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赤い糸  作者: ゆうき
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1-4

























「あっははははは、!それでなに?逃げて帰ってきたわけ?」


「わーらーいーごーとーじゃーなーいーっ!」





昨日の事を話したら春香は大笑いした。


酷くない!?はつほっぺチューが奪われて悲しんでる親友に対して!

この仕打ちはひどいんじゃありません!?



「いーじゃん別に。その人美形だったんでしょ?儲けもんだと思っておけばさあ。」


「そんなふうに思えないよ、!始めては好きな人がいいと思ってたのに…!」




およよよ、と泣き真似をする。そんな私の頭を春香はべしっと叩く。

相変わらずの暴力女だ。こんなこと本人に言ったらふるぼっこ……、なんでこっち見て笑ってんの見透かされてそうで怖いんですけど!




「まあとりあえず、そんな不審者とはもう会う事は無いと思うから、安心なんだけどね?」


そう、もうあの河原への近付かないし。

あんな人と会うのはこれが最後だろう。



「どうかねぇ。人の縁って妙なところがあるからねぇ、どうなるかは誰にもわからないよ?」


「不吉なこと言わないでよ、!もうあったら次はぼこぼこにしてやるんだから…!」




全く、!あんな変態にはもう二度と会いたくない。


「はいはい。じゃあ私はホームルームさぼるから行くね。」


「あー、りょーかい。いってら。」



教室から出ていくその背をひらひらと手を振りながら見送った。







あー、今日の一時間目ってなんだっけ…。























そんな事を考えてきたらばーん!と扉が開かれた。

うおう!ビビった、あ…!なんだなんだ、…春香?



バタバタと駆け寄ってくる彼女の表情はなんていうかこう、ぽわーんとしていて、乙女っぽい、っていうの?




「ねえ聞いて聞いて!」


「な、なになになに、どうしたの、!?」




ずずいと近寄ってくる春香の勢いに押されつつそう言った。




「この前外国語の先生が来るって言ったでしょう?」


「え?ああ、そんな話したようなしてなかったような…。」



あんま覚えてないや。




「もう、ばかね!でね、さっき廊下で見かけたんだけど、すっごく格好良かったの!」








………ああ、春香、君、面食いだったな。








「それは良かったね、」


「金髪碧眼でさあ。あれは外国人だよきっと、!」




そりゃ外国語担当なら外国人だろうな。










「あ、ほら、来た!」































振り返った先には、昨日の彼。




























神様、私なんか悪いことしましたっけ?























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