っている学校にいる。しかも先生で』こんな常識はずれのことが自分におきるとは今朝、食パンを牛乳に浸して食べていたころの私は創造もつかなかったことだろう・・・つくわけもないが・・・そんなことを心の中で思っているともう、入学式は終わり、クラスのメンバー発表と担任の先生を発表することに移っていた

 軽く混乱して足元がおぼつかない中で私はまだこんな希望を持っていた・・・(父親が先生でも、待ったに会わないんじゃないか・・・それに、父親のそっくりさんということもあるし、まだ本人の口から『あなたのお父さんだよ』とはいっていないんだし・・・)

 そんなことを考えていたら人にぶつかってしまった

   「わ!」

   「ぎゃ!」

 相手のほうも気づいていなかったらしく、もろに正面衝突をしてしまった

   「すいません!」  

   (やっちゃったよ・・・考え事していてぶつかるって、べた過ぎるし・・・相手の人大丈夫かな、最悪な一日だ)

 ぶつかってからすぐにこんなことを考えて落ち込んでいる顔をしているにもかかわらず、ぶつかってしまった相手は

   「こっちも見てなかったんで・・・じゃぁ・・・」

 それだけいうとすぐ人ごみの中に消えていってしまった

   (やばい・・・怒ってしまったのかも・・・つくずくついてないなぁ・・・今日は)

 さっきよりいっそう落ち込んだ顔をしていると先生の声が聞こえてきた

   「はーい!クラス表は見たねー?そしたら担任の先生のところにってね集合写真撮るから」

   「集合写真?」

 そう思っていると、あることに気づいた

   (クラスの奴見てなかった!)

 あわてて人ごみを掻き分けてクラスのところを見て自分の名前を探した

   (赤坂・・・赤坂・・・赤!・・・間・・・じゃないよ)

 案外早くは見つかった、なぜなら赤坂だから1番になってしまうのである

   (3組ね・・・)

 組はわかったので担任の先生に目をやろうとするとすぐ別のいかにも熱血っぽいジャージを来た先生が来て 

   「みつかったかい!?早く並ばないと!どこなんだい?組は?先生は誰だい?連れて行ってあげよう!!」

 ものすごいほどの笑顔が私の顔をのぞいたので、一瞬と惑ってしまった

   「どうしたんだ?!わからないのかい??担任の先生は??」

   (それを今見ようと思ったんだよ?先生!)

 心の中で叫んでいたが、相手には伝わらないので、声にやっと出した

   「えっと・・・3組です・・・あ、赤坂です!」

 心臓の音が聞こえたほどバクバクしていた・・・するとものすごい笑顔が校庭のほうを向き、左のほうを指差した

   「なんだい?組みも担任の先生もわかってるじゃないか?あっちだよ!遅れてるからダッシュだぞ!!」

 わかりやすいようにか?耳が割れそうな声で教えてくれたが、心の中では余計混乱していた

   「あ、ありがとうございまし・・・た!」 

 なぜか た だけが大きな声になってしまったことが少し恥ずかしかったがひとまず3組の場所に行って考えることにした

   (・・・担任の先生わかってるじゃないか?・・・名前しかいってないんだけど・・・ま、まさか・・・)

 顔色が自分でもわかるくらい変わった・・・最悪なことが的中してしまった・・・そう、担任の先生があの父親?似の先生なのだ

   (きのせい・・・気のせい・・・気のせい・・・)

 暗示のように心の中で唱えていたらいつのまにか問題の先生の目の前に来ていたのであわてて人ごみの中に消えた

   「はーい!一列に並んでください!名前じゅんね!こっちが早いほうだよ!」

 問題の先生は必死に生徒に呼びかけていた

   「どうすれば・・・」

 ついつい声に出してしまうほど混乱していた・・・するとある一人の子が声をかけてきた

   「・・・ね、ねぇ・・・赤坂さんだよね?」

 混乱状態だったので、一瞬ボーとしてしまったがすぐに声がしたほうを見て、できる限り落ち着いた声で答えた

   「うん!・・・そ、そうだよ?どうしたの?」

 われながらおかしな声だったが、一応答えられた

   「赤坂さん?・・・1番だよね?」

   「え・・・あ!うん・・・」

   「並ばないと・・・」

   「あ!そっか!」

 父親?似の先生に混乱されていたのだが、今は入学式が終わってどきどきの新しいクラスメイトとの楽しいはずの集合写真なのだ

 急いで人ごみを掻き分けて1番のところについた、ふと気づくとさっき教えてくれた子が向こうに行ってしまうのであわてて人ごみに飲まれながら声を送った

   「・・・さ、さっきの子!・・・ありがとね!」

 さっきの子は声に気づいたらしく、こっちを見ると少し微笑んで向こうに行ってしまった

   (あの子は誰だったんだろう?名前見てなかったな・・・)

 考えてみると、父親?似の先生に振り回されていたが楽しい中学校発登校なのだ、今は父親?似の先生なんか忘れて楽しもう!

 そう決めて改めて周りを見渡してみると知らない顔だらけだった

   (・・・知らないな~・・・西高野小の人は・・・いるが友達とは言えない人ばかりだな・・・しゃべったことがない) 

 そう見渡していて、改めて不安になってきた・・・楽しみにしていたが、やはりいざ来てみると本当に友達ができるのか不安になってしまう

   (これは、先生なんかよりもっと大変そうだな)

 そんなことを考えると少し余裕が出てきた・・・顔も少し和らいで血の気も戻ってきた・・・そんなときに父親?似の先生が大きな声を張り上げていった

   「みなさん!記念すべき最初の中学生のメンバーです!しっかりと周りを見渡してみてください、知ってる顔もいるかもしれませんが半分以上が知らないはずです!!これからその人達とたくさんしゃべったりして、他人から友達にしていってください!!・・・では写真撮影します!」

 みんなが少しざわついているなかカメラマンらしき人がセットしてすぐこちらを向いて笑顔で言った

   「準備ができました!それじゃ、笑って!・・・いきますよ!・・・はい!」

   パチッ!

 一瞬静かになったのがまたすぐに騒ぎ出した

   (どういう顔していいのかわからない・・・笑顔ってどうやってするんだったっけ?)

 考えているとカメラマンさんが

   「はい!2枚目いきますよ!笑って!!・・・はい!」

   パチッ!

 2枚目が撮り終わった・・・それからまもなくしてフリータイムになった一人でいるところになんと

 父親?似の先生が私に話しかけてきた

    『ちょっといいかい?』

    「は、はい・・・」

 聞こえるくらい大きな音でつばを飲み込んでしまった・・・これで真実がわかると思うと、安心感もあったがそれより不安がこみ上げてきた・・・

 父親?似の先生が私を呼んだのは屋上だった・・・それにはきれいな雲と、風が吹いていた・・・

2作品目です!読みづらいとは思いますが温かい眼で読んでいただいて嬉しいです!!これからもどんどん書いていくのでよろしくお願いいたします!またお読みください!!!

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