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第五話:新たな仲間と時空操作の兆し

「転生したら時間を持て余せるようになった件」


第五話:新たな仲間と時空操作の兆し


ギルドの朝は、いつもにぎやかだった。

朝早くから酒を飲む冒険者がいたり、訓練場で剣を打ち合う音が響いたり――。


俺はギルドの片隅で木製の椅子に座り、ぼんやりと剣を見ていた。


「修也、そろそろ行くわよ。」


セレスティアが俺の隣に立ち、微笑む。

今日はレベルⅢダンジョンへの挑戦の日。

これをクリアできれば、俺たちのパーティーは「正式な中級パーティー」として認定されるらしい。


「……緊張してる?」


「まあな。」


「大丈夫よ。あなたならやれるわ。」


セレスティアが俺の肩を軽く叩く。

その時だった――


「すみません! ここって冒険者ギルドですよね?」


俺とセレスティアが振り向くと、

入り口にひとりの少女が立っていた。


金髪にエメラルドグリーンの瞳。

すらりとした体に、白と緑の軽装のローブを纏っている。


「えっと……初めまして! 私、フィオナ・リヴィエラです!」


「……誰?」


「新しく冒険者になりました! ここで登録したいんですけど……」


受付の女の子が慌てて駆け寄る。

「はい! こちらで登録できます!」


俺は彼女をじっと見つめる。

(明るい子だな……)


「すごく緊張してますけど、頑張ります!」


「頑張ります、って……そんなに軽く言えるものなのか?」


「だって、修也さんも初めての時はそんな感じだったんでしょ?」


「いや、俺は死にかけたけど。」


「ふふっ、そうなんだ♪」


セレスティアが「じーっ」とフィオナを見つめる。


「……何?」


「この子、修也に興味ありそうね。」


「えっ? そんなことないですよ!!」


「いや、めっちゃ分かりやすい。」


「そんなこと――」


「登録、完了しました!」


受付の女の子が声を上げた。

「これでフィオナさんも正式な冒険者です!」


「ありがとうございます!」


「で……お前、どうするんだ?」


「どうするって?」


「どのパーティーに入るんだ?」


「それなんですけど……」


フィオナが俺をじっと見つめる。


「修也さんのパーティーに入れてください!」


「……え?」


「理由は?」


「修也さんの"時空操作"がすごいって噂で聞いたんです!」


「そ、それだけ?」


「……それだけじゃないかも?」


フィオナが頬を赤く染める。


「まあ、戦力が増えるならいいんじゃない?」


レオンが腕を組んで言った。


「確かに、"風属性"の魔法使いがいると助かる。」


セレスティアは頬を膨らませた。


「……まあ、私は反対しないけど。」


(ちょっと不満そう……)


「よろしくお願いします!」


フィオナがにっこり笑った。


「……しょうがない。これからよろしくな。」


「はい!」


◆ ダンジョン突入

レベルⅢダンジョンの入り口は山岳地帯にあった。

湿った空気と魔素の密度の高さが肌を刺す。


「ここからが本番だ。」


レオンが前に立ち、剣を抜いた。


「フィオナ、行けるか?」


「もちろん!」


「それじゃ――行くぞ!!」


俺たちはダンジョンの奥へと足を踏み入れた。


◆ モンスター戦

「来た!!」


目の前に巨大な狼型モンスターが現れる。


「ウィンド・ブレード!!」


フィオナの魔法が風の刃となって狼に直撃。

だが――


「倒しきれていない!!」


「私が行く!!」


「修也、援護するわ!!」


「時空操作――発動!!」


俺の体が"加速"する。

剣を握り、狼に飛びかかる。


「ハァァァ!!」


剣が狼を切り裂き、倒れる。


「やった!!」


フィオナが俺に駆け寄る。


「すごい!! 修也さん!!」


「……まだだ。」

TEPEN作

引用は許可取らなくてもタイトルと著者名を出してくれたら大丈夫です。

オープンチャット「国なりきり及び雑談オープンチャット(国家運営)(雑談)」

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