嫌な日々
今回は暗い感じですが、読んでみてください。感想もお待ちしています♪改善点などだめだしでもOKです!
昨日みんなに疑われてしまったこと、それが原因なのかわからないけど、人がいるところにいづらくなってしまった。どこへいっても秘密が後を突いて回っている。どうやっても頭から離れない。
それに、部活はどちらかといえば、嫌い になってしまった
私が隠し事をしているのは明らかみたいで、みんなは私のことを信じてくれない、そして私を見る目がほかの人と明らかに違った。とてもいづらかった、空気が重苦しいというか、酸素が薄いところにいるみたいな・・・そんな嫌な感じだった
(・・・部活の人達、みんな信じてくれてないな・・・当然か、・・・そっか)
部活はいつもと変わりない、気の抜けた部活。・・・客観的にはそうだとおもう、でも私にとっては毎日が嫌な日々だった
秘密を話してしまえばいい、そしたら楽になれるといくら考えたことか、でもやっぱりできなかった
部活では目線が痛くて、いづらい
普通に授業をしていても、父親先生(赤坂先生)がいて笑顔でいる、いづらい
家でも、母親がいて隠し事をしている自分がいて、いづらい
どこにいてもいづらくなった。
苦しい気持ちのまま、しばらく時が過ぎていった
1ヶ月
入学当時より明らかに私は変わったようで、から変われることも話しかけられることも激変した
そんなある日の部活のこと
いつもどおり、大人しく、部活をすごしていった
部活も終わったころ
「きおつけー礼!」
「ありがとうございましたぁー」
みんな帰っていった、今は夏が近く最終下校が6時になっている。でもまだ夏真っ只中ではなく、5月の中間だった、だが、今日は大雨が降っていて外は暗かった
(帰ろうっと)
バックに手にかけて帰ろうとした瞬間だった
「寿美代」
父親先生だった
「・・・なんですか?」
明るい笑顔で声をかけてきた
「そのだな・・・話しが・・・」
「だめですよ、最終下校時間は守らないと」
そういって、帰ろうとしたときだった
「・・・寿美代」
「はい?」
少しいらつきながら、振り返ると、父親先生は真剣に私の目を見て
「話しがある」
そして、みんなを帰らせたあとに二人きりで残った
「家には連絡しといたから大丈夫だ・・・さてと」
私のほうにしっかりと向き直ってはっきりいった
「寿美代、お前楽しいか?」
「・・・え・・・あ、うん!もちろん!毎日楽しいよ!」
声が裏返ってしまった
「そうか・・・」
父親先生は窓の雨を見つめて静かに言った
「そうか、ならなぜ、お前の目はそんななんだ?」
「え・・・」
目の色なんて思っても見なかった
「・・・お前の目の色見てみなさい」
「・・・」
しばらく無言が続いた、雨の音が聞こえた
「・・・何色かわかるか?」
「・・・ァ、青?・・・なんて・・・はい。」
「・・・灰色だよ」
はっとした
「灰色・・・」
「お前の目から楽しさが消えていっているよ。暗いことしか見ないで」
うつむいた
「どうした?なにがあった?」
「なんでもないさ」
「そうか、じゃ、そのままでいいんだな」
「・・・」
「いってごらん」
「・・・秘密が、苦しくなってきたんだよ」
「秘密?」
「うん、みんなに隠し事してるのがなんだかきつくなってきてさ、ま、私がいけないんだけど」
「そうか、秘密って・・・えーと・・・」
「まさかとは思うけど忘れた?」
「・・・どれだったっけ?」
「・・・赤坂先生が私の父親だってこと!忘れたの?」
「ああぁ・・・そうだった・・・」
『えええええええええ!!!?』
部室のドアから数人の声が聞こえた
「だ、だれ?」
「誰だ!?」
ガタガタ、すごい音がして声が聞こえた
「なんで、声だしたんだよ!?」
「おめえだってだしたろ!」
「しずかに!」
「もう遅いって!あははは・・・」
よくみると、あの最初に疑った4人だった
「な、なんで?!」
「あははは・・・は・・・」
父親先生が近寄ってきて
「ちなみにいうと、この4人は、お前のことをずっと心配してたんだぞ?色々と調べまわって」
「ええ?!」
「だって、寿美代が元気なくなっちゃって」
「なんかなぁ、」
「うわ!ありがと!」
そんなことがあった、まぁそんなこんなで新しく仲間っていうのができた気がする
秘密はばれてしまったが
そして部活が楽しくなった
新たな影が忍び寄ってくることも知らずに
長くなったのですが、まぁ読んでいただけると、嬉しいです。これからもよろしくお願いします!